1月19日AM1時 市民が眠りについて静かになった住宅街とは裏腹に未だ賑わう
京都歓楽街、四条河原町。
世界の人々は突如として現れた、もう一つの地球に釘付けになっていた
司会者「新たな惑星の襲来から1時間が経過しました、いまだ政府から詳しい情報は公開されておりません。包見さん、どう思われますか?」
包見コメンテーター「これじゃあ、もう一個の地球は回ってきた月にぶつかっちゃうよねぇ」
塩松コメンテーター「月の周回の時間から計算してもあと6時間のリミットですね」
内閣府
大臣「総理、集まった情報開示の為会見の決断を」
小林総理「わかった、じゃあそろそろ始めようか」
ガチャリ、と官邸のドアを開けた、その瞬間
メント?「初めまして、総理」
出待ちしていたメントが居た
小林総理「ぎゃあああああでたあああああエルフだぁあああああ!!!」
噂のエルフを間近で目撃してあからさまに驚く総理
警備員「動くな!!!」
警備は銃を構え、メントに向ける
メント?「悪いけど、結界魔法を体に張ってる、銃なんて意味ないよ」
小林総理「け、けっかい???」
メント?「総理、あなたのこと何も知らないし、どうでもいいんだが、悪いけど死んでもらう」
小林総理「へ?」
メント?「爆発魔法」
メントは爆発魔法で官邸を更地に変えた
メント?「ヴェンデッタに各県知事の排除に行ってもらってる、これであと数時間はこの国は機能しない、エスケープ」
メントは京都の生放送中の情報番組スタジオに転移した
包見コメンテーター「うわあ!!びっくりした!」
司会者「エ、エルフです!信じられません!エルフが転移してきました!」
メント?「すまないね、この番組を少し借りる」
メントはカメラの前で語り始めた
メント?「初めまして、人間の皆さん。私の名はメント。魔国ジーンの国王だ。諸君らには申し訳ないが、月の周回軌道であと6時間後には二つの地球は自動的に破壊される」
メント?「そこでだ、私は君たちにチャンスをやる。人類で100000名、エルフで100000名ずつ、私の創り上げる惑星に部下として住ませてやる、人類で殺し合いでも話し合いでもして、私の創り上げる王国にふさわしい人間を決めるのだ」
メント?「惑星を作るためには膨大な魔力と大量の酸素が必要だ、この京都で必要な魔力と酸素をエルフや人間の生気として奪うことにする」
魔法で惑星を作ることは、事実上可能である。
岩石魔法で大きな球体を作り、草木を生やし、建物を建設させるための大量な木を生成、水魔法で海や川を作り、魔獣や人間を飼育して養殖
人間の生気を魔力や酸素に変換することで、惑星作りは完遂する
メント?「決まったら京都に集まれ、歓迎する」
メント?「じゃあ、そろそろ始めようか、魔力溜めを」
メントは歩いてスタジオの外に出て、通路を歩きビルの外へ出た
警察官「動くな!貴様は包囲されてる!」
京都府警の警察隊がテレビ局の入り口を完全包囲していた
メント?「見ればわかる、どけよ警官共が」
ズドドドド!!
警察隊はメントに向かい一斉射撃を開始した
メント?「だから結界張ってるから意味ないって言ってるだろ」
多量の銃弾はメントのかすり傷にもならなかった
メント?「氷結魔法、ロック」
警察「ん?やけに寒い」
警察が足元を見るとみるみるうちに体が凍り始めている
叫ぶ間もなく、警察隊は氷漬けになってしまった
ヴェンデッタ「全国の都知事を殺してきたわ、もういいかしら?」
メント?「ああ、始めよう」
ヴェンデッタ「死体操術」
ヴェンデッタはこれまで死んでいった10000名の海賊や兵士たちの白骨遺体を操り、召喚させた
骸骨たちは次々に市民に襲い掛かる
市民「きゃああああああ!!!」
と赤い悲鳴が真夜中の京都に響いた
その時
クライス「追いついたぞ、クソ野郎め」
クライスやデジャヴのメンバーが飛来し、メントと正真正銘の最終決戦が始まった
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