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僕は彼女を失った。そして今日彼女はいない日々に嫌気がさし、自殺をする。『これで歌音と同じところに行けるのかな』と言い屋上から身を投げ出す。歌音というのは彼女の名前だ。そして僕は死んだ。次に目が覚めた時それは前日の朝だった。『なぜ?なぜ僕は死ねないの』そう思った。そしてまたその日僕は屋上から身を投げ出す。そしたらまた前日になっていた。『はは、僕は死ねないのか。なんか僕そんな酷いことしたかな。』歌音を失い、死のうとしても死ねない。そんな時一つのことに気がついた。死ぬごとに1日前にタイムリープしている?このことに気づいてしまった。このことに気づかなければどれだけ良かったことか。そこから僕は考えた。歌音が死んだ半年前つまり約183日死に続ければ僕は歌音に会えるかもしれない。そう思いながら僕は死に続ける。そして、183回死んだ時ようやく歌音に会えた。ただひたすらに嬉しかった。ここまで死んだ甲斐があったと思った。そして歌音が死んだあの交通事故から歌音を救えるかもしれない。そう思った。そして救ってみせた。良かったと思った。これで僕たちは幸せになれるんだと思った。そう思った次の瞬間、僕は車に轢かれて死んだ。その時死んでもタイムリープすることはなかった、、、そして僕が死んでから半年が経った。
歌音視点
私は半年前彼氏を失った。かけがえのない大切な存在だった。私を事故から救った後に事故にあってしまった。私は日々に嫌気がさし、自殺をする。そして屋上から飛び降りた。そして起きたら前日の朝だった。死なせてくれないのか。そう思いながらまた自殺をした。そしたらまたその前日に戻った。そして私は気づいた。死んだら1日タイムリープするということに。そっからは簡単だった。彼氏を救うために、半年前に戻るために183回死んだ。そして彼氏を救った。そしたら私は事故にあった。
自分視点
僕は救われた。救った先に救われたのだ。そこで僕は理解をする。この世界は人を死から救うためには犠牲を払わなければいけない。それは自分の死ということだ。そして僕は感じた。僕らどちらかしか生き残れない。そして歌音をもし救ったところであいつは僕を助けようとする。つまり僕はこの世界に生きることしかできない。死ぬことも許されないということだ。もし、死んでも前日に戻されるだけ。こんな生き地獄僕はさっさと離れたかった。でも死ぬことも救うことも許されない。この世界はそういう世界だ。ハッピーエンドなんて僕たちには来ないんだ。そう思いながら今日も生き続ける。死ぬその日まで。