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お豆
1,013
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オーケストラフル×アーティストリー
オーケストラフル「」
アーティストリー『』
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私が帰ってきてドタバタしながら彼が迎えてくれた
『ただいま』
そのまま私にハグをしてきた
「えへへ、おかえりなさい」
いつもどおりの光景で可愛い愛人がいる
『今日はいつもより強く抱き締めてくるね』
「だって今日はお仕事じゃないですし暇だったので」
『やっぱりそうですよね〜!いつもは一緒にいるのに今日は長くあなたの顔が見られなくて、寂しかったよ』
「えへ…私も…」
『ふふ、今日ヤりませんか?』
「へあ、えへ…やった〜…」
『嬉しそうじゃないね』
「今日は頑張ってご飯作ったので食べてほしくて」
『ん〜じゃあ今日はお預けですかね』
「はい、わかりました」
彼は静かに微笑んでリビングに向かった
それに私はついて行き楽しみに待っていた
『…キッチン爆破させてませんよね』
「流石にしてませんよ〜」
食卓には本当に作ったのかと疑うほど綺麗な料理が並んでいた
昔キッチンを爆破させた人とは思えないほど
『わぁ!私が好きなものばっかり、嬉しいな〜』
「えへへ、あなたのために頑張りました」
『んふふ、そう言われると照れちゃいます』
私の顔が少し赤くなったのか彼は少し嬉しそうにしてキスをしてきた
『ふふ、キスはサービスですか?』
「もちろんですよ、お仕事頑張りましたね、の証です」
『ふふ、あなたにやられると子ども扱いされてるような気分です』
「そうですか?まあ、あなたのことを子どものように扱っているのは事実ですけどね」
「さあ座って、食べましょう」
私たちはイスに腰をかけて食事を始めた
『ふふ、そうですね食べましょう、子ども…ですか…?でも実年齢は三十路のおじさんですからね』
「いえいえ、全然若く見えますよ、まだ27歳のままかのようです」
『えへへ、そう言われるとまた照れちゃうな』
「ふふ、思う存分に照れてください」
『わかった、じゃあ今日は些細なことでも照れますね』
「わぁ、それはそれは嬉しいですね、あなたの照れ顔が長時間見れるんですもの」
『そんなに嬉しいんですか?冗談もほどほどにしないとダメですよ』
「冗談なんかじゃないですよ、本気で思ってます、だって今日はほとんどの時間あなたの顔が見れなかったんですもん」
私はびっくりしたのかお茶を急いで飲んだ
『ん…そんなこと言われたら照れちゃうじゃないですか…』
「ふふ、可愛いですね〜ずっとこのままからかい続けてもいいんですよ」
『なっ…流石にダメですよ、どんどん私が追い詰められるじゃないですか』
「ずっと追い詰めたままにしてもいいんですよ?」
『だーめ、ときには私にも追い詰めさせてください』
「そうですか…じゃあ今だけで、いいでしょうか?」
『それは別にいいけど…明日は追い詰めさせてくださいよね』
「ふふ、いいですよ、追い詰められるなら追い詰めてみてくださいよ」
『えへへ、覚悟しといてよね』
「もちろん、重々覚悟の上承知していますよ」
なにかがおかしいなんだか異常に暑く、心臓の音がうるさくなっていっている
『あ、あの、すみません、冷房の温度低くしてもらってもいいでしょうか』
「ふふ、わかりました、下げておきますね」
エアコンの音声読み上げが聞こえたとき自分の体感温度がおかしいと悟った
エアコンの温度は24度意外に低い
『寒かったら全然上げてもらっても大丈夫ですからね』
「わかってますよ、寒かったら容赦なく上げますので」
その後私たちは食事を済ませ各自のすることをすませていた
そして私はお風呂に入ることになりまたもや異常を実感した
湯船に浸かると引きずり込まれるような感覚に見舞われだるさを感じた
『はぁ…なんだかすごくやな感じ…』
お風呂から上がり
頭がズキズキしてきたところで彼から心配の声がかかる
「あの、大丈夫ですか…?」
『だ、大丈夫ですよ、なんともありません』
彼は心配そうな顔で体温計を持ってきた
「様子がおかしいのでやっぱり体温計測はしたほうがいいんじゃないかと…」
『心配してくれてるんですか?ふふ、ありがたいです、大丈夫だといいんですが…』
安全だと願いながら体温計を見ると…
『37.9…』
「大変ですね、熱が出ちゃってます、明日は何としてでも休みをもらいましょう、私も休むので」
『うん、わかった』
「じゃあ寝室に行きましょうか」
『わかった』
くらくらしながら寝室に向かい寝転がった
「…添い寝でもしましょうか」
『だめ…移っちゃう』
「移ってもいいんです、あなたが安心して寝られるなら」
『じゃあ、ちょっと甘えようかな…』
彼はベットに入り優しく抱きしめてくれた
『えへへ、安心して寝れちゃうな〜…』
唐突な眠気がやってきて私はストンと眠りについてしまった
次の日
朝起きるとまだ彼が寄り添ってくれていた
「んぅ…おはようございます…よく寝れましたか?」
『えへへ、おはようございます…よく寝れましたし風邪もどっかに行っちゃいました』
私がそう言い終えると彼が額に手を当ててきた
「だめです、まだ熱がありますね、油断して勤務先に行っていたらきっと倒れてましたよ」
『ん…そうかな…』
いきなりそんなことをされるからさらに体温が上がった気がする
「小粥作るので安静にしててくださいよね」
『わかった…』
ガチャリと寝室のドアが閉まり一人だけになってしまった
『…………………………』
『いや、人妻すぎでしょあの子…風邪なんて引いてなかったら即襲ってたのに…』
『むっ』
私は布団に包まり寝れないけど寝ようとした
数分後
ようやく寝室のドアが開いて愛しい愛人の顔が見えた
『…寂しかった』
「あらあら、正直になっちゃってどうしたんですか?ふふ、早炊きにしたので少し硬い部分があるかもしれませんがいりますか?」
ほかほかした湯気が立ち上り梅干しの匂いもしてきた
『…食べる、梅干しも一緒に』
「ふふ、わかってますよ、起き上がれますか?」
『うん、大丈夫』
「一人で食べられますか?それとも食べさせましょうか?」
『……………………………………食べさせて』
長い沈黙が続いた末にこのような答えが出てきた
「はい、わかりました、じゃあ、お口開いて」
私は口を開けて彼の手料理を食べた
『美味しい…』
「全部食べれそうですか?」
『うん、全部私が食べる』
そのまま彼に小粥を食べさせてもらい少し元気が出たところで立ち上がろうとした
「ダメですよ立っちゃしっかり休んでください」
『む…わかった…』
「買ってきてほしいものは?」
『ぜりー』
「わかりました、じゃあ買ってくるので安静にして寝ててくださいよね」
『わかってるし…』
ガチャリとまた寝室のドアが閉まり一人の空間がまた出来上がった
↷
おしまい!!
やっぱり看病ネタは誰だってやりますよね爆汗
コメント
1件
わあ、看病回、いいですね…!✨ 「寂しかった」って正直に言えちゃう関係性とか、小粥を食べさせてもらうシーンの甘やかされっぷりに胸がきゅんとしました。熱が下がらないのは、看病されて照れてるからじゃないですかね…(笑) お互いを思いやる空気感が丁寧で、ほっこり温かい気持ちになりました。素敵なエピソードをありがとうございます🌷