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「ん…」
目を開けると隣には横になってこちらをにこやかに見つめている男が。
「おはよう。チェックアウトは1時だよ」
くそぅ..横のにこやかなイケメンが眩しい。
「風呂は..?」
「ユーリが入った後に入った」
「いつ..」
「10分前に起きた」
「あそ..」
ベッドサイドに置いたスマホの方を向いて「なん..」と言いかけると、
「いま?朝の11時。まだ寝てて良いよ」
状況の説明たすかる。コイツは案外デキる男のようだ。
よいしょ、とベッドから起き上がるメリィさんを横目で見つつ二度寝をしていると、
「そうそう、ここなんかメンバーになるとルームサービス付くらしいからメンバーズカード?作っといたよ」
テーブルに開いたルームサービス本を手に持ち、こちらを見ながらそう言った。
あ…ここメリィさんの行きつけじゃないんだ..
ふぅん…
すやすやと二度寝をし、起きて着替えてチェックアウトギリギリで、昼には現地解散した。
『またね。』
メリィはニコニコと、ラブホテルの目の前で
堂々と手をひらひら横に振っていた。
恥ずかしいからやめろ。
そして夕方、今に至る。