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あいつがどれだけ僕のことが嫌いであろうとも、 もう二度と会うことが出来なくても、それでも構わない! 僕は、あいつに会いたいんだ!! そして僕は、遂に彼女を見つけ出すことに成功する。
彼女は既に息絶えていたが、その魂はまだ現世に残っていた。
しかし、このまま放置しておくといずれ悪霊になってしまう可能性があるらしい。
そうなればもう、彼女に会えなくなるかもしれない。
だから、僕は彼女を冥界へ連れていくことを決意した。
彼女と過ごした時間はとても楽しかった。
また一緒に遊びたいと何度も思った。
けれど……
僕には、彼女を連れて行く義務がある。
例え彼女が、嫌だと言って拒んでもだ。
これは、僕の最後の物語です。
僕は、僕が望まぬ限り、永遠に生きることになります。何故ならば……僕の中には、”彼女”がいるから。
“彼女”の存在を否定することは、僕が生きる意味を失うことに直結する。
彼女がいたからこそ、僕は今ここに存在している。
“彼女”がいなければ……今の自分は存在しないのだ。
つまり、彼女が死んだということは……僕の消滅を意味することになる。
それでも構わないと思っていた。
“彼女”さえいれば、それで良かったからだ。
だが、いつの間にか……それだけじゃ足りなくなっていた。
もっと欲しいと思うようになっていた。
いつしか、彼女を欲するようになった。