スカッとした話

続きです。

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【後編】

私、楚歌。いいこと聞いちゃったわ！桜梨って、1組の山本が好きらしいの！みんなにバラそうっと！

ガララ

【みんなぁ〜っ！ニュースだよぉ！】

「え、なになにっ？」

【あのね、桜梨って１組の山本が好きなんだってぇ〜！】

「ええ！」

「絶対釣り合わないよ！」

【だよねぇ！聞いてみまーす！】

【…？みんな、何笑って…】

【ねえ！あんたって山本が好きなんでしょ〜？】

【えっ、なんでそれを知って！】

【ええ！てことはぁ、ホントなんだぁ〜？いっとくけど、山本はあんたのこときらいって思ってると思うよ〜？】

【わかってるよ、そんなこと。でも、好きって思うぐらいはいいと思うから】

【はぁ？私も好きなのわかってる？あんたには釣り合わねぇんだよ！】

【キャッ…】

【おい、宮原。何やってんだよ】

【きゃあっ！山本クゥン！何もしてないよぉ？あのねぇ、桜梨がこけちゃってぇ！今、大丈夫？って話てたところなのぉ！】

【ふうん…。大丈夫？桜梨さん】

【ドキッ。あ、はいっ…大丈夫、です】

【…（#^ω^）！！あっ、手が滑っちゃった〜！】

ドンッ

【あ、手がっ…！】

やばっ、血出てるよ…

【ごめんねぇ？彫刻刀使ってたらあたっちゃったぁ！大丈夫ぅ？】

ざくっていってる…これ、血とまる⁉️

【誰かティッシュ！絆創膏も！】

【え…？山本…君？】

【な、何してるのよ山本くん！その子の血、汚いよ！って、あっ！私も血出ちゃった！私のはきれいだよ！助けてー！山本くん！】

【これで大丈夫だよ、桜梨さん。】

【ドキッ。あ、ありがとう…】

【ざくっていってるかも〜っ！ちょ〜いたいっ！】

【それぐらい大丈夫だよ。水に濡らしておけばいいよ】

【えっ…】

【それより、桜梨さん。】

【ドキッ。な、何でしょうか…？】

【メガネ外してみてよ！きっと可愛いと思うんだよね】

【ドキッ。え、え〜！いい…よ】

【ありがとう！！】

【ドキッ。は、はい…】

【か、可愛いよ桜梨さん！惚れちゃうよ！まあ…出会ったときからその…好き、だったんだよね】

【えええ⁉️】

【はあああああっ⁉️どうして私じゃないのよ！私、可愛いじゃない！そいつより可愛いわよ！！】

【はぁ…ねぇ、宮原。顔は可愛くても性格がぶすじゃん。】

【えっ…】

【それに比べて、桜梨さんは外見よし、中身よし。パーフェクトだよ】

【そ、そんなあっ…！！】

そして、一人ぼっちになったのであった。

【トホホ〜！！】

私は、山本くんと付き合うことになり、幸せです！

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終わりです！では、おつ🐼！