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俺は目が覚めるとベッドに寝かされていた。
俺は何処か冷静だった。
コンクリートの地下室のような部屋、廊下につながっているであろう鉄扉、何やら色々なものが置いてある棚、赤い綺麗なベッド……
そして。
首に繋がれた金色の鈴が着いた犬用の赤い首輪、大の字に繋がれている俺、大きな鎖、口に繋がれている口かせ……。
まぁ普通に考えれば監禁で会っているだろう。
「あ、目覚めた?」
暖かいいつもの声色で言うハツネ。
俺はこれはなんなのか言おうとするが口かせのせいで話せない。
「ミツキは僕のものなんだから。」
……予想的中。
「あれ、もっと慌てると思ってたのに冷静だね。」
こんな状況で監禁と思わない奴いるか?
「キミは僕が甘やかしてあげるよ♡」
目が完全に逝ってる……。
あいつは狂気でしか無かった。
いつか心中とか言うのではないだろうか。
俺は……諦めたのだった。