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side.りょ
今日は三人で遊びに行く日だ。ちょっと前から計画してて、この日のためにお仕事を頑張ってたみたいなものだ。若井の車に乗って、3人で仲良くショッピングモールに向かう。人はそこそこ多いけど、案外ばれないんだよね。
まず最初は、服屋さん。お互いでお互いの服を選ぶのがいつものことで、元貴の服を選んでいると、若井が声をかけてきた。
若井「涼ちゃーん。これ、ちょっと着てきて」
藤澤「え、これえ?こんな派手なの似合うかなあ…」
大森「えー!絶対似合う。てか涼ちゃんしか似合わなくない?」
藤澤「そうかなあ~?心配なんだけど…とりあえず着てくるね」
大森「いってらっしゃい。あ、若井これ着て」
若井「え、これ俺?えー」
大森「俺が選んでやったの!さっさと行け」
若井「はいはい」
僕が着替え終わって外に出ると、着替えた若井と元貴がこっちをガン見してた。若井は首元がだいぶ広い黒シャツに、大きめのダメージジーンズ。上から革ジャン?的なのを着てて、かっこよさが半端じゃない。さすがイケメン。
元貴のほうは僕が選んだんだけど、かわいさ重視でコーデを組んだから、もうとにかくかわいい。ベージュの半ズボンを着て、その上はラベンダーの半袖パーカー。ふんわりした色がすごく似合ってて、もはや妖精。
僕は白のブラウスの上に、自分では絶対選ばないショッキングピンクのベスト。そこに薄い灰色のガウチョを履いて、髪型も試着室でちょっとだけアレンジしてみた。これ、似合ってるのか…?
大森「涼ちゃんかわいすぎ…倒れちゃいそう」
若井「これは破壊力やばいね…よし、買お」
藤澤「えええ、買っちゃうのこれ…僕こんな派手な色さあ…」
若井「めっちゃ似合ってるし、持ってないから買うんじゃん」
大森「涼ちゃんも若井もまじで、かわいいしかっこいい!!最高!」
若井「いやお前もな。天使かと思ったわ」
大森「なんだそれ。」
結局3人とも買った。新しい発見があるし、こういうのいいよね。
次はアクセサリー。三人で見に来ることは今までなかったから、なんだかちょっと緊張する。今度は僕が若井、若井が元貴、元貴が僕に選ぶことになった。せっかく来たんだから、今日は奮発しちゃおうかな。
大森「涼ちゃんの見つけた。はいこれ。もう決まり!」
若井「はや。元貴ってむずいんだよなあ~」
大森「どーゆー意味だよ。ね、涼ちゃんは?」
藤澤「うーん…決まった!若井、こういうの、絶対持ってないと思う」
大森「うわ、ほんとじゃん!センス良すぎ~!」
僕が若井に選んだのはネックレス。ちょっと太めなんだけど、三つ繋がった、にこちゃんがついてるの!こんなかわいいのつけてるところ見たことないから、気になっちゃうよね。
元貴が選んでくれたのは、ピアスで、宇宙服を着た人がぶら下がっている。小さい星も一緒についてて、ほんとにかわいい。
若井はまだ悩み中みたいで、うんうん唸っていた。
若井「あー決めらんね~…うーん…やっぱこれかな…よし、これ!」
結局若井が選んだのは、黒色のチョーカー。真ん中を挟んで、二つの赤いお花がついてる。チョーカーってあんまりみんなつけないから、新鮮で面白い。元貴は超気に入ったみたいで、「これつける!」と嬉しそうだった。
今日一日で結構お買い物したけど、最高に幸せで、帰りも車の中で大はしゃぎだった。
ほんとに幸せで、なんかデートみたい、なんて、ね。
3人で仲良くお買い物に行ってほしいなあっていう願望。