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夢を見た。
るいくんと…してる夢。
でも、その中の俺は何故か気持ち良さそうにしていて…。
K「っ!…/// 」
視線を下にやると、いつもより元気なそこが目に入ってくる。
ぼーっとした頭で扱く。
K「ハァッ…ッ…あッ…ハァッ…」
もう少しでイきそうと感じていると、あの時るいくんに舐められた感触が蘇ってくる。
るいくんの熱い舌がヌルヌルと動くあの感触。
K「ッあ…ッッ…んんッ…んッ!!!」
最悪だ…あれを思い出してイクなんて。
処理をして再びベッドへ潜り込む。
気持ち良くなんてなかった、なのに。
ふとスマホを見る。
うわ…。
こんな時にるいくんから連絡が来ている。
送信時間が4:00。
乱れた生活リズムに飽きれてしまう。
ー勉強教えて。家に10:00
絶対勉強じゃない。また押し倒されるだけだ。
『俺用のエッチな身体に…』るいくんに言われた言葉を思い出してしまう。
K「っ…」
今日はどこまでされるんだろう。少し考えただけで心臓の音がうるさくなる。
二軒先のるいくんちに向う。近すぎて心の準備もできない。
インターホンを恐る恐る押す。
しばらく間があって、眠そうなるいくんが顔を出す。
R「入って」
K「…」
小さい頃毎日のように来ていた家なのに、今は踏み込んではいけない場所に来たような感覚になる。それでも懐かしい匂いがして混乱してしまう。
K「…おばちゃんは?」
R「いねぇよ、仕事」
るいくんのブレーキになるようなものが何もない。途端に孤独を感じる。
階段を上がるとるいくんの部屋だ。
明るくて色んなおもちゃでいっぱいだった部屋が今は黒っぽい閉塞感のある雰囲気になっている。
でも、意外と綺麗…。おずおずと入室する。
バサッ…!
るいくんがテーブルを叩くように教科書を置く。
R「これ、ここ分かんない」
K「え?」
勉強は口実にすぎないと決め込んでいたから、 拍子抜けしてしまった。
また襲われると決め込んでいた自分が恥ずかしい。
数学……俺も苦手だけど、テストのために頑張った所だから少しは説明できそうだ。
本当に教えるだけでいいの…?半信半疑で解説していく。
R「ふーん」
るいくんはというと、頬杖をついて、質問するわけでもなくただ耳を傾けている。リアクションが薄いから理解してるのよく分からない。
R「あ、だめだ…やばい」
なに?
身構える。
るいくんの方に視線を向けると、目を瞑って眉間に皺を寄せている。具合でも悪いのだろうか。
R「寝る」
K「っえ?」
突然のことに驚いて変な声が出てしまった。
R「かのんも」
手を引かれ、ベッドに連れて行かれる。
K「俺は大丈夫…っ」
R「拒否する権限ないよね」
でも逃げないように、と言ってベッドの下に手を入れ、ゴソゴソと何かを探している。
R「じゃーん」
嬉しそうな顔をしながら見せられたのは手錠。しかも、フワフワの黒いファーがついた可愛いやつ。絶対彼女と使ったやつじゃん…。変な想像をしてしまって、慌てて頭を振る。
カシャン…
呆気にとられてるうちに、 るいくんと自分の手首が繋がる。
R「おやすみ」
倒れ込むように横になったるいくんからすぐに寝息が聞こえる。
ほんとに寝ちゃった…。何をしていいか分からず、意味のない動きをしてしまう。
ベッドの端に腰を掛け、空いた手でスマホをいじる。
R「ん…」
るいくんがゴロンと横向きになる。
自然と視線がいってしまう、なるべく見ないようにしてたのに…。
K「わ…///」
無防備な寝顔にドキッとする。
あの頃の、可愛かったるいくんを思い出す。優しくて泣き虫だったるいくん。あの頃に戻れたらいいのに。
ところでいつ起きるんだろ…今日は予定ないから焦る必要ないけど…。
1時間くらい経った頃だろうか、
R「ん…っ…うぅ…」
るいくんが苦しそうな声を出している。
うなされてる…。
これって起こすべき?
余計な事して怒られたり襲われたりしたくないから、少し様子を見る。
R「う…っ…」
額に汗をかいて、 空いた方の手で脇腹をぎゅっと押さえている。
お腹痛いのかな…。
苦しそうで見てられない。
K「…るいくん?」
R「っ…痛い…」
K「だ、大丈夫…?」
肩を少し揺らす。
K「るいくんっ」
あまりにも辛そうで、思わず大きな声を出してしまった。
R「っ!!…ッハァ…ハァッ…ハァ…」
突然目を開いたるいくんの黒目が何かを探すように動いて、視線が定まっていない。
目の端から涙が溢れて頬を伝っている。
うそ…、泣いて…。
るいくんの涙に驚いてしまって視線が外せなくなっていると、目が合ってしまった。
R「見んな!」
K「ごめんなさ…っ」
怒鳴り声に驚いて肩がビクンと上がる。慌てて顔をすぐに背けた。でも、もう気を悪くさせたに違いない。
震えた呼吸を整える様子が、背中で感じられる。
R「っ…最悪…。かのんのせい」
K「なんで…っ」
R「全部お前のせい」
カシャン…ッ…
突然、繋がってる方の手を引かれる。
K「痛い…っ…んッ」
深く、強引に口付けられ、 るいくんの身体の下に組み敷かれる。
泣いたあとの赤く充血した瞳から、光が全く感じられない。
K「るいくん…やめよう…?」
感情を逆撫でしてしまうかもしれないのに、言葉をかけずにはいられなくなる。
だって、その感情のまま抱かれたら、きっと壊れる。