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マロン
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#渡辺翔太
クリオネ?
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今日も今日とて💚💙
第二十六話 エスカルゴは罪な味
この頭でっかち!
でんでん虫と言ったら、エスカルゴだろ。
パリのおしゃれな街並みに、気分が良くなってワインを嗜んで、その味は少しだけ背伸びしたような大人な味だった。
涼太はワイングラスをランプの灯りに透かしながら、〝やっぱパリで飲むワインは美味いね〟なんて言って、浮かれていた。
みんなで食事に行こうと言い出したのはラウールで、その時既に亮平はスタジオから居なくなっていて、みんなで食事をしてくるとだけメッセージを残すと、メンバー4人でワインの美味しいレストランへと向かった。
食事を終えた頃、スマホが震えた。
返ってきたのは、短い返事。
『了解。楽しんできてね』
……それだけだった。
今どこで何してるのかなんて、聞くのも野暮だろ?きっと撮影で疲れて先にホテルで寝てるんだろうなんて都合よく解釈した。
街灯に照らされた赤煉瓦の石畳の上を歩く。
長く伸びた影が四つ分。
ここに亮平の影がないなんて……。
ワインの余韻がまだ少し残っていて、みんな機嫌がいい。
そんな中。
少し前を歩く二人組が目に入った。
……あれ?
見覚えのある後ろ姿。
黒っぽい服に、見慣れた歩き方。
隣にいるのは――
俺は思わず足を緩めた。
前を歩く二人の距離が少し縮まる。
街灯の明かりに照らされた横顔が見えた。
……亮平。
そして。
その隣にいるのは、佐久間。
翔太💙「……え?」
思わず声が漏れた。
なんで?
さっきまでスタジオにいなかった亮平が、なんでこんなところを歩いてる?
しかも。
佐久間と二人で。
俺たちが声を掛けるより先に、前から二人の話し声が聞こえてきた。
大介🩷「いやぁ、エスカルゴ美味しかったね!」
翔太💙「…………」
足が止まりそうになった。
……エスカルゴ?
亮平💚「うん。思ってたより美味しかった」
大介🩷「ね!パリまで来たんだから、やっぱ食べといて正解だったわ!」
「…………」
俺は思わず隣を見る。
ラウールも、ふっかさんも、涼太も目の前の二人を見ている。
でも。
俺だけ。
胸の奥が、妙にざわついた。
……エスカルゴ。
そういえば。
今日、食べたいって言ってたっけ。
いや。
言ってない。
言ってないけど。
パリに来たんだから、みんなで食べに行くと思ってた。
なのに。
亮平は。
俺たちとは別に。
佐久間と二人で。
……エスカルゴ。
前を歩く二人は、まだ楽しそうに話している。
佐久間🩷「亮平、あれ気に入ったでしょ?」
亮平💚「うん。もう一回食べてもいいかも」
「…………」
なんだよ。
俺だって。
食べたかった。
エスカルゴ。
……じゃなくて。
俺は、ぎゅっと唇を結んだ。
なんで。
なんで佐久間と二人なんだよ。
別に。
二人で飯を食ったっていい。
そんなの分かってる。
亮平が誰と飯を食おうが、俺が口を出すことじゃない。
……なのに。
胸の奥が、もやもやする。
それを誤魔化すように、俺は少しだけ歩く速度を上げた。
前を歩く二人との距離が縮まる。
そして。
「……亮平」
呼びかけようとした、その瞬間。
前を歩く亮平が振り返った。
亮平💚「あれ?」
目が合う。
亮平💚「翔太?」
「…………」
……笑ってる。
いつもの顔。
何にも知らない顔。
俺はその顔を見た瞬間。
さっきまでの「なんで佐久間と?」というモヤモヤが、さらに大きくなった。
……もう。
知らない。
その夜。
ホテルに戻った俺は、部屋の隅で膝を抱えて。
亮平に気づいてもらうための、最大限のヒントを出すことになる。
翔太💙「でんでん 虫ムシ カタツムリ〜♪」
……これで分からなかったら。
もう本当に知らないんだから——。
翔太💙「つの出せ、やり出せ、目玉〜出せ〜⤵︎」
……。
翔太💙「……でんでん虫」
ちらり。
翔太💙「……カタツムリ」
ちらり。
……。
翔太💙「…………」
駄目だ。
全っ然、駄目だ。
隣では、参考書を片手にした亮平が、いつもと変わらない顔でページをめくっている。
……なんで?
ここまで言ってるんだけど。
俺、さっきからずっと歌ってるんだけど。
でんでん虫。
カタツムリ。
エスカルゴ。
……ここまで来たら、普通分かるだろ!
翔太💙「……もういい!」
思わず声が大きくなった。
亮平💚「えっ?」
きょとんとした顔。
……その顔、やめろ。
そんな顔されたら、俺が勝手に怒ってるみたいじゃん。
いや、怒ってるんだけど!
そうじゃなくて!
俺は勢いよく立ち上がった。
翔太💙「風呂!」
亮平💚「えっ、あ、うん。そうだね」
……そうだね、じゃねぇよ!
もう少し何かないのかよ。
「どうしたの?」とか。「何かあった?」とか。
……いや、さっき聞かれたけど。
それでも!
俺は亮平をじっと見た。
何か言ってくれないかと、ほんの少しだけ期待して。
けれど、亮平は首を傾げるばかり。
……駄目だ。
もう無理。
下唇をぎゅっと噛み、くるりと踵を返す。
パタパタパタッ――。
怒りの勢いそのままに、俺はバスルームへと小走りで向かった。
バタン!
……。
翔太💙「……ばか」
閉めたドアに額をこつんと預ける。
本当は、一緒に食べたかった。
エスカルゴじゃなくて……亮平と。
亮平と一緒ならなんだっていいのに。
……なんで、それくらい。
気づいてくれないんだよ。
もう本当に知らないんだから——
コン、コン、コン。
亮平💚「翔太、入るよ?」
翔太💙「翔太は居ません」
亮平💚「居るだろ」
翔太💙「居ません。今日から翔太くんはカタツムリになります」
亮平💚「……え?」
翔太💙「殻に引きこもるので、そっとしておいてください」
亮平💚「……カタツムリ?」
……そう。
カタツムリ。
嫌なことがあったら、殻に引っ込む。
誰にも顔を見せない。
誰とも話さない。
……亮平にも。
翔太💙「もう、出てきません」
亮平💚「……お風呂、のぼせるよ?」
……。
そうじゃねぇだろ!!
俺はドアに額を押しつけた。
どうして。
どうして、ここまでヒントを出してるのに分からないんだよ。
エスカルゴ。
でんでん虫。
カタツムリ。
そして、殻に引きこもる俺。
……完璧な伏線だろうが!
翔太💙「……ばか」
ドアの向こうから、亮平の声がした。
亮平💚「翔太、何かあった?」
……。
遅い。
気づくのが、遅すぎる。
翔太💙「……何にもありません」
亮平💚「そっか」
……そっか、じゃねぇよ!!
乱暴に服を脱ぎ捨てると、その場にしゃがみ込んだ。
殻に閉じこもって、もう出て行ってなんかやらないから——
〝キイッ〟
お風呂場の戸が開く音がして、頭を抱え込んでますます小さく蹲る。
亮平💚「本当にカタツムリになっちゃったの?」
翔太💙「入ってくるな」
亮平💚「あっ角が出た」
翔太💙「うるさい」
俺のことを揶揄うようにニコニコと楽しそうに笑った亮平に、腹が立って思わず立ち上がる。
亮平💚「まっ……足も手も出てる」
裸なの忘れてた……。
翔太💙「見ないで」
亮平💚「新種のカタツムリ発見」
するりと伸びてきた亮平の腕が俺の腰を掴んで密着すると、イヤラしく背中をツーッと撫でた。
翔太💙「……んっ……やだ触んないで」
抵抗も虚しく甘い声が思わず出て、慌てて口を塞いだ。〝あれ?期待してた?〟なんて言われて脇腹にパンチを見舞ってやった。亮平があまりにも痛そうにするもんだから、慌てて顔を覗き込むと鋭い視線に捕らわれた。
ヤバい……漢の顔してる。
亮平💚「……ねえ、翔太」
さっきまでの笑顔が、ふっと消えた。
亮平💚「カタツムリって、雌雄同体なんだよ」
翔太💙「へっ……へぇ……あっあの……自分で洗えます……んっ」
ソープをつけた亮平の大きな手がお腹を撫でた。ぬるぬると生暖かい手が這い半歩下がろうとすると強く腰を掴まれ戻される。まだ話は終わってないとかなんとか言って、怒ってるのはこっちなのに……。
亮平💚「だから、オスとメス両方の生殖器官を持ってるんだって……」
翔太💙「なっ……待って変なとこ触んないで」
パリに来てからというものMVの収録で忙しく、亮平に全く触れられていなかった。それに日本にいるときもお互い忙しく最近ご無沙汰だった。
腰を撫でる手は時折下半身を掠めるように通過すると、その度にビクビクと反応する俺を楽しむかのように亮平は耳元でクスクスっと笑った。それにまた擽ったく肩をすくめる俺を、亮平は少し怒ったように〝ちゃんと立って〟と言ってまたカタツムリについて語り出した。
亮平💚「ねぇ聞いてる?」
翔太💙「なんで今その話するの?」
亮平💚「え?翔太がカタツムリになったから?」
翔太💙「…………」
亮平💚「でも、雌雄同体でも、普通は相手と交尾しないと繁殖できないんだよ」
翔太💙「んっ分かったから……もう……はっ……やらぁもう触んないで」
後孔を指がわざとらしく通過する。
期待した体は、亮平の指を求めて腰が揺らめき、下半身が疼いた。
亮平💚「カタツムリの角って驚くと引っ込んじゃうじゃない?翔太のは違うね……なんだか大きくなってきた」
翔太💙「そこ……ンンンッ僕のおちんちん……あっ」
亮平💚「あらっそうなの?なんだかぬるぬるするし……本当にカタツムリみたい」
翔太💙「イジワルしないでよ」
尚も亮平はクスッと笑ったまま、今度は胸の突起を指の腹で優しく撫でた。思わず亮平の腕を掴むと、今度は腰を屈めて舌先で突起を転がすと足の力が抜けて下に沈み込む。
鋭い視線で俺を見下ろすと腕を取られて再び立ち上がらされた。
亮平💚「翔太こそ……言いたいことあるなら言いなよ」
何で俺が悪いみたいになるんだよ。
もう泣きたい。
ここで素直にならなきゃ……せっかく、パリで二人きりなのに。
グッと奥歯に力を入れて大きく息を吸った。
翔太💙「エスカルゴ!」
亮平は瞬きを数回繰り返すと〝おっおう……じゃあ明日食べに行く?〟なんて首を傾げた。
違うのに。そうじゃないのに。
素直に気持ちを言えない俺は——
翔太💙「翔太はとうとう貝になりました」
亮平💚「ん? えっと……エスカルゴは巻貝でして、翔太の言う貝は、おそらく二枚貝など海の貝類のことであって……」
翔太💙「うるさい!」
亮平💚「えっ?」
翔太💙「この頭でっかち! 浮気してんじゃねえよ!」
言った。
とうとう言ってしまった。
亮平は目を丸くして、俺を見つめている。
翔太💙「……二人きりで過ごしたかったのに」
最後だけ、声が小さくなった。
その言葉を聞いた瞬間、亮平の鋭い視線がふっと柔らかくなった。
いつもの優しい瞳。
けれど、安心したのも束の間。
次の瞬間には、獲物を捉えたような男らしい眼差しに変わり、勢いよく俺の腰を引き寄せた。
……あ。
俺、言わなきゃよかった。
亮平💚「よく言えました。今夜は朝まで離さないから♡」
翔太💙「ちょっと違うから……明日も朝早いから、ンンンンッやっ亮平……」
亮平💚「さっきの話覚えてる?」
翔太💙「へっ?」
亮平💚「雌雄同体♡子ども出来ちゃったりして……きゃっ」
翔太💙「バカなの?」
亮平💚「あ?なんか言った?」
勃ち上がりだしたモノの先端をツンツンと弾いた亮平は、先走りを掌で擦るように優しく撫でた。
立ってるのがやっとの俺は、亮平にしがみ付いた。優しく撫でていた亮平の手は、硬くなったモノを大きな手で覆うと上下に激しく扱いた。
翔太💙「ンンッ……イッちゃう……」
放った白濁を後孔に塗り込めば、隘路を拡げるように入ってきた亮平の指が出し入れされ、ガクガクと震える足は限界を迎えた。後ろから回された亮平の腕が俺の腰を支えた。首筋にキスが落とされ、熱く込み上げてくる快楽にただ身を委ねた。ゆっくりと侵入ってくる亮平の熱が中を満たしていく。はっきりとソレと分かる亮平の輪郭が、内壁を擦り上げて気持ちのいいところを何度も何度も擦られ絶頂に達する。
翔太💙「リョウヘイ……ンンンンッ気持ちぃ……いっぱいキスして」
亮平💚「不安にさせてごめんね。でも翔太が嫉妬だなんて……ちょっと嬉しい自分もいるんだ」
申し訳なさそうに、でも嬉しそうにはにかんだ亮平に、笑顔で応えた俺もまた、きっと亮平と同じ顔をしている。
ただ、
——調子乗らせた。
亮平💚「ツノ出せ ヤリ出せ 目玉出せ〜♪ふふっ翔太のツノ可愛い……槍でついちゃうぞ」
翔太💙「ンンンンッ……バカァ////」
亮平💚「明日は二人っきりでエスカルゴ食べに行こうね」
翔太💙「やだぁカタツムリなんて大嫌いだ」
亮平💚「出し尽くしてふにゃちんになるまで突いてあげる♡」
翔太💙「ヤダァ〜佐久間助けて〜」
亮平💚「あ?今なんて言った?」
互いに佐久間に嫉妬した夜、深く繋がった二人は、明け方まで愛し合いましたとさ♡
* * *
翌日。
パリの街角にあるレストランで、俺たちは念願のエスカルゴを食べていた。
亮平💚「どう? 美味しい?」
翔太💙「……ん」
亮平💚「あれ? 昨日はあんなに食べたがってたのに」
翔太💙「うるさい!」
昨夜のことが頭をよぎって、まともに顔も見られない。
……もう、二度とカタツムリなんか歌ってやるもんか。
パリのエスカルゴは、少しも味がしなかった。
コメント
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もっともっとえちえちが長くてえっちぃのでも良かったんですけど🤤✨✨ こういう短編大歓迎✨✨大好き🙆♀️ デンデンムシ歌い続ける💙可愛すぎだろ。一枚も二枚も上手の💚ちゃんどす黒くて最高すぎる。愛する人に嫉妬されるの嬉しいよね☺️
💙可愛いヤキモチ(*´艸`*) 🩷に大好きな旦那様を取られて素直に文句も言えないからカタツムリの歌って(*´艸`*) でも可愛い💕
めちゃくちゃ久しぶりのセンシティブすぎて、ホントごめんなさい💦 下手くそですが……やっと描き終えました🐌 親愛なる友人様💚💙 お誕生日おめでとう🎂 素敵な一年を、不毛なセンシティブで幕開けです🤣