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いつものクラスに、いつもの会話。いつもの授業に、いつもの先生。
何も変わらない。ただ、一つ疑問がある。
(なんで、俺が主人公席に座ってんの!?)
主人公席とは。
よくある、窓際の端っこに1番後ろという、よくあるテンプレートな席なのだ!
なんで!
今世では、恋愛見守り隊なのに〜!
今日は転校生が来るらしい。よくある漫画の序盤だ。
(どんな子と結ばれるんだろ〜、あの、黒田さんとか可愛いからもしかしたら!?…いや、それとも清楚の岩田さんとかも…?)
「はーい、静かに、静かに!…転校生を紹介する。その後、体育だからそこで仲良くなれよ〜」
ガラガラと開く少し寂れた白いドア。
そこから入ってきたのは、茶髪で瞳が快晴みたいな青だった。
(綺麗だな〜)
そこで初めて、胸が飛び出しそうだった。
「じゃ、自己紹介どうぞ〜」
「…えっと、名前は神主愛楽です。…よろしくお願いします。」
「よし!…じゃあ、1番後ろの窓側の方座って。」
(は…!?…という事は…!間近で恋愛みれんじゃーん☆ )
「座ったな。…次は体育だからもう着替えていいぞ。」