「Red…!ぼく、Redのためにこれ作ったんだよ…!!」
「なんだこれ…」
「生チョコタルト!甘くて美味しい…はず!!」
「…食べていいのか?」
「もちろん!食べて!」
彼女から生チョコタルトを渡されて、1口食べてみる。
「…ん、うま!」
口に含んだ瞬間、甘く柔らかいチョコレートの味がタルトと上手くマッチして食欲をそそらせた。
「これほんとにBlueが作ったのか?!超美味い!」
つい完食してしまった
「へへ、嬉しい…」
彼女は可愛らしくはにかむ
「…?」
でも、少し後味が気になった
(まあいいか!)
オレは気にせずに2つ目の生チョコタルトに手をかけた。
(バレてないみたい…)
Redが食べて飲み込んで消化されているあの生チョコタルト…
(中に血入れちゃったけど…全然気づいてない…!)
今頃Redの体内にぼくの血液が混ざって…ふふ、考えるだけでもぞくぞくしちゃう
最初はすごく悩んだんだよ、Redのために
でも、Redにはぼくだけしかいらないもん
(これでずっとRedの体の中で永遠に存在してられる…)
ときめく心を落ち着かせながら、Redを見つめる。
「もう生チョコタルトないの?また作ってよな!」
「う、うん!もちろんだよ!」
彼の笑顔でぼくも笑顔になる。
(大好きだよRed)
心の中で呟いたそんな告白は、きっと彼には一生届かない。
コメント
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うっふふふっふふっふふふふ…………こういうのほんと好物。いつか手を出して堕としてドロドロ共依存になってほしい…