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(⁇side)
自主練が終わり、烏野がもう帰ると聞いてゆめに会いに行った。
___梟谷の奴らはみんなゆめのことが好き…なんだと思う。
俺も好きか嫌いかと聞かれたら迷わず好きという。
でも。
ゆめに対しての俺からの“好き”は友達として。
いつも元気に話しかけてくれるゆめの笑顔を思い出し、
俺は少し目を閉じた。
昔、小学生だった頃。
好きな子がいた。いつも男子とサッカーをしていて、サッカーがとても上手だった。
少し派手な髪色をしていて、いつも元気に外を駆け回っていた。
隣のクラスで名前も知らず、喋ったこともない子に当時の俺は惹かれていた。
ある日、外で友達と遊んでいたら転んでしまった。
??「うっ、…」
血が出てきてしまい痛くて、泣きそうになっていたら近くでサッカーをしていたその子が俺の方に来て、
⁇「君、大丈夫?」
と聞いてくれた。
初めて話しかけてもらったのが嬉しくて、血が出ているのも忘れ、
??「俺、木兎光太郎!!きみは?」
と聞いた。
⁇「光太郎?いい名前。__________っていう!よろしく!」
______は下の名前を教えてくれなかった。
______は俺のことを苗字で呼ぶから、俺もずっと苗字で呼んでいた。
その日から、どんどん仲良くなっていった。
幸せ、だった。