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コンコンッ



jungkook『失礼します』


jungkook『先生あの,,,ハァ~,,,』


テヒョン先生に授業で分からないところがあったから質問しに来たけど,,,


taehyung『スー,,,,スー,,,,』


先生はソファーで規則正しい寝息を立てて寝ている。教師としてのこの行動は大丈夫なのだろうか,,とたまに心配になる。



jungkook『可愛い,,』



他の先生に見つかったらどうなるのだろうか。いや、いっその事誰かに見つかって叱ってもらった方がいいのかもしれない、



“プルルルル…プルルルル….”



この状況をどうすればいいのか考えていると,机の上に置かれているテヒョン先生のスマホに電話が来た。


jungkook『え,,?』



スマホには“ソナ”と女の人の名前が表示されていた。


taehyung『ん,,,』


jungkook『あ,おはようございます,,電話きてますよ,』


taehyung『,,あ,,ありがと,,,』



“ガチャッ”



と先生は戸惑ったように返事を返し,部屋から出て電話に出た。



別に女の人の名前だったとしても,妹とか友達かもしれないし,,



僕は電話の会話をドアに耳をあてて聞いた。




taehyung《は?》


taehyung《,,もうかけてくんなよ》


taehyung《じゃあな》


jungkook『,,,え,,,』


いつもの先生じゃない,,,


先生がドアノブに手をかけたのが振動で伝わった。

慌てて近くにあった椅子に座り平然を装う。


taehyung『,,ジョングクどうした?』


jungkook『,,へ,,?』


jungkook『ななな何がですか,?』



嘘が苦手な性情のため,口篭ってしまった。会話盗み聞きしたのバレたかな,,。冷や汗をかいていると



taehyung『いや,何か用事があって来たんじゃないの?』


と言われ我に返る。


jungkook『あ,ここの問題の解き方を教えて貰いたくて,,』


taehyung『そこは,,』


いつも通りのふわふわした口調で話し始める先生。さっきの冷たく突き放すような声はなんだったんだろう,,,







mob『グク~いまから暇?』


mob『暇だよなっ?』



放課後,日直のため掃除をしていると,クラスメイトに声をかけられた。



jungkook『暇っちゃ暇だけど、』


mob『カラオケ行こ~ぜ!』


jungkook『またあそこ?』


jungkook『金欠なんだけど,,,ㅋ』


金欠だなんて嘘。前,此奴と行ったカラオケ屋付近の治安,悪くて怖いんだよなぁ,,,


mob『まぁ学割使えば大丈夫だろ』


jungkook『,,,わかった,,』



窓から外を眺めると,眼鏡を外し,髪をかきあげながら,車に入っていくテヒョン先生の姿があった。



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