放課後,友達とカラオケ屋に向かう。
BARやホテルが並び,暗くて,危ない雰囲気が漂う街。
実際に絡まれている女性達や,カツアゲされている人が居て,付近は荒れている。
jungkook『ハァ~,,,』
こういう所苦手なんだよなぁ,,,
mob『さっきから溜息ついてどうしたんだよㅋ』
jungkook『,,,別に~,,,』
jungkook『あれ,,?』
人混みの中に見た事のある人がいた。
テヒョン先生だ,,,
mob『どうした,,,?』
jungkook『,,あ,,いや,,なんでもない,,』
普段の丸眼鏡をかけてなくて,髪をかきあげている先生は,
女の人の腰に手を回し,人混みに消えていった。
翌朝学校に着くと,いつも通り校門にテヒョン先生がだるそうに立っていた。
jungkook『,,おはようございます』
taehyung『ファ~,,,おはよう,,』
あくびをしながら挨拶を返す先生。
昨日,僕が見た人はテヒョン先生では無い,,,,はず,,,。
テヒョン先生があんな場所に行く訳ないよ,。
キーン….コーン….カーン….コーン….
mob『またテヒョン先生遅刻かよㅋ』
jungkook『,,,僕,呼んでくる』
“コンコンッ”
ノックをしてドアノブに手をかけようとした時,部屋の中から,テヒョン先生の話し声が聞こえた。
電話中か,,,と思いドアの前で電話が終わるのを待っていると
taehyung『今日も会えるか?って?』
taehyung『会わねぇよㅋㅋ俺ら体の相性良くないじゃんㅋㅋ』
jungkook『え,,,』
“俺”? “体の相性”?
先生が発するには似合わない言葉達が並べられていく。
taehyung『ど~ぞ,勝手にしてくださいㅋㅋ』
taehyung『もう電話かけてくんなよ』
“プツッ,,,プーッ,,,プーッ,,,”
jungkook『これ絶対聞いちゃダメだったやつ,,,((ボソッ』
立ち去ろうとした時,
taehyung『,,,そこに居るの誰?』
と,冷たい声で話し始めた。
jungkook『っっ,,,』
やばいバレた,,,?
taehyung『多分“ジョングク”,,,じゃない?ㅋㅋ』
taehyung『この時間に来る奴はジョングク,お前しか居ねぇよㅋㅋ』
いつもの先生じゃない,,,怖い,,,
逃げようとするが,恐怖で体が固まり,立ちすくんでいると
“ガチャッ”
目の前の扉が開き,不敵な笑みを浮かべた先生が出てきた。
taehyung『大正解ㅋ』
と言うと,先生は僕の腕を強引に引っ張り室内へいれ,
“ガチャッ,,,”
鍵を閉めた。