作ってしまったロボロ視点
スタート
ワンク
パチッっと目が覚める。
決して良い朝では無い。むしろ気持ちが悪いほどに胸騒ぎがする。
嫌な予感がしながらも支度をし、家を出た。
ふと目に入る海はいつ見ても綺麗なのだが、今日はなんだか濁っているような気がした。
そんなことを思いながら学校に着く。
支度を済ませ、待っていると変なことに気がつく。
あれ…?俺の親友が来ない。
あ、親友ってのはシャオロンのことや。
いつも遅刻ギリギリに来るんやけど今日は来ない。
すると先生が
先生「シャオロンは風邪で欠席です。」
欠席……?
おかしい。
昨日まで元気やったんに…
まぁ…しゃーないか……
学校が終わり、俺は友人とカフェに行くことになった。
他校の友人なんやけどな?よく相談させてもらってんねん。
rbr「で、シャオロンのことについて相談させてもらうんやけど…」
zm「お前それ何回目やねん…」
こいつが他校の友人ゾム。
中学の友達で他の高校に行ったんや。
zm「ふーん…そのシャオロンが欠席…」
zm「考えすぎちゃうか?体調悪いのはしゃーないやんか…」
rbr「でも!あいつ滅多に風邪ひかんねん!」
zm「まぁ…お見舞い行けばええんちゃう?」
rbr「それが連絡しても帰ってこんねん…」
zm「………お前シャオロンのこと好きやろ」
rbr「はッ……」
えっえっえっ…なんでッ?
バレた?
rbr「な、なんでッ?」
zm「だってお前わかりやすいねん」
zm「しょっちゅうシャオロンのことについて相談するし……」
まじか…バレてたん……?
まぁ俺はシャオロンのことが好きや…恋愛として
でも男が男を好きになるって変やろ?
だから黙ってたんに…
rbr「じゃ、そのぉ…恋愛相談させてもらうわ…」
zm「おう…ええで」
rbr「男が男を好きになるって変やん?」
だから気持ちが伝えられんねん…
zm「…………」
そう言うとゾムはフッと笑いこう言った。
zm「別に変って思わんよ?」
zm「もし変って思われても別にええやん、自分たちが幸せなら」
zm「思いを持った自分を否定しなくてええんやで」
rbr「ッ……!!」
そうやん…別に否定しなくてもええんや……
rbr「おうッ!ありがとなゾム!」
zm「おう!頑張ってな!」
俺は3000円を置いて店を出る。
途中でお見舞いの物や花を買って
シャオロンの家に着いてインターホンを鳴らしたが出てくる気配は無い。
出かけてんのか…?と思ったが鍵が空いていて。
勝手にと思ったが家に入り、家中を探索したがシャオロンは見つからなかった。
しょうがないので花だけ置いて帰ることにした。
買ってきた花はラベンダーとリナリアとオシロイバナ。
花屋で気に入ったのを買ってきたが…我ながらいいセンスな気がする。
全体的に紫色。
帰り道…海の近くを通った。
すると警察がいて何やら死体の話をしているようだった。
聞き耳を立てていると…どうやらこの海に死体が出てきたらしい。
この海…好きやってんけどなぁ……
サファイアみたいで綺麗やったし…
…いや……そんなわけが無い……
海の近くに生えている…ヒガンバナが揺れる。
無事であってくれ……
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