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せな⚡️
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みこと視点
👑「……また明日」
すちくんに手を振って、歩き出す。
隣では、こさめちゃんがクレープを食べながら上機嫌で歩いていた。
🦈「おいしかった〜!」
👑「よかった」
🦈「みこちゃんありがとう!」
にこにこ笑う。
かわいい。
ほんと、無防備。
👑「……こさめちゃん」
🦈「ん?」
👑「また口についてる」
🦈「えっまた!?」
慌てて口元を隠す。
その反応が面白くて、みことは思わず笑った。
👑「取るよ」
🦈「自分で取れるし!」
👑「ほんと?」
🦈「ほんと!」
わたわたスマホの画面で確認してる。
……かわいいなぁ。
でも。
さっきのすちくんの顔が、頭から離れなかった。
寂しそうだった。
たぶん。
俺とこさめちゃんを見て。
🦈「……みこちゃん?」
気づけば、こさめちゃんが不思議そうに見上げていた。
🦈「どうしたの?」
👑「いや、なんでもない」
笑って誤魔化す。
本当は考えてた。
すちくんのこと。
俺のこと。
こさめちゃんのこと。
ぐちゃぐちゃだ。
🦈「……すっちー変だったね」
どくん。
こさめちゃんの言葉に、心臓が跳ねる。
👑「そう?」
🦈「なんか元気なかった」
やっぱり見てるんだ。
ちゃんと。
きっと好きだから。
その事実に胸が少し痛む。
👑「……心配?」
聞いてから、自分で嫌になる。
試すみたいな聞き方。
でもこさめちゃんは気づかず、素直に頷いた。
🦈「だってすっちー元気ないとやだし」
――あぁ。
そういうとこ。
好き。
👑「そっか」
みことは小さく笑った。
本当は苦しい。
でも。
前みたいに諦めるだけは嫌だった。
こさめちゃんがすちくんを見るなら、
俺はちゃんとこさめちゃんを見よう。
そう決めたから。
駅前に着く。
人通りが増えて、二人の距離が少し近くなる。
肩が軽く触れた。
どきっとする。
でもこさめちゃんは全然気づいてない。
🦈「みこちゃん」
👑「ん?」
🦈「みんなで水族館いつ行くんだろうね?」
👑「来週の土曜とか?」
🦈「いいねぇ!こさめ空いてる!」
ぱっと笑う。
その笑顔を見てると、勇気が出る。
👑「……二人でも行く?」
気づけば、口に出していた。
🦈「え?」
こさめちゃんが目を丸くする。
👑「みんなとも行くけど、別日に」
静かに続ける。
👑「俺、こさめちゃんと二人でも行きたい」
一瞬。
空気が止まった気がした。
こさめちゃんの顔が、みるみる赤くなる。
🦈「……え、」
その反応だけで、胸が苦しくなるくらい嬉しい。
🦈「だ、だって二人ってデートじゃん……!」
小さな声。
どくん。
みことは少しだけ笑った。
👑「……だめ?」
夕方の駅前。
騒がしいはずなのに。
みことには
今だけ、こさめの返事しか聞こえない気がした。
コメント
1件
ああ、もう、こさめちゃんの「デートじゃん!」に全部持ってかれた……! みことくんの精一杯の勇気と、それに対するまっすぐな照れ返しが尊すぎます。でもその一方で、すっちーの寂しげな横顔がずっと頭から離れなくて、切なくもなるこのバランス、藍翠さんの手腕だなぁとしみじみ。三者の気持ちが交錯する感じ、本当に惹き込まれました〜!