テラーノベル
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暑かった午後を過ごし、ようやく涼しくなって来た
また誰かにノックされると、そこには食事を持った男性が立っている
「‥‥‥‥」
「ありがとう」
「‥‥‥‥いえ」
本当だ
日本語を話している
俺は彼から食事を受け取ると、彼はチラチラと俺を見ながら下がって行った
俺はそれをテーブルに置くとスプーンを手に取り口へ運んだ
冷製のスープはじゃがいもやにんじんなどが入っており、良い匂いがした
スプーンにじゃがいもを取り、口へ運ぶ
その瞬間、口内でジャリっと不快な音がきこえた
「痛っ!‥‥なんだ‥‥?」
俺は手のひらに口の中の物を全て吐き出した
じゃがいもだった物は俺の血が付き、その中にガラスの破片が見えている
これは‥‥‥‥
「痛ってぇな‥‥」
舌と頬の内側を切った様だ
俺は水を口に含み、口内を洗い流す
初日から熱烈な歓迎を受けて、俺は皿を持ち全てをゴミ箱の中へ捨てた
「自分で食う物は自分で作れって事か?」
もう今日は面倒だ
作るなら明日からだな
皿をシンクで洗うと俺は風呂へ入りベッドに潜った
コンコン
またかよ‥‥
今度は誰だ⁈
「‥‥はい」
「小柳ロウ‥‥迎えに来たけど」
「あ‥‥イブラヒムさん‥‥」
そう言えばそんな事言ってたな
迎えに来たって事はイブラヒムさんの部屋に行かないといけないって事か‥‥
俺は歩き出すイブラヒムさんの後ろへ続き、宮殿の中へ入って行く
「寝るとこだったの?」
「はい‥‥まぁ‥‥」
「俺行くって言ったよな」
「‥‥言ってました」
「忘れたって事?」
「そんな‥‥‥‥忘れてました」
「ロウってやっぱり変わってる‥‥」
急に名前で呼ばれてドキッとしてしまう
別に誰に呼ばれたって良いはずなのに
「こっちに来なよ」
「‥‥‥‥‥‥」
こっちとは‥‥ベッドの上って事だよな?
そんなの‥‥行ける訳がない
何されるかわかってるのに
「ハーレムにいるって事はそう言う事だよ?」
「‥‥‥‥俺はそういうつもりでここにいる訳じゃない」
「とりあえずここに来てよ」
「‥‥‥‥」
とりあえずそこに行ったらもう戻れない
そんな事くらい知ってる
でも逆らう訳にはいかない
俺はゆっくりとベッドへ近づく
距離が近づくと俺の腕を掴まれた
「早く来いって」
「イブラヒムさんっ!‥‥違う事しません?」
「違う事って‥‥今から始める事より楽しい事なの?」
「それは‥‥‥‥」
俺は慌てて辺りを見渡した
昨日はカーテンで閉められていた空間が半分ほど見えている
そこには大きなテレビと‥‥
「俺ゲーム上手いですけど!ゲームしませんか⁈」
「え?ゲーム?」
まさかそんな事言われるとは思っていなかったイブラヒムさんが目を開いて俺を見る
俺が目にした物
テレビの前に綺麗に並べられたゲーム機だった
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コメント
5件
うわぁ、第8話…一気に空気が変わったね🥀 食事にガラス混入って、最初からそんな歓迎されるんだ…ってゾッとした。でもその後、イブラヒムさんに呼ばれて「違う事しません?」って必死にゲーム提案するロウくん、切実でちょっと笑っちゃった😂 支配的な空気の中での必死な抵抗、すごく生々しくてドキドキする展開だったよ。次どうなるんだろう…