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青白 nmmn
地雷さん&nmmn理解無い方は回れ右!
START
「ね、俺…まろのこと大好きだから、付き合って」
大好きな人から大好きなんて言われたら、それはもう、とてつもないほど嬉しい。
でも、俺はその思いに応えてはいけない。
「ごめん、」
悲しい顔なんてしてほしくないなぁ。
させたくないなぁ。
「まろ、どうせ…俺のこと好きでしょ」
「いや、好きだけどそういう意味じゃない」
嘘を吐くのだって辛い。
本当だったら今、ふたりで笑い合って押し潰すくらい抱きしめられちゃうのに。
それほどの愛なのに。
悲しいけど、もしかしたらを考えると、思いは伝えられない。
「ね、やっぱ付き合ってよ」
まただ。
あの時の俺の葛藤は物凄くて、とても苦しかった。
またそれを味わわなくてはならない、なんて考えると冷や汗が出る。
「だから、付き合えないって言ってるだろ」
少しの沈黙。
でもそれは本当に少し。
「なんで、?」
「だめなものはだめなの。」
「なんでそうやって怒るの、?」
「怒ってなんかない」
「じゃあ、なんでそんな強がってるの?」
やめてくれ。
そうやって、俺の努力を無下にしようとしないでくれ。
「もし何か抱えてるなら俺に相談してよ、」
ああ、そんな言葉なんていらない。
好きすぎて、大好きすぎて、愛しすぎて──。
俺がだめになっちゃうから。
「お前のためを思って言ってんだよッッ!!」
はあ、はあ、と荒い息が上がる。
初兎は目を見開いている。
「俺のこと思うなら…なんで付き合ってくれないの…!!!」
「じゃあ付き合ってみる?すぐわかるよ、その理由」
少し声を落ち着かせて、そう言ってみる。
「……うん」
帰ってきた返事はそれだった。
「ねえなんで、他の奴とにこにこにこにこ喋ってんの、?」
「友達と喋って何が悪いの…?」
「お前は俺のものなの。自覚しろよ」
強引にキスをする。
それでも、もう、その先なんてない。
初兎は、あまり感じなくなった。
「門限早めようか、?」
「それは…嫌」
「じゃ、俺のものってことに気をつけてね」
自室へと戻りかけて、視界に入る痣が足を重くした。
これ、いつのだろう──。
「ねえ、初兎から告白してきたんだよね」
「俺のものになるって、覚悟すらなかったの…?」
目の前で、赤い液体が広まっていく。
だから、だめって言ったのに。
コメント
6件
あ〜、ちょっと意味不で終わるのいいな… 白ちゃんは知ってたのかな〜…なんか知ってて全部受け止めてたらいいなと思うけど、知らないででも抵抗しないのもありかもな…
こういう赤黒い感じのお話(伝われ) 大好きなんですよ…