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#Snow Man
桃紫 さく🌸
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クリオネ?
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#一般人
クリオネ?
34
あべさく正義♡
12
💚🩷の後編です。
(阿部視点)
「…この辺りかな…?」
さっき聞いた話だとここの近くで見かけたらしいけど…
この路地裏、ずっと前からあるよね。
ほかの路地裏とかは結構なくなってるのに、ここは無事なんだな。
あれ…?
たしかここって、あの時俺がうずくまってた場所だよね?
ここに、ピンク色の猫が…
ちょっと緊張するかも…笑
軽く息を吐いて路地裏に足を踏み込もうとする。
と……
「コラァ!!!待て!!!この泥棒猫がっ!!! 」
「…?」
後ろから男の人の大きな声がした。
なにかトラブル?泥棒猫?
「……猫?」
声が聞こえた方に向かうと、魚屋のお兄さんがいた。
「くそっ!あの泥棒猫が!!」
「どうかしたんですか?」
悔しそうにしているお兄さんに声をかける。
「聞いてくれよ!俺が朝早くに撮ってきた魚が、あの泥棒猫に盗まれたんだ!!」
イライラしてるせいか、食いつき気味に俺に何があったのか話してくれた。
「あのピンクの猫、何なんだよ、くそっ!」
「ピンク色の猫だったんですか!?」
その言葉に反応する。
「あ、あぁ…今思うと、ピンク色の猫って何だ…?」
お兄さんもようやく怒りが治まってきたみたいで、すごく不思議そうにしてる。
「あの!その猫はどこに?」
「え?たしか、あっちの方に行ったぞ」
「ありがとうございます!」
さっき入ろうとした路地裏!
早足に引き返す。
もしかしたら本当に会えるかもしれない。
そんな期待が俺の胸の中で大きく膨らんでた。
(?視点)
「コラァ!!!待て!!!この泥棒猫がっ!!!」
やっべ!!
後ろから急に響いた声に咥えてた魚を落としそうになる。
急いで逃げないと!
俺の足の速さ舐めんなよ~!
捕まる前に台から降りてっと、逃げろ~!!笑
後ろでなんかおじさんが言ってるけど知らん!
いつもの路地裏まで全力ダッシュ!
『にゃーん』
『にゃにゃ!!』
「にゃーんにゃ」
今日は活きのいい魚がいっぱい取ってこれたんだ~♪
みんなで一緒に食べよーね!
『にゃ?』
『にゃんにゃ』
「にゃ~?」
どうしたんだろ?
不思議そうに後ろを見つめてる。
にゃんだにゃんだと思って後ろを振り返る。
およ?人間、だと……!?
(阿部視点)
「…い、いた…」
うそ、ほんとに…?
目の前には3匹の猫がいた。
そして、その1匹はたしかにピンク色をしてる。
この子が、”幸運を呼ぶピンクの猫”…?
それに、足元に魚…これ、もしかしてさっきお兄さんが言ってた魚…?
「…えっと、君が幸運の猫?」
『んにゃ……』
ゆっくり猫に近づく。
本当にピンク色だ。
すごいな、光の見え方とかじゃないんだ。
それに、この子達逃げないな。
人間に対しての警戒心とかないのかな?
「……っ…?」
あれ?
たしか前にもこんな風に向かい合ったことが…
『こ、幸運の猫…?!にゃんだそれは…』
「…え?」
おかしいな?
気のせいかな?
今一瞬だけ声が聞こえた気がする。
『に、人間……でも、危害はなさそうだよにゃ…』
………
「俺は、君たちに危害を与えるために探してたんじゃないにゃ」
『にゃにっ!?俺に話しかけてるのか!?』
試しに猫の真似をしながら話しかけてみた。
反応してるし、俺の言葉はピンクの子に届いてるみたいだけど……え?何で俺もわかるの?
「今ね、君が幸運を呼んでくれるって言う噂が流行ってるんだにゃん」
『俺が幸運?にゃんでだ?』
「それは俺もよくわかってにゃいんだけど、すごい有名にゃんだよ」
なんか、猫と会話できてるのがすごい不思議でしょうがないんだけど…
『……にゃ、というか、にゃんで俺の言葉がわかるの!!!??』
今更?とツッコミたくなるのを抑える。
ようやく言葉が通じてることに気づいた猫さん。
『たまにいるんだよにゃ~、君みたいに特別な子』
「たまに…?」
『確か、何十年か前かにゃ~?俺のことが分かる子供がいたんだよにゃ』
何十年か前…この子のことが分かる子供…
ピンクの、猫……
『ん~、確か雨の日だったかね?小さい子供がここでうずくまって泣いててにゃ、俺がその子のことを慰めてたのよん』
「………」
雨の日、ここでうずくまって泣いてた……
俺の頭の中のピースが、少しずつ噛み合っていく。
もし、もし本当にそうだったとしたら…
『ま、あの子は俺が人間に見えてたみたいだけど、人生面白いことがいっぱいあるもんにゃってこと!笑』
「そう、だね…」
人生面白いこといっぱいある、か…
「君、迷子の子供を助けてくれたんだよね」
『にゃ?そだよん』
「ありがとね」
『にゃ??』
ピンクの猫さんの目を真っ直ぐに見つめる。
そっか、そうだったんだね…
目を丸くして驚くピンクの猫さんの輪郭が変化していく。
だんだんと、”人の形”になっていく。
そうだ、俺があの日見た人。
会いたくてしょうがなかったあの時のお兄さん。
こんなことあるんだ。
「俺が、その子供だよ」
『………ほぅ?』
こんなこと、急に言われてもそういう顔になるよね、笑
「あの時、俺を助けてくれたのは君だったんだね」
『………そんにゃバカな!!!』
「ふふっ」
まさか、こんなことあるんだな。
目を丸くして驚くお兄さん…ピンク色の猫さん。
すごく愛おしくなって、猫さんを抱き上げる。
驚いたようにしっぽを動かしてる。
まさかあの時のお兄さんの正体が猫だったなんて。
それでも、”この気持ち”は変わらない。
俺は、ゆっくりおでこに唇を近づけた。
チュ………
「阿部くん、久しぶり~!実家帰りはどうだった?」
「お久しぶりです!ゆっくり休めましたよ~」
いつも通りの職場。
お土産を渡しながら、軽い思い出話をする。
「あ、そういえば!”幸運を呼ぶピンクの猫”は見つかった?」
「……そうですね、見つかりましたよ」
『え!!!?』
俺が笑顔で言うと、その場にいたほとんどの人が声をあげる。
幸運を呼ぶピンクの猫。
本人(人ではないか、笑)は無自覚だったけど、本当にその噂の通りだと思う。
だって……
「阿部くん、にこにこしちゃって~」
「幸運でも来たの?笑」
顔に出ちゃってたみたい。
「幸運、ちゃんと来ましたよ」
笑顔でピースをしてみせる。
2回も、俺はあの猫さんに幸せにしてもらった。
1回目は迷子の時に助けてくれた。
そして、2回目は俺ともう1度会ってくれた。
…いや、3回かな。
俺は、また会いに行く。
あの猫さんと会えるなら、どれだけ離れた場所にいても会いに行く。
そう、約束したからね。
💚🩷の後編、以上となります。
長らくお待たせした挙句、終わり方も微妙になってしまいました……
リクエストいただいたのに申し訳ございません…!m(._.)m
一応、この作品でリクエストは終わりましたので、そろそろ募集を始めようかなぁとも思っていたり…
最後に、がぅたんさん、リクエストありがとうございました!!
コメント
3件
わぁぁぁっ .ᐟ .ᐣ ごめんなさぃ遅れましたぁっ 🙏🏻 可愛いがすぎますよぁべさくのにゃんは。。 遅いだなんて、、がぅの方が更新遅い👉🏻👈🏻 ちゅ、ってしたときめためたに口角激上がりでしたありがとうございます^ ^ 本当にネタ困ったら言ってくださいね .ᐟ .ᐣ めめさく以外ならなんでもリクエスト します✋🏻💞 今回は本当に ありがとうございましたっ𐔌՞・·・՞𐦯ฅ
ああ、読んだ読んだ。後編、すごくよかったよ。 特に「俺が、その子供だよ」って阿部が言ったところ、ゾクッとしたね。まさかあのピンクの猫が昔助けてくれたお兄さんだったなんて…しかも今は猫の言葉がわかるようになってるっていう構造、すごく好きだな。「人生面白いこといっぱいあるもんにゃ」って台詞、設定の根幹に効いてるし。 最後のチュッ…にはちょっと驚いたけど(笑)、でも阿部にとってそれだけの存在なんだなって伝わってきた。約束したってところでじんわりきたよ。幸運、ちゃんと来たんだね。