テラーノベル
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夏休み初日のからぴちハウスは、午前中のボードゲーム大会で盛り上がり、お昼は流しそうめんで涼を取っていました。さて、この午後の時間をどう過ごすか。
「ねぇ、せっかくだし、今日は少し外に出てみない?」
るなちゃんが、思い切ったように提案しました。みんなの視線が、じゃぱぱ、どぬく、ヒロの三人へと集まります。
「外、かぁ…」
どぬくが、少し躊躇します。まだ完全に女性の体に慣れているわけではないし、人目も気になります。
「でも、いつかは慣れないといけないことだし、少しずつでも外に出る練習をしないとね」
えとさんも、るなちゃんの意見に賛同します。
「じゃあ、遠出はせずに、ハウスの近所で軽く散歩とか、コンビニに行ってみるとかどうかな?」
なおきりが、無理のない範囲での外出を提案しました。これなら、何かあってもすぐにハウスに戻れます。
じゃぱぱは、前日に女子の制服で登校した経験もあり、少しだけ前向きな様子です。
「それなら…行ってみようかな」
ヒロも、顔色はまだ完璧ではないものの、「少しなら…」と同意しました。
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