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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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注意です。

書いた人はコミックス74巻までの知識です。

突然始まって突然終わります。

海軍と賞金稼ぎで少し捏造設定あります。

キャラ崩壊、矛盾の可能性があります。

危険を感じたらすぐに閉じることをおすすめします。


大丈夫な方はお進み下さい!

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電伝虫から響く、海軍お偉いさんの声。

賞金稼ぎである自分の手には1枚の手配書が握られてあった。

写真の麦わら帽子から目が離せない。


『今回も頼んだぞ』

「…。」


わっつ???!!!






やあ諸君、ついさっき前世を思い出した転生者だ。もうテンプレだしわかるだろうからいろいろ端折るぞ!

某海賊漫画の世界でした。

もちろん持ってた手配書は主人公のもの。金額は3000万ベリーだったからルフィにとって初めての懸賞金だ。恐らくアーロンを倒した直後。だとしたら彼らは今ローグタウンにむかっているのだろう。

冒頭の会話は一体どういうことかというと、俺は今まで賞金稼ぎとしてまあまあの頻度で海軍に引き渡してたからたまに直接海軍から賞金首の注文を受けることがあった。今回もそれ。まあ、届いた手配書を見て記憶が蘇りまともに返事することもできなかったけど。


「…主人公捕まえてこいとか無理ゲーがすぎるだろ…!」


ルフィも監獄に行くことにはなるがそれは大分後の話である。しかもあれ自分から入ってるしな!

…断ればよかった。

既に相手を失っている電伝虫にため息をつく。


「開き直って聖地巡礼しよ…」







数日後。俺はローグタウンに来ていた。

本音を言えば来たくなかったし、来たからといってルフィ達をどうにかできるとは欠片も思ってない。未来の海賊王だよ?無理!

それでなくともこのローグタウンのあらすじは結構詰まっていたはずだ。バギーやアルビダを始め、スモーカーとたしぎ、オマケにドラゴンまで出てくる。あー、バルトロメオも…?だっけ??

…うん。非常にハードスケジュールである。ゲストも大物だ。年末年始の特番かな。

だがしかし!俺はやらなければならない。Noと言えない日本人の頃を思い出してしまった…わけではないが、正直やりもせず海軍の命令を断るのはかなり怖い。…豆腐メンタルなんだ!!

やってみたけどダメでしたー作戦でいくことにした。それならあっちも何も言うまい!…成功するまで続けろとか言われないことを祈ろう。ルフィ担当はスモーカーだ。俺はお呼びでない。

グランドラインはごめんなのでスケジュールはすごいがここローグタウンで仕掛けることになったのだった。だってグランドラインの入口山だよ?!!なんだそれ!!!入る前から無理!!!

仕掛けるタイミングは、バギーが雷にあたってルフィ達が逃げだした頃。

そう、登場キャラが大渋滞してるとこに俺もどさくさ紛れでおりゃーってして他のモブの人たちとバタンキューする予定。

だからルフィがバギーから逃げて、そこからスモーカーがくるまでがタイムリミットである。ルフィの拳とか絶対痛いから殴られたくないしフリして倒れようそうしよう。一瞬一瞬。



とか思ってたのに。







「んん?また誰かいるな!」

「何だまたか」


あ゛あ゛あ゛ー!!!めっちゃ認識されてる!!!なんか強キャラみたいな登場しちゃったよ!!スモーカーとほぼ同じじゃん見せ場奪っちゃった?!!

聞いてよ!!広場の群衆でルフィ達すぐ追えなくてどっちだ!あっちか!雨やべぇ!風邪ひく!とかバタバタしてたらルフィとサンジの前に出ちゃったんだよ!!!どんな近道通ったんだ俺?!

これゾロはたしぎのとこで別れてたやつだよな!いないし!ここ迷ってた場面じゃなかったハズ…!


「お前誰だ!」

「海兵じゃないな…、でも物騒なの持ってるしこのまま通らせてくれなそうだ」


2人との距離がどんどん狭くなってくる。

ッええいこうなったらヤケクソだ!!


「モンキー・D・ルフィ。3000万のその首、貰い受ける!」

「!」


ルフィとサンジは元々こっちに走ってきているため、こちらからも距離を詰めると一気に目の前に迫ることができた。

すぐにルフィの懐に入り、武器を下からルフィの顎目掛けて振り上げたが当然相手はゴム人間。打撃は効かない。てかそのまま上に伸びた。…大丈夫かな舌噛んでないかな。

ルフィの拳が視界に入りすかさず武器を持ち替える。刃物の峰のほうで攻撃を受け止めたはいいものの主人公のパワーをモブが受け止め切れる訳もなく吹き飛ばされてしまう。空中で体勢を整えてなんとか着地した。

…あれ、これ着地しなくてそのままダウンしてたらモブのやられ方で退場出来たんじゃないの…?ダサいはダサいけども…。

へたこいた!!!


「うわあぶね!そっち刀だったのかー」

「気づいてなかったのかよ!!確かにアイツのはややこしい武器だが!」


ちなみに俺の武器はデカいヌンチャクでその片方は刃物になっている。ブンブン振り回したら危ない代物。…大抵のものは振り回したら危ないか。

息を整えてまた2人にむかって構える。吹き飛ばされてる間に通り過ぎて欲しかったがご丁寧に進行方向に飛ばされたので状況は変わらず。俺も俺で着地しちゃうし!反射ってすごいね!


「なあ!俺たち急いでんだ!通してくれ!」

「…俺もぜひ帰りたいけど海軍に怒られたくないんでね!」

「海軍に?アンタ賞金稼ぎなんだろ?」

「こっちもいろいろあr…ッ!!」

「?…あ、ゾロ!」

「お前らまだこんなとこにいたのか!早く出るぞ誰だそいつ!!」


な ん だ っ て ? ? !

おかしいぞ!!!ゾロが来る前にスモーカーとドラゴンにエンカウントしてたはず!!たしぎどうした!どんな原作違いだー!!!

まずいまずいまずい!!原作違いもおかしいけど俺がヤバい!!!この3人を前にしてる俺がヤバい!!!

え?!この状況からでも入れる保険があるんですか?!!絶対ウソだね!!!俺は騙されないぞ!!


「その武器…!お前…」


うわ、なんか嫌な予感がする


「なんか知ってんのか?ゾロ」

「聞いたことがある…。ヌンチャクを使う賞金稼ぎがいるってな。腕がよくて海軍からたびたび話がいってるそうだが…お前か」


そ ん な の 聞 く な ! ! !

誰だ教えたやつ!!タンスの角に足ぶつける呪いかけてやる!

なにやら楽しげなゾロさんのお顔が怖くなっておりますが、俺これ以上認知されたくないんだけど??!!!

スモやん助けてー!!!!!








みたいなゾロに認識されてる賞金稼ぎさん書きたいなーから始まって勢いでここまで書きました。モブくんはモブくんなのでもちろん主要キャラにはダウン。他のモブさんたちよりは…みたいな曖昧設定です…。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!

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