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みこまめ
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チャイムが鳴った。
らん「よーし、帰ろー!」
こさめ「今日どうする?」
なつ「久しぶりだし、どっか寄ってく?」
いるま「俺はどっちでもいい」
みんなが話している中。
すちは、机の横で固まっていた。
(……どうしよう)
(好きって……気づいちゃった)
さっきから、みことのことをまともに見られない。
みこと「すっちー?」
すち「っ!」
みこと「帰らないの?」
すち「か、帰る!」
勢いよく立ち上がる。
みこと「……?」
すち「…………」
(近い)
(無理)
(今まで普通に話してたのに……)
みこと「すっちー、今日なんか変じゃない?」
すち「へ、変じゃない!」
みこと「でも、さっきから俺のこと避けてない?」
すち「避けてない!」
即答した。
けれど。
その瞬間、みことと目が合う。
すち「…………」
顔が熱くなる。
すち「……っ」
慌てて目を逸らした。
みこと「ほら」
すち「な、何が!」
みこと「やっぱり避けてる」
すち「違うって!」
みこと「じゃあ、こっち見て」
すち「…………」
(無理)
(好きって分かったあとに見るの、無理……!)
みこと「すっちー?」
すち「……今は無理」
みこと「え?」
すち「……なんでもない!」
そのまま歩き出す。
なつ「すち、めっちゃ変じゃね?」
こさめ「うん……今日ずっと顔赤いし」
らん「熱でもある?」
すち「ない!」
いるま「じゃあ何だよ」
すち「…………」
答えられない。
だって。
(みこちゃんのことが好きだから)
そんなこと、言えるわけがない。
みんなで校門を出る。
みことが隣に来る。
すち「っ……」
少しだけ距離を取る。
みこと「……また離れた」
すち「…………」
みこと「俺、何かした?」
すち「してない……」
みこと「じゃあ、なんで?」
すち「…………」
すちは少しだけ黙ってから。
すち「……みこちゃんが悪い」
みこと「俺?」
すち「……うん」
みこと「何で?」
すち「…………知らない」
本当は、知っている。
でも言えない。
みこと「そっか」
みことはそれ以上聞かなかった。
そして、少し歩いたあと。
みこと「じゃあ、また明日ね」
すち「……うん」
みことが手を振って離れていく。
すちは、その背中を見つめる。
(……好き)
今度は、さっきよりはっきりと思った。
すち「…………」
(ほんとに、好きなんだ)
そう思った瞬間。
また顔が熱くなる。
すち「……もう、何でよ……//」
誰にも聞こえないように、小さく呟いた。
コメント
1件
いやもう、すちの「好きって気づいちゃった」からの挙動不審っぷりが可愛すぎて悶えたわ…! 「みこちゃんが悪い」って言いながら理由言えない感じ、完全に恋する乙女じゃん。 普段のクールな印象とのギャップが刺さるし、みことの「ほら」「また離れた」って冷静に追い詰めてくるところも好き。 この距離感の変化、続きが気になりすぎる…!