※ご本人様には関係ありません
どうも雨です!
新しい連載を書く。
たまってるのにねー(他の連載)……まあ、そっちもちゃんと進めてはいます。
では、注意書き↓↓
wt二次創作
死ネタあり
knshk
BL
Rがある話もあると思います(今回はない)
※ご本人様には関係ありません
ゆっくりゆっくり進めていきます。
では、おけな方、本編どうぞ~!
〜kn視点
ずっと一緒にいたい人って、皆にもいると思う。
俺にもいる。いや、正確には“いた”。
彼は、もうこの世にはいない。
戻って来ることはない。
2度と会えないんだ……。
shk「見て、きんとき!月きれーだなぁ!」
kn「ほんとだね。すごいきれい。」
shk「俺、貝拾ってくる。」
kn「気をつけてねw」
その日。俺らは近くの海に遊びに来ていた。
近い…と言っても、隣の県だし、近くはないかもしれない。
それでも、俺にとっては彼……シャークんと過ごす時間が一番楽しかったから、それが叶うならなんでも良かった。
kn「シャケ、危なかっしいなぁw」
そう思った時に、俺がそばに行ってやればよかったんだ。
そしたら、あんなこと……。
タッタッタッ
kn「…?」
足音?
なぜかわかんないけど、嫌な予感がして、シャークんの方を振り返る。
すると…、
kn「ッ!!!」
シャークんの背後に、ナイフを振り上げた男が立っていた。
kn「シャークん!!!!!」
shk「え…、」
それが、彼と交わした最後の会話だった。
シャークんは、通り魔に殺された。
そいつは、シャークんを刺すと、俺には見向きもせずにどこかへ走り去っていった。
俺は、何もできなかった。
ただ、頭が真っ白になって、息が苦しくなって、シャークんを抱きしめたまま、放心状態になっていた。
俺の叫び声を聞いた近隣住民が、救急車を呼んでくれたらしい。
シャークんは、病院に搬送され、そのまま死んでしまった。
俺はあの日のことを、今でも悔やみ続けている。
ピピピッピピピッピピピッ
アラームの音がうるさく響く。
kn「ん…」
俺はアラームを切ると、スマホ画面を見つめて、しばらくぼーっとする。
いつも通りの朝。
何も変わらない。
5分ほどそうしていると、段々と目が覚めてくるから、そうしたら1階へおりる。
kn「…おはよ」
誰もいない部屋へと呼びかける。
あの事件から1年がたった。
それでも、俺の心から、彼と一緒に過ごしていた日々が消えることはない。
kn「もう、返事してくれないんだね。」
今日もそうつぶやくと、気を取り直して朝飯をつくる。
前は、2人分作ってたのに。
kn「はぁ……。」
1人、朝飯を食べながら、何気なくスマホを開く。
通知音を消しているから、ラインがきてても分からない。
定期的にチェックして気を紛らわすのも、段々効果が薄れてきた。
俺がスマホを開いたタイミングで、ちょうど1件、通知が来た。
相手は、ぶるーくだった。
br『きんさん元気?』
kn『うん、まぁ。どした?』
br『今日家行っても大丈夫?』
kn『いいけど…今なんもないよ?』
br『全然いい!買ってく!』
kn『そう…ありがと』
br『うん、だから待ってて!何時頃がいいかな?』
kn『昼過ぎでお願いします』
br『おっけー!じゃ、またね』
kn『ありがと。』
スマホを閉じながら、“今日はぶるーくの日だっけ”と思い出す。
俺は、あの事件以来外出を一切していない。
単純に、外に出るのが怖かった。
自分が殺されるかもしれないという恐怖より、
自分が関わっている、大切な人たちが死んでしまうのではないかという恐怖に、
頭を支配されていた。
だから、家に引きこもって生活している。
そのせいで、メンバーに迷惑をかけてしまっているのはわかっている。
それでも、あの恐怖は一生消えることはないと思う。
ピンポーン
ちょうど、時計の針が12時を回った頃、ぶるーくが家にやってきた。
kn「ごめんね、ありがと。」
br「気にしないで〜。あ、お昼食べた?」
kn「いや、まだ。」
br「じゃ、僕作るね?きんさんは座ってて。」
kn「ありがと…」
俺は無気力にソファに座り込んだ。
br「外、雨降ってるよ。」
kn「…うわ、寒いじゃん。ぶるーく大丈夫なの?」
br「まぁ、結構着込んできたし、多分…?w」
ぼんやりと窓の外を眺めて、“ほんとだ、降ってるなぁ”なんて、考える。
最近、自分でも嫌になるほどに憂鬱だ。
そりゃあ、シャークんがいないから当たり前なんだけど、どうにかしてこの憂鬱から逃げ出したい。
息苦しいし、こうしているとあの日のことをいつでも思い出せてしまう。
何かに打ち込んでいても、ふとした時に彼の笑顔を探してしまう。
kn「ッ…、、」ポロ…
br「…きんさん…」
ぶるーくの心配そうな声が、台所から聞こえる。
kn「ごめッ、気にしないで…」
br「……」
ぶるーくは、黙って俺の背中をさすってくれた。
ぶるーくだって、辛いのに。
俺だけずっと引きずってるなんて、馬鹿みたい。
シャケが見てたら、絶対に怒られる。
でも、今はそう考えるのさえ辛かった。
br「とりあえず、食べよっか。」
kn「うん…。」
俺の涙が引っ込んだところで、ぶるーくが提案してくる。
こういう時、変に引きずらずにすぐに話題を変えてくれるぶるーくに、本当に救われる。
br「いただきまーす!」
kn「いただきます。」
2人で少し喋りながら食べていると、
ピンポーン
家のインターホンがなった。
kn「誰だろ…?」
br「僕出ようか?」
kn「お願い…。」
br「はーい」
ぶるーくは、席を立つと玄関へ向かった。
モニターに向かって、“どちら様ですか?”と聞く声が聞こえてくる。
ぼんやりしながらぶるーくが戻って来るのを待っていると、突然、玄関からバタバタと慌ただしい足音が聞こえてきた。
kn「ぶるーく…?」
思わず席を立って、玄関へ向かうと、ちょうど玄関から飛び出してきたぶるーくと衝突してしまった。
kn「いてッ…」
br「わー、ごめんきんさん!!って、それより!!」
突然、ぶるーくが俺の腕を掴んで、玄関へ引っ張っていった。
kn「え、何…」
kn「…は?」
そこには、雨に濡れたシャークんが立っていた。
きりまーす!
眠い…!
ゴミ捨て場のやつ終わってないけど、あっちあとR書くだけなんで、気力が出てきたらやる!
こっちは考える必要があるから…多分、更新遅めです。許してください。
では、また次のお話で!
おつあめ!
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