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※13話が長く、読みにくかったので分割させていただきました。
~ wrwrd国 城内 ~
ー会議室ー
幹部、総統だけが集まった会議が始まる。
幹部の視線を一身に受けながら俺は楕円形の席でグルッペンの対角に座った。
グルッペン「皆揃ったな」
グルッペン「まず、 私達は同盟国のG国に乗り込んだ事から話し合おう。」
グルッペン「G国は間違いなく近々戦争を申し込んでくるはずだ。」
グルッペン「しかし、これはチャンスだ!」
シャオロン「…何でや?」
シャオロン「同盟国やし、敵にしたくないんちゃうんか?」
グルッペン「私は元々G国は我々の同盟国に相応しくないと思っていたんだよ」
グルッペン「だから、この機会に我々が先に戦争をしかけ、我々の領地としていただく!」
鬱先生「うわぁ…」
トントン「まぁ、そう言うても、相手も一応国や簡単に落ちる訳やない。」
トントン「勝つためには、少しでも有利に働く情報がいる。」
トントン「その為にゾム、お前がおった所の情報をくれ」
トントンが俺の方を向く
ショッピ「俺からもお願いしますゾムさん」
今まで静か見ていたショッピくんが口を開く。
ショッピ「あそこ、無駄にセキュリティしっかりしてたんで、全然情報取れんかったんですよ…」
鬱先生「へぇ~、ショッピでも掻い潜れへんのか」
ロボロ「あそこめっちゃ手強そうやったで」
ロボロ「ショッピくん半日くらい同じ画面やったもん」
ショッピ「さっきやっと入り口突破したんすよね」
鬱先生「じゃあまだまだかかるんやな…」
ショッピ「そうっすね…後何日か、かかると思います」
ショッピ「けど、絶対全部の情報抜き取ってやりますよ!」
ショッピの目はやる気に満ち溢れていた。
殺し屋ゾム「………。」
グルッペン「ゾム、お前の守りたいものはG国じゃないだろう?」
グルッペン「我々は教会に絶対、被害を与えないと約束しよう」
殺し屋ゾム「っ…お前、知っとんのか……」
グルッペン「ゾム、お願いだ」
グルッペン「お前のいた屋敷について教えてくれ!」
殺し屋ゾム「……絶対に被害を出さへんって命かけて言えるか?」
グルッペン「あぁ、誓おう。」
グルッペンは真っ直ぐな瞳で俺を見る。
ゾム「……分かった、話す。」
ゾム「でも、俺も戦闘に加わらせてくれ」
グルッペン「!」
グルッペンは少し嬉しそうな表情をする。
グルッペン「分かったゾムにはG国の西を攻め入ってもらおう!」
ゾム「ありがとう」
グルッペン「では、G国に攻め入る作戦を……」
鬱先生「グルッペン、裏切った奴に任せてホンマにええんか?」
鬱先生「不意を突いてグルッペンの首を取りに来るかもしれへんやろ?」
殺し屋ゾム(まぁ、それが普通の反応やろうな)
殺し屋ゾム(俺もすんなり通ってびっくりしたわ)
殺し屋ゾム(音信不通やった奴が捕まるどころか、逃げようとしていたら裏切ったと思う。分かるわ)
殺し屋ゾム(その裏切った奴が自分は味方です一緒に戦いましょうと言われて任せられない。それも分かる)
殺し屋ゾム(この国を裏切るつもりはないけど、こんなにあっさりと仲間に戻すのはおかしいやろ)
グルッペン「大丈夫だ。」
グルッペン「ゾムはそんなことする奴じゃない」
鬱先生「何を根拠に!」
トントン「根拠は今は無い、けど」
トントン「大先生、ゾムは大丈夫や」
トントン「絶対に裏切らへん。」
エーミール「鬱先生、ゾムさんは裏切りませんきっと」
鬱先生「っトントン、エミさんまで言うんか…」
グルッペン「鬱、そんなに不安ならお前も西を攻めるといい」
鬱「…っ!」
鬱先生「分かったそうさせてもらうわ」
グルッペン「よし、では改めて作戦会議といこう!」