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(木兎side)
ある日公園で遊んでると俺のそばに____が来た。
____の一人称は俺で、可愛い系なのに、と心底驚いていた。
??「木兎…俺、引っ越すんだ。」
木兎「…?」
引っ越すって、なに…?
当時小4だった俺は「引っ越し」をよく知らなかった。
??「…ま、いいか笑」
??「じゃあね、『光太郎』」
木兎「?!おう!!」
この時は好きな子が名前を呼んでくれたことが嬉しすぎて何も考えていなかった。
本当に俺、馬鹿だったな。
次の日学校に行くと、いつも先にいるはずの____がいなかった。
木兎「ねえ、誰か_____知らない?」
と、隣のクラスのやつに聞いたら、
「____はもう学校来ないよ!!引っ越したんだって!」
と言われた。
当時の俺はそういえば昨日なんか言ってたな、と薄々思い出しながらも
木兎「むぅ…引っ越しってなに!!」
と聞いた。
「そんなこともしらないの?引っ越しはね、おうちを違くするの!」
「だから、もう____はいないの!!」
木兎「え、…?」
好きな子にさよならも言えず引き裂かれた俺は、______が好きだったサッカーとは反対にバレーを初めて、_____のことを忘れようとしていた。
でもさ、そんな簡単に忘れられるわけないじゃん。
高校生になった今でも俺は好き。
だから戻ってきて…。_______。