テラーノベル
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「あっ‥‥!嘘っ‥‥なんでそんな事‥‥」
「だってこれがお前の弱点だろ?」
「くっ!‥‥そこばっか‥‥卑怯だっ‥‥」
「弱点はついていかないと」
「待ってよイブさん!あっ!‥‥っと危な‥‥」
「うわぁ〜‥‥負けたぁ」
「俺強いですから」
「確かに強いな」
俺たちはテレビの前でコントローラを握っていた
もう何時間ここで過ごしただろう
日本贔屓の第三王子はゲームの腕前も一人前だった
「次は負けねぇ」
「俺だって負けませんけど?」
「じゃあ勝ったらどうする?」
「どうって‥‥」
「俺がゲームする事を譲歩したんだから、ロウも俺に何かしてくれても良いんじゃない?」
「何かって言われても‥‥俺何も持ってないし」
「俺欲しい物あるわ」
「でも何もないって‥‥」
「俺はお前が欲しいんだけど」
「‥‥‥‥‥‥」
せっかくゲームで気持ちを逸らしてたのに
急に矢印を俺に向けられてしまった
「勝ったらお前をちょうだい」
「それは‥‥ちょっと‥‥」
「なんでだよ。あ、負けそうでひよってる?」
「そんなんじゃない‥‥けど‥‥」
失うものが大きすぎる
またあんな事するのは‥‥
「じゃあ良いじゃん」
「待って下さい‥‥だったら‥‥じゃあ‥‥キスなら‥‥」
「えぇっ⁈勝った褒美がキスだけなの?」
「キスだけって‥‥俺だって譲ってるのに」
「ここハーレムだけど?しかもここにいるのは抱かれるためにいるのにキスだけって」
「俺はここにいる人たちと立場が違うんです!そのくらいちょっと譲歩してくれたって‥‥」
「まぁ‥‥今日は大目に見るか」
「今日はって‥‥」
「嫌なら抱くけど?」
「それは本当に‥‥大目に見て下さい」
またゲームが始まる
今度は絶対負けられない
それなのに俺の手がポンコツ過ぎて‥‥
「わざと負けた?」
「そんな事ないです‥‥」
「焦らすのが好きだとか?」
「そんな事ないです‼︎」
笑いながら俺の頬に手を添えられる
これは負けた俺が悪い
もう目を瞑ってやり過ごすしかない
「こういうのは苦手?」
「‥‥聞かないで下さい」
「ふふっ、俺もキスだけなんて初めてだけど」
そう言うとイブさんの唇が俺に触れる
俺は呼吸も止めてそれを受け入れた
これで終わる
そう思ったのに‥‥
「んっ⁈‥‥っ!‥‥んぁ‥‥」
唇の間を舌で舐められるとスルッと俺の口へ舌が入って来た
俺が慌てて離れようとすると頭を押さえられ、さらに深く口付けされる
「っ‥‥ちょっと‥‥イブさん⁈」
「何?これもキスだよ」
それはそうだけど‥‥
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コメント
3件
第9話読んだわ。ゲームの勝負とキスの駆け引き、緊張感あってめっちゃ良かった。イブさんの「欲しいのはお前」→「キスだけなら」の流れ、ロウの焦りと強引に迫るイブさんのバランスが絶妙やった。勝利条件変わってからの展開、R18タグも納得の濃密さやし、この先どうなるか気になるなあ。続き待ってる🔥