テラーノベル
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私を知る別の私より___
ワンク1話から引き継ぎ
追加ワンく
『BEAST』
『面白くない』
「えぇッ!?」
部屋が敦くんの声で現実に巻きもどる。
敦くんは此方を見て慌てて居る。そりゃそうだ。上司に言われて見に来た命の恩人(らしい)の部屋の中は胃液の匂いで充満しているのだから。
逆にこの状況下、冷静な方が可笑しいだろう。
回らない頭で誤魔化そうとしていると、意識が落ちるのがわかった。
ぁあ、、情けないなぁ、、
___太宰の部屋の鏡に映る人物は小さく笑った。
『情けない姿だね』
包帯が巻かれた華奢な手がゆっくり口を覆い、人物は再び笑った。
慌てている敦は『それ』に気付くことが出来ない。
目覚めると、見慣れたような天井、汚れひとつない真っ白な隔たり、使い慣れない優しい肌触りの布団が身を囲っていた。
「ここ、は?」
身をゆっくりと起こすと向こうから音が聞こえる。
コンコン
ノックの音だった。
「あれ、太宰さん!目覚めたんですね、、よかった、!」
そこには心底安心した表情の敦くんがホットコーヒーを片手にやって来ていた。
「あつ、し、君」
声が何処か危なっかしいのが自分でもわかった。
、、、あれ、?
今の私、
___どんなカオをしているの?
「ごめん敦くん、ちょっとトイレに」
気づけば走り出していた身体の後ろから敦くんの声が聞こえる。
「え!?あ、はい!」
ガチャ
勢いを持って開けたトイレへの扉。
開けるとすぐそこに鏡がある。
鏡には、死んだ顔の私が写っている。
「は、ッ、、」
軽い息切れを起こしていると、
「ゴホッ..ゲホッゴホッゴホッ、ヴぁ、…」
何かが喉に詰まったみたいになり、咳を引き起こす。上手く立てず足元がぐらつく。
思わず下を向いて水が流れる穴を見詰める。
「はぁ、ッゴホッゲホ、ッ」
そのとき___
___『ねぇ君ほんとに私なの?』
私の声が “鏡の方” から聞こえて来た。
「、、え?」
思わず顔を上げる。
そこには、私が、否、私であって私では無い人物がいた。
『私の方が上手く生きれるからさ。』
人物は鏡から少し出ている上半身から腕を此方に伸ばしてくる。
ひんやりとした肌の感覚が頬に触れるのがわかった。
『ねぇ、変わってよ。』
その瞬間、意識が吸い込まれるような風に飛ばれた。
敦side
太宰さんが目覚めるなりビックリしてトイレに逃げ込んでしまったけれど、大丈夫だろうか。
矢張り1度様子を見た方がいいのかもしれない。
どうもこうも僕には分からない事ばかり。
1度待っておこう。
___ガチャ
『や、敦くん。おどかせてごめんね』
さっきよりもケロッとした様子で帰ってきた太宰さんからは、何だか”嘘”の匂いがした。
決して疑った訳では無い。
だから僕は、太宰さんが体調不良なのを隠している為の勘だと判断した。
「太宰さん。まだ体調悪いんじゃないですか?まだ横になっててもいいんですよ」
太宰さんは少しびっくりしたようだけど、其の儘お言葉に甘えて、と先程の布団に潜った。
「ふぁ、、なんだか眠いです、、」
ついつい欠伸をしていると、太宰さんが優しく声をかけてくれた。
『ならば眠ると良い。今日は私の心配をさせてしまったようだし、国木田君には私から言っておこう。』
「じゃぁ、寝ちゃいます、、、スゥ、」
僕の意識はあっという間に落ちていった。
【ここ、は?】
ここは夢の世界だ。そう感じた。何故なら輪郭がハッキリしていないから。
【あ、太宰さんだ。】
視界をぐるぐる見渡しているとそこには太宰さんが居た。何故か少し取り乱している様子の。
その太宰さんからはさっきの”嘘”の気配がしなかった。なんだか安心した。
それは夢の中だからと判断した。
[あつ、し、くん、??]
その太宰さんは目を驚く程見開いた。
[どうして、ここ、に、?]
その太宰さんはトイレに行く前の太宰さんとそっくりだった。
【どうしてって、、ここは夢の世界ですよね?夢にまで太宰さんが出てくるなんて、僕ってば考えすぎましたかね笑】
そう笑っていると、
太宰さんがはっとなって焦ってこちらに手を差し伸べて走ってくる。
その瞬間。
___ビリビリ、ッ
コンピュータァのバグの様な物が視界を横切った。
___ビリッビリビリ、バチッ
そのバグは瞬く間に増えていく。
夢が終わるのか、?
[あつ、ん!、、く!]
太宰さんがとても焦っている。本当にどうしたんだ、?
バチバチバチッビリリ、
そうして僕の視界はバクで埋まった。
まるで世界のクーデターのように。
そして暗くなった視界。
少しずつ文字列が埋めていく。
《????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????》
【なんだ、?これは、ッ】
そして奥にいる人影に目が奪われる。
あれは、?太宰さん、??
でもなんで黒い服で左目に包帯を巻いているのだろう?
矢張り疲れたのだろうか。
“別世界”の太宰さんを見るなんて。
あれ、なんで別世界?
夢の僕はおかしな事を考えるな。
そうしている間にも視界は文字列が埋めていく。
《太宰治がポートマフィアで首領となる世界》
《以下の世界と干渉しました。意識の変更を行います。》
【え、?】
太宰さんが首領、?
世界との干渉?意識の変更?なんだそれ?
非現実的な状況に動けずにいる僕がそう考えると同時に僕はこれが夢とはまた違っていると感じた。
《太宰治が探偵社員になる世界》
【これ、僕の世界かな、】
バグの掲示板は瞬く間に増えていく。
《以下の世界は前者の世界の人物による1部の入れ替えを完了致しました。不要なデータを削除します。》
バグの掲示板が消される。
《太宰治が中原中也と学生として関わる世界》
___シュン
《太宰治が___》
___シュン
それは全て太宰さんの世界だった。
目の前の世界に理解が進まない。
太宰さんが無効化の持ち主だからだろうか。
《異能力がない世界》
___あ。
シュンッ
異能力がない世界も消えた。
残ったのは2つだけ。
早く目覚めないかなと考えていると先程の黒い太宰さんが此方にやってくる。
【太宰さん、?】
[敦くん。私が居ない世界でも頑張ってね。]
【え、!?】
___プツッ
ガバッ
「太宰さん!?」
視界がみるみるうちに顕になる。どうやら目覚めみたいだ。
『おや?私ならここに居るけど。悪夢でも見たのかい?』
そこにいるのは手に本を持った太宰さん。
「なんだ、、夢だった、。」
ほっと胸を撫で下ろす。
入れ替えが完了した太宰side
「あー、、行っちゃった。」
ここは恐らくだが世界と世界を繋ぐ空間だろう。
そして私は別の私と入れ替わった。でも入れ替わった私は既に死んでいるから居場所も無く此処に留まっている。
まぁ付け足すなら今の私は《太宰治がポートマフィアで首領となる世界》なんだろう。
まるで何も無いこの空間。
敦くんが来た時はびっくりしたけど。
バグが起こるし私は焦るし。
落ち着いたら戻れたかもなのになぁ、、。
「折角死んでるのにこんな世界嫌だよ。」
そして目の前に現れるバグの掲示板。
《世界の様子を見に行きますか?⚠︎しかし干渉することは出来ません。》
《はい・いいえ》
「そりゃあ、見に行くしかないよね」
___シュン
『中原幹部!報告します!先程首領が亡くなりました、!』
何時もと違う雰囲気の部下が報告するのは最高幹部であろう中也。
「そーかよ、。」
「私中也には興味ないのだよね。探偵社が気になる。」
そう踵を返して駆け下りて探偵社に向かった。
そこに居たのは、焦って居たのか冷や汗を書いている国木田くん。
そんな国木田くんとは裏腹にニコニコしている賢治くん。
そして。
___織田作。
「ッは?なんで、?」
私は身体の力が抜けた。
そうするとバグの掲示板が現れた。
《この世界は太宰治が異能力を使い貴方の記憶を覗いた世界です。織田作之助の運命を変える為、織田作之助に関する計画を4年程掛けて進めて来ました。》
「なん、だっ、て、?織田作、?」
息が上がる。
話しかけても反応しない相棒。友人。部下。同僚。
「ヒュッ、はぁ、ッ、ヒューッ…げほっ、ごほ」
逃れられない苦しみ。
どうやらこの中で永遠を過ごすみたいだ。
END5,完結
え、なにこれー!(
何だこのENDはー!
クソつまらんやんけー!
思いついた時天才か!?って思ったけど変すぎてめんどくさかったので強行突破しました。
えーと、詳しい話をしておきます。
【探偵社員in太宰】
[データ空間] ↑干渉
【ポートマフィアin太宰(死)】
ポートマフィアの太宰さんが又なんか彼岸で特異点作ったんか知らんけどこっちの世界迄やって来ました。
羨ましいB太宰さんは私の方が上手く生きれるよ!って言って意識奪って中に入りましたね。
んで現太宰さんに今とは違う別の『永遠』と言う苦しみに閉じ込めちゃった訳です。
んで世界と世界を繋ぐって言うか、世界を纏めてるのが敦くんが寝て入り込んじゃったデータ空間ですね!
そりゃあ沢山の世界がある訳ですよ。
太宰さんだけでも無限を越える訳ですからね。
まぁその世界は敦くんの前で全部消えたんですけど(((
《異能力がない世界》
これに反応する敦くんに誰か触れて欲しい(
あと
[敦くん。私が居ない世界でも頑張ってね。]
これは入れ替わっちゃった現太宰さんですよ
意識が現太で見た目がB太ですね
でもまぁ
結構書いてる鬱話とは脱線しましたので!
END6はめちゃくちゃ病み病みします!
そっちは楽しみにしててください(自分であげるハードル)
あとみっつぐらいあります!
1話か2話くらい腐入れてもいいかなって思ってます!
単体?ストーリーですから!
では!🐢投稿の私を許せ!
さらば∠( ˙-˙ )/
コメント
2件
えやばい普通に好き、というか入れ替わり自体前見た事あってこれ増えないかなとか思ってたから好き(((