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海殊
410
memi(めみ)
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🩷side
この家に引っ越してからは寝室に誰も入れていない。
特別な空間に柔太朗が居る。
柔太朗は少し落ち着かないのか部屋をキョロキョロと見回している。
他の部屋は俺の好きな雑貨を並べているが、寝室はシンプルにしている。
柔太朗にはベッドに座ってもらって、さてどうしようかと考える。
さすがにこの展開は考えていなかった。
ふと、最近買ったばかりのカメラをサイドテーブルの引き出しに入れていた事を思い出した。
『カシャ』
「あ!勇ちゃんそのカメラ買ったんだ!」
ちょっと前まで泣いていたのに今はニコニコ笑っている柔太朗
コロコロ変わる表情を、今この一瞬を残したくて。
「ん。だからさ柔太朗モデルになってよ」
「え!うん、やるやる!」
即答する柔太朗に少し意地悪な考えがよぎる。
柔太朗は俺に何処まで許すのか…
それと、失恋したとしても思い出に残るモノが欲しい。
俺だけの特別な空間。特別な人。
優しくベッドに押し倒す
「柔太朗…ありがと。」
上手く笑えて言えただろうか。
🤍side
勿論モデルの仕事もした事があるので、自分の得意なポーズや、魅力的に見えるポーズをする。
ベッドに押し倒された状況でカメラを向けられるのは少し恥ずかしく感じるけど
「柔太朗、目線こっちに頂戴」
「ちょっとボタン外してみよっか?」
勇ちゃんもカメラマンに成りきっているので、精一杯応えたい。
ただ、ボタンが固くて外れなくて
「勇ちゃん、外して?」
自分では外せそうになかったので、お願いした。
勇ちゃんは無言でカメラのシャッターを押しながら片手で俺のボタンを外してくれた。
その手が鎖骨に少し当たり、くすぐったくて笑ってしまった。
「…っ…んっふふ…勇ちゃんくすぐったいっ」
笑ってるうちに全てのボタンが外された。
何も言わない勇ちゃんが気になって、下から覗き込むと勇ちゃんの大きな手が俺の腰を触り、くすぐってくる。
「ちょっ…っ…あはは…やめ…っくすぐった…いっ…」
体を捩っても勇ちゃんの手は離れなくて
「…も、…やだ…って…」
力技で体をうつ伏せにして勇ちゃんの手を避けようとしたのに…
無理矢理体制を変えたせいで、勇ちゃんの手ごとベッドにうつ伏せになってしまった。
胸にはシーツの感触…
首筋には一緒に倒れ込んだ勇ちゃんの息がかかり…そして、あらぬ場所から勇ちゃんの大きな手の感触がする。
「あっ…ごめっ…ん?」
慌て勇ちゃんに手を抜いてもらおうと、腰を浮かせると、お尻に硬い何かが当たる感触がして、瞬きをくりかえす。
そこで何故かさっきのAVの事を思い出してしまい、勇ちゃんは同性も恋愛対象なんだろうか…?
なら、俺は?…勇ちゃんの事は好きだし、今の現状も恥ずかしいけど嫌ではないと思う。
あれ?…もしかしたら…俺、勇ちゃんの事?
意識した瞬間胸は早鐘を打ち、一気に顔に熱が集まるのを感じた。
コメント
2件
美星さん、第4話読み終えたよ〜!!📸💕 カメラで柔太朗を撮るシーン、めっちゃエモかった…!「失恋したとしても思い出に残るモノが欲しい」っていう勇ちゃんの心情が切なくて、でもその後に押し倒す流れがドキドキした😭💓 柔太朗が「あれ?…もしかしたら…俺、勇ちゃんの事?」って自覚し始めるところ、胸がギュッてなったよ…!二人の距離がぐっと縮まった感じがたまらんかった〜✨ 次、どうなるの?気になりすぎて夜しか寝れん!!💫