【設定】
しろせんせー×まちこりーた
※リクエスト作品
ありがとうございます!!
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《どうして、気づいてくれないのかな》
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しろせんせーside__
いつも通り女研で遊んでいる最中。
いつも通り俺は彼女の元へ行く。
💙「まーちこ♡」
💚「……なに、せんせー」
彼女がこんな態度を取るのも日常で
💙「冷たいなあ、照れてるん?w」
それが可愛くてついからかってみたりするのも日常で
💚「どこをどう見てそう思ったの」
💚「………………………………」
💙「まちこさぁ〜ん?黙っちゃってどうしたんですかぁ?」
ちょっと煽ってみたりして彼女の反応を見るのも日常で
💚「……てか距離近いんですけど」
💙「いつもこんなんやろ」
そう、いつも。
いつものように、俺は彼女の至近距離にいる。
少し近づけば、触れるくらいの距離に。
いわゆる、バックハグ状態。
こんなんでドキドキしながらもいつも続けてしまうのはきっと
💙(いい加減……気づいてくれんかな……)
💖「僕の家でいちゃいちゃしないでもらっていいですか?」
💚「してねーわ!」
💛「いやそれはしてるでしょ」
❤️「それは無理があるよまちこさん」
💚「るっせぇ!してねぇったらしてねぇっつーの!!死ね死ね!!」
余りにも強く否定した彼女の発言に少し心が痛む。
でもそれを表に出すのは億劫で
💙「そんな言わんくてもえぇやろ、いつもこんなんやし」
💚「そのいつもが変なんだって!!」
💚「お願い!!離れて?!!」
余りに長くこの体制だったからか離れることを要求されてしまう。
💜「そうそう、私のまちこなんだから離れて?」
すると、何故か無関係の18号が話に入ってきた。
これも、日常。
💙「別に18号のやないやろ」
💜「だからと言ってせんせーのでもないでしょ」
💙「俺が先にいたし」
💜「先とか関係ないし、なによりまちこがお願いしてんの」
18号との会話がヒートアップする。
その時、タイミングよくまちこが声を上げた。
💚「てかそろそろ離れて?!」
💙「いや無理」
💚「他の女の子とでも遊んどけ!!」
💙(“他の女の子”なんていないんやけどなぁ…)
ずっとまちこには勘違いされている。
普段の発言のせいだろう。
“あの女を抱いた”だの嘘を言っている日常を後悔する。
💙「いや俺にはまちこしかいないし」
💚「……つに……でしょ」
💙「ん?」
そこで、まちこが小さく言葉を発した。
聞き取れなくてつい聞き返す。
💚「別にいるでしょ?!?!」
__いるわけがない
💚「何?いっつも思わせぶりな態度取ってさ」
__思わせぶりなんかじゃない
💚「私の気持ちとか知らない癖にさ!!」
__俺だって、君の気持ちが知りたかった
💙「まち、こ…………?」
💚「せんせーなんて…」
その続きの言葉。
💚「せんせーなんて……!」
頭に浮かんだ言葉。
__まちこから、聞きたくない言葉
💚「だいっっっきらい!!!」
すぅ、と背中が凍った感覚がした。
💚「っ!ぁ………………」
💚「……ごめん、帰る」
呼び止める暇もなく、彼女は出ていってしまった。
ただ俺は、今までの自分の行いを悔いるだけだった。
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ニキside__
💜「酷い言い方になるかもだけど…」
💜「流石にあれはないよせんせー」
じゅうはちがボビーに言葉をかける。
俺だってわかってる。
ボビーは少しやりすぎだったのかもしれない。
………でも
💜「……あんなの、誰だって勘違いするよ」
……………でも違うんだ
💙「………………………………」
ボビーが黙りこくる。
じゅうはちとは対照的にボビーの真正面にいた俺はボビーの顔が見えた。
💜「……何か喋らなきゃ分からないよ」
💙「……………………っ…」
💜「……………………へ、せん、せ?」
💙「……っ…………………ぅ、……」
ボビーが、涙を流していた。
💖「…………違うんだよ、じゅうはち」
動揺して声が出ないじゅうはちにりぃちょが声をかける。
💜「違うって…………どういうこと?」
❤️「せんせーの今までの発言……冗談、じゃなくてさ」
__ボビーはずっと
💛「ボビー、ほんとにまちこりのこと好きなんだよ」
💜「……っえ…………………………?」
💜「…い、や…みんな知ってたの……?いつから……?なん、で黙って……」
__これ以上は本人にキツイだろう
そう思って俺はボビーに声をかける。
💛「……ボビー1回別の部屋行っときな」
💖「あ、あっちにゲーム部屋あるから」
その言葉にボビーは小さく頷いて部屋を出ていった。
少したってまたりぃちょが声を出した。
💖「……僕たち男子組は知ってた。」
❤️「女研結成してすぐ……じゃないかな」
❤️「せんせーがまちこさんのこと好きになったの」
💛「…ボビーこう見えても初心だからさ、」
💛「恥ずかしかったんだと思うよ」
💜「……そう、だったんだ」
💛「ボビーは知らないと思うけど」
💛「好きでしょ?まちこりだってボビーのこと」
💜「うん………………」
💖「僕らがどうこう言える問題じゃないからさ」
💖「あとはあの2人次第だけど」
💜「……私は、あの2人にくっついてほしい」
❤️「皆同じ気持ちだよ」
❤️「……まぁ、助け舟くらいは出してもいいんじゃないかな」
そう言いながら、キャメさんが電話をするジェスチャーをする。
💜「ちょっと、外出てくる!!」
そう言いながらじゅうはちがりいちょの家を飛び出した。
❤️「これで…良いのかな」
💖「大丈夫でしょ、じゅうはちだもん」
大丈夫。じゅうはちだから
誰よりもまちこりのことを分かっているのは他でもないじゅうはちだから
__まちこりのことは任せたよ
💛「……じゃあ、俺らはボビーのとこいきますか」
❤️「……そうだね、」
ガチャ、とりぃちょがドアを開ける。
そこにはベッドに座って顔を伏せているボビーがいた。
💛「………ボビー?」
💙「…………………………」
黙ったままボビーは少しだけ顔を上げた。
もう、涙は流れていなかった。
💙「……決めたんよ」
❤️「………………………………」
💙「ちゃんと、話さないとわからないから」
💖「…………………………うん」
💙「まちこに、告白しようかなって」
💛「……それが、ボビーの決めたこと?」
💙「……おう」
❤️「せんせーが自分で決めたなら、俺達は何も言わないよ」
💖「……じゃあ、戻ろっか」
その言葉に、ボビーは立ち上がった。
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部屋、そして家を出ると、家の前にスマホを手に持ったじゅうはちがいた。
💛「…………どう?」
💜「…いたんだ」
❤️「さっきまでせんせーのとこいたけどね」
❤️「ね?せんせー」
💙「…………おぅ」
そうボビーが言うと同時に、家の中からインターホンがなった。
💖「鍵…空いてるよ」
そう、りぃちょがインターホン越しに、ロビーにいるまちこりへ返事をした。
ガチャ、とドアが開く音がした。
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しろせんせーside_
ガチャ、とドアが開いた。
目の前には、涙のあとがあるまちこの姿があった。
💚「せん、せ………………」
💙「っ…まちこ……ごめん…」
💚「私こそ…ごめん……」
そう、まちこが謝る。
まちこは何も悪くないのに
💚「せんせーが私の事好きじゃないのわかってるんだよ…」
__違う
💚「分かってるんだk」
__違うんだよ
💙「違う、まちこ」
💚「………………え?」
💙「違うの、まちこ、聞いて」
今、この瞬間。
すぅ、と息を吸って言葉を述べる。
💙「好き……………………なんだよ」
💚「あ、え?な、に…が………………」
💙「好きです。まちこのことが」
💚「え?いや、だって、ずっと…うそ……」
💙「嘘じゃない。」
💙「いっつもせんせーって話しかけてくれるとこも俺がちょっかいかけると怒りながらも笑って許してくれるところも」
__俺の言葉に必ず反応してくれるところだって
💙「周りの大切な人のことを第1に考えてるところも全部好き」
__全てが愛おしくて、愛らしくて
💚「…………………………ぇ…」
💙「こんな俺でも良かったら…付き合ってください」
💚「ほん、と……?嘘じゃない?」
💙「ほんと、ほんとに好き。嘘じゃない」
💚「っ…………私もっ、好きっ……!!」
その言葉で、全てが楽になった気がした。
つい目の前の彼女を抱きしめる。
💚「ぁ、ぇ………………」
💙「ヤバい…ほんとに、嬉し……」
ずっと、好きだった人と結ばれた。
その事実に現実味がなくて、だけども現実で
ただ、ただ彼女を抱きしめる。
💛「……おめでと」
💚「っあ、ニキニキ……」
💙「あ、そうやった……」
まちこのことで頭がいっぱいですっかり忘れていた。
周りにはメンバー全員いる。
まちこがぱっと俺から離れたのを少し惜しく感じる。
💛「え何?気づいてなかったの?w」
💖「まぁそれだけお熱いってことで、w」
❤️「ひゅーひゅー!w」
いつものようにからかってくるアイツら。
だけども今日はそれすら嬉しく感じて
💚「みんな……マジでありがと…………ほんとにごめん…」
💜「まちこ達が幸せならいーの!」
💛「そうそう、お前らが付き合えたんだからなんでもいいってことよ」
気分が上がっていた俺は、つい彼女に伝えたくなった。
💙「……………………ねぇ、まちこ?」
💚「なに?」
💙「大好き」
💚「……私も!!」
__一生かけて愛すからな
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18号さん視点の「ドアが開いた」ニキくんの「ドアが開く音がした」はインターホン越しにロビーのドアが空いたという意味、しろまち視点の「ドアをあける」「ドアが開いた」はりいちょくんの家のドアのことです!
改めてリクエストありがとうございます!!
ご希望に添えなかったら申し訳ございません💦
※TERRORNovellとプリ小説両方で投稿しているのでどちらからのリクもリクエスト作品と掲載しています
𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.