(亀狐)よし、何しよう！暇だ！

(亀狐)待ってマジめに…どうしよう(深刻)

遡ること数分前

(カナ)あとは、好きなことしてていいからねー！

(亀狐)分かっ…た

(カナ)…///(可愛い)

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(亀狐)(ってことがあったんだよ！)

(亀狐)(暇なんだよ！なにすれば…？)

ｺﾝｺﾝ(ドアをノックする音)

(カナ)私だよ！

(亀狐)入ってきて…いい…ですよ。

ガチャ(ドアを開ける)

(カナ)なにすればいいか、迷ってるでしょ？

(亀狐)え？待っ…て聞いて…ました？

(カナ)勘。

(亀狐)すごい…です…ね。

(カナ)やっぱ喋ってないから喋りにくいよね…？

(亀狐)そうで…すね。喋り…にくいですね…。

(カナ)…あ

(亀狐)なん…です…か？

(カナ)少しでもいいからさ…

(カナ)研究所に居たときの過去を話してくれない？

(亀狐)え…？

(カナ)少しでもいいんだ。話してくれない？

(亀狐)…いいよ。

私は、生まれたときから檻の中に居たんだ。

毎日人間の無駄な実験のために痛い思いをして。それでも、死にたくなかったから、逃げた。だけど、逃げて捕まるたび傷は増えた。殴られて、蹴られて、辛い思いをさせられて、ずっと一人で抱え込んで…。

喋らなかった理由は、

研究員「お前には、喋れる舌なんてねぇんだよ。喋んな気持ち悪い。」

なんて言われたから。

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(亀狐)それが自分の過去…。

(カナ)辛かったよね。よく頑張った。偉い！

(亀狐)えっ？(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ)

(亀狐)殴らないの…？(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ)

(カナ)殴る理由ある？

(カナ)無いでしょ？よしよし。

ｷﾞｭｩｩｩｩ

(カナ)いっぱい泣いていいんだよ？

(研究員2)泣くな！ぶん殴るぞ！(蘇る記憶)

(亀狐)ありがとう…ごさいます(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ)

(亀狐)(ノ_＜。)(目を擦る)

(カナ)泣き止んだ…？

(亀狐)うん…。

(カナ)じゃあ、寝ようか。

(亀狐)うん。おやすみなさい。

(カナ)おやすみ…。

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(亀狐)ｽﾔｽﾔ

(亀狐)zzz

ガチャ(ドアをそっと開ける音)

(カナ)まさかあんな過去があるなんてねー…。

(カナ)大丈夫ｯ大丈夫だからねｯ。

(カナ)私が守ってあげるからｯ

ｷﾞｭｩｩｩｩ

(カナ)大丈夫だからｯ