私は紫苑(シオン)。一人ぼっちになった。

家族全員失った。

目の前で消えた。

シオン「あぁ、今日からずっと独りだ…」

友達や親戚がろくに居ない私は、誰にも頼ることが出来なかった。

………どこまでついてないんだろう……。

私が生きる意味なんてないや…。

悲しみも喜びなどすべてを失ってる私には…。

感情のない子が生きても周りを暗くするだけ。

消えちゃおう

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シオン「ごめんね？私に生きる理由なんてないの。だから、もう少ししたら、皆のところに行くから、待ってて…」

数ある自分を傷つける行為から、私は、

簡単に傷つけられる行動を選んだ。

実行時間は午後8時

誰もいない暗闇で、自分で自分の命を捨てに行く。

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実行時間の午後8時。覚悟を決めてやろうとする。

シオン「さよなら、セカイ…」

と、呟いた。そして最後にこう思う。

恨むのは、運のない私。

憎いのは、自分だけ生きてる私。

全て全て全て全て全て、

私が悪い

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有言実行開始

そんな時だった。

？？？「やめろ！！！」

こんな私を止めてくれたのは…