テラーノベル
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ある朝のこと。じゃらじゃらというような、ガラガラというような音がコテリー全体に響き渡りました。緊張も響き渡ります。メスは巣穴に子どもたちを逃がします。
ガラガラヘビがやってきました。ピータのコテリーに現れ、紅梅色の舌をちろちろと出し入れしながら地を這っています。ガラガラヘビの狙いは、幼い子供。ガラガラヘビは巣穴に入っていけるので巣穴に逃がしても追いかけてきます。
ですが、ピータやオスたちは怖がっても怯えてもいません。メスたちもです。警戒はしていても怖がっていないのです。
ピータが動きました。ライバル同士のチャーリーと協力体制に入ります。そして小さく引っかいたり、脅したり、威嚇したりしてコテリーから追い出そうとしはじめます。
すると、ガラガラヘビはするすると退散していきました。元はガラガラヘビはとても臆病な生き物。それを知っているオスは追い出しにかかったということです。こうした小さな災いから大きな災いまでコテリーに襲いかかってくるのです。
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