𝘚𝘯𝘰𝘸 𝘔𝘢𝘯　短編BL

#　お隣さん

あべside

俺は引っ越し先のお隣さんは磨きがいがあると思っていた

俺がゴミ出しに出るといつも出会うお隣さん

お隣さんは“渡辺“ということだけは知っている

見た目は若々しいお兄さん

でも多分俺よりは上だと思う

髪はボサボサだが、前髪の隙間から見える目はとても綺麗な目だ

鼻も口も整っていて綺麗な顔をしていると思う

俺は気になって何かある事に考えてしまう

ごみ捨て

俺がごみ捨てに出ると丁度同じタイミングで出てくる渡辺さん

あべ）　ぁっ、おはようございます！

わたなべ）　ぁ…お、おは…ございます…

渡辺さんはいつももごもごしている

俺はそれすらも可愛くて仕方なかった

それから俺は見る度に挨拶するようになった

あべ）　あ、おはようございますっ！渡辺さん！

わたなべ）　ぉはよっ…ございますっ…！

どんどんハッキリ言ってくれるようになってきて俺はとても嬉しかった

ある日のゴミ出しの時に渡辺さんの服が首元が広いものだった

あべ）　おはようございます！

わたなべ）　おはよっ…ございます…！

あべ）　首長くて綺麗ですね！タートルネックとか似合いそうっ！

そう言うと渡辺さんは顔を赤くする

そういった次の日

渡辺さんの服はタートルネックになっていて

また別の日

あべ）　お顔綺麗だからマッシュとか似合いそうですね！

そう言うと渡辺さんは次の日マッシュになっていた

とてもイケメンになった渡辺さんは最初に出会った時よりも変わっていた

ただ変わっていないのは挨拶がハッキリ言えないところだ

そんな所も愛おしかった

渡辺さんが変わっている間に俺も彼女が出来ていた

佐久間大介

とても可愛い彼女だ

同居することが決まり、俺は引越し準備に取り掛かっていた

何かと仲良くさせてもらっていた渡辺さんには報告したくて朝会った時に報告した

あべ）　俺…彼女と同居するんです！もうちょっとでここ出ていくんですよ、

わたなべ）　っ…ぁ、彼女さん居たんですね…

あべ）　ここに来てから出来まして…/

わたなべ）　へぇ…？

渡辺さんが近づいてきた瞬間意識が遠のいた

目を覚ますと全裸で椅子に縛りつけられている

周りには俺の写真が沢山貼り付けてあって

俺は固まってしまった

顔をあげると渡辺さんがこちらを見て笑っている

あべ）　渡辺さんっ…、？

わたなべ）　ぁはっ♡　阿部さぁん…亮平さん、♡

あべ）　渡辺さん…これどういうっ…

わたなべ）　同居なんかさせませんよ？だって俺の亮平なんだからっ…♡