テラーノベル
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葉っぱの擦れる音
鳥の囀り
閉じた瞼からでも分かる陽の光
俺はハッと目を覚ました
腕の中にロウが居ない
「ロウ‥‥ロウ?‥‥ロウっ!」
立ち上がり数歩駆け出す
するとすぐ目の前の川の中
パシャパシャと水が跳ねる音が聞こえた
木の間を抜け川に近づく
そこには水を浴び、髪の毛を掻き上げているロウが立っていた
ポタポタと全身から水滴を滴らせる
透けるような肌が眩しい
「‥‥‥‥ロウ」
「ん?‥‥リト」
「朝から‥‥水浴び?」
「少し汗かいたから」
「‥‥‥‥‥‥」
俺はロウの声を聞きながら服を脱いだ
そして川の中へ入って行く
「なんでリトまで来るんだよ。起きたばっかだろ?」
「だって‥‥お前が入ってるから」
「俺は向こうの村まで服を取りに行ってたから」
「向こうって‥‥着くまでに二刻半(5時間)はかかるけど‥‥寝ないで行ったのか?」
「俺狼だから1時間で戻って来たけど?」
「エェッ?そんなに早くはしれんの?ってか持久力凄ぇな」
「‥‥狼の時はな」
「ん?」
最後の言い方が気になって俺は聞き返した
「お前‥‥俺が狼で‥‥良いのか?」
「良いよ」
「そんなに簡単に返事すんなよ」
「そんなに難しく考えんなって」
「‥‥‥‥でも人間は自分と違うものは嫌うだろ」
「さぁ‥‥人によるんじゃない?俺は気にしないし、ロウがロウならそれで良いけど」
「‥‥‥‥知らないからな。お前が俺を選んだんだから‥‥一緒にいても良いんだろ?」
「それって‥‥誘ってる?」
「誘ってるって何が‥‥」
「俺もロウとずっと一緒にいたい」
濡れた体を引き寄せて唇にキスをする
「‥‥っ!お前、朝からなんて事‥‥」
「嫌だった?」
「嫌じゃないけど‥‥朝だし‥‥ここ‥‥外だし」
「誰も来ないよ」
「え?っ‥‥んんっ!」
バシャバシャと音を立ててロウが後ろへ下がると川の縁へとたどり着く
そのまま口が離れ、ロウは岸に上がろうと草に手をついた
そのロウの腰を掴み俺はロウの背中にのし掛かる
「リトっ!お前待てって‥‥こんな所で」
「誰も居ないって」
「だからって‥‥あっ!ちょっと本当にっ‥‥」
俺はロウのものに触れた
ビクッと体を震わせロウが顔だけ振り返る
「‥‥‥‥リト」
「しちゃ‥‥ダメ?」
「お前‥‥狡いぞ」
「‥‥‥‥ダメ?」
「っ!‥‥あ‥‥お前っ言ってる事とやってる事違うじゃないかっ!」
まだ冷たい川の水
そして熱い‥‥ロウの中
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コメント
3件
えぇ〜!!朝の川辺で水浴びするロウ…その透ける肌の描写にまずやられたんだけど😭💕 そしてリトが「しちゃダメ?」ってあの狡い顔、絶対反則でしょ!!二人の「狼でも一緒にいる」っていう会話が切なくて尊くて…もうこの空気感がエモすぎて叫びたいレベルですありがとうございます蒼月先生!!次が待ち遠しすぎるよ〜〜!!🌸
Kojigyu
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