テラーノベル
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いつも通りだったはずなんだ。
いつも通り恋人の彼と一緒にベッドに入って甘い時間を過ごして眠りに就いた。
目覚めたらきっといつも通りの部屋で、いつも通りの少し湿ったシーツに包まっていて、隣で愛しい彼がおはようと言ってくれるはずだったのに。
しかし、現実は細やかな幸せさえも許してくれなかったらしい。
知らない真っ白な部屋で糊の効いたシーツに挟まれた状態で目が覚めた。
隣を見ると恋人が寝息を立てているのが唯一いつも通りのところ。
私はとりあえず彼を起こしてこの部屋がどこなのか、どうしたら出られるかを探ることにした。
『起きて、ハナマル。なんかよくわからない部屋に飛ばされちゃってるの!』
「…ふぁ~ぁ…主様もそんな冗談言うんだな…ってここどこだよ?」
ハナマルは私がからかっていると思ったらしいが、目を開けて部屋の様子を確認すると鋭い目つきで周囲を観察し始める。
この部屋にあるのは今寝ているベッドと、壁際に設置されている手すりのようなものと、唯一外に繋がっていそうなドアだけ。
「主様と俺だけ攫われた…?にしては拘束もされてないし水や食い物もトイレもない…おかしくないか?」
『確かにそうだよね。…でも私こういう部屋知ってるかも…』
「本当か!?ならここはどこだかわかるのか?」
『え~っとね…大体時間とかの概念がない不思議な世界…かな』
「なんだそれ…」
お互い寝間着のまま固くて寝心地の悪いベッドを抜け出し、ドアに近づく。
しかし、ドアは施錠されているらしくドアノブは全く動かなかった。
『…こういう部屋って条件を満たさないと出られないやつだったりするのかな…?』
「出るためには何か条件を満たさないといけないのか…。その条件ってのは探さないといけないのか?」
『うーん…大体どこかに条件が書いてある紙とか電光掲示板とかがあるはずなんだけどなぁ…』
そんな会話をしているとドアの隙間から手紙が差し込まれてひらりと床に落ちた。
ハナマルが手紙を拾い、糊付けもされていない封筒を開いて中の紙を取り出す。
私もハナマルの手元を覗き込んだ。
【立ちバックでセックスして体外式ポルチオで絶頂しないと出られない】
「ふ~ん…まぁ…こんくらいならいいか」
『え!?いいの!?』
「体外式ポルチオなんて何度もやってるだろ?」
『記憶にございませんが!?』
「あぁ、そっかそっか、主様が意識飛ばしてる時にやってたからな」
『何それ怖い』
「まぁそういうことだから、主様はなーんにも心配しなくていいぞ~。全部ハナマル様に任せておけば大丈夫だからな~。ほら、ちょうど手すりもあることだし?とっととこんな部屋出ちまおうぜ」
ハナマルに後ろから両肩を掴まれて手すりまで連行される。
そしてハナマルは私を手すりの前まで連れてこられると、邪魔だからとぽいぽい服を脱がされてすっぽんぽんにされてしまった。
『ちょ、ちょっと待って、心の準備がっ…』
私が胸と秘部を手と腕で隠しながら訴えるとハナマルはニヤニヤ笑いながら私の頬に手を添えてキスをしてくれた。
「…覚悟できたか?」
『…馬鹿…。せめてハナマルも脱いでよ。私だけ裸だなんて恥ずかしいよ』
「へいへい、主様の頼みとあらば…」
ハナマルも寝間着に手をかけて肌を晒していく。一目で鍛え抜かれていると分かる筋肉を見ていつもは暗がりでよく見えないからかドキドキしてしまう。
最後のパンツまで脱いでベッドの上に私の寝巻と下着も拾って放ると私に近づいてきて、身を固くしている私をあやすように抱きしめてきた。
「まだ恥ずかしい?」
『うーんと…なんかもっと恥ずかしくなったかも…』
「大丈夫だぞ、このハナマル様が相手なんだぞ?気を張る必要なんてないだろ?」
『まぁ…それは確かにそうかもだけど…』
「抱きしめ返してくれないの、ちょっと寂しいんだけど?」
『…うん、ごめんね』
私が自分の体に回していた手を解いてハナマルの筋肉質な背中に手を回す。肌同士が触れ合って温かい。とくんとくんと聞こえてくるハナマルの心音を聞いているとだんだん私も落ち着いてきた。
ハナマルの胸に顔を埋めた状態から少し離れてハナマルを見上げると額にキスをされた。
「…もういいの?」
『うん、もういいよ』
「じゃあ、しっかり手すり握っててくれよ?俺らの身長差だったら主様は足つかないだろうからな」
ハナマルが腕を緩めて手すりに向かうように私を誘導し、私はそれに従って手すりを掴んだ。
「それじゃ、まずは慣らさないとだな。主様、足開けるか?」
『う、うん』
私が足を開くとハナマルは足の間に身体をねじ込み秘裂をベロリと舐め上げる。そしてそのままクリを舌先でつついてぢゅっと吸い付いた。それだけで私は甘い声を上げて愛液を垂らしてしまう。
「うんうん、主様は感じやすくていい子だねぇ。ナカもしっかり可愛がってやるからな~」
ハナマルの指が愛液を絡め取ってナカに入ってくる。クリだけを刺激されて物足りなかったナカに入ってきてくれた指を歓迎して膣壁が吸いついて奥へと誘う。
ハナマルはぐちゃぐちゃと音を立てながら私の感じるところを的確に刺激して、Gスポットを押し上げてクリを吸い上げる。それが気持ちよくてたまらなくて喘ぎ声が止まらない。
しかし、その刺激は長くは続かずハナマルの指はもっと深くまで入り込み、ポルチオをくすぐる。急にもどかしい刺激しか与えてくれなくなったハナマルに私の身体はもっと気持ちよくして、と子宮を下げてハナマルの指に媚びる。指先に当たる子宮口の面積が広くなったのを感じたハナマルは更にクリを吸いながら舌で刺激して、降りてきた子宮を押し上げるように指でポルチオをコリコリと刺激してくる。先にナカから刺激することで体外式ポルチオで絶頂しやすくなるようにしているらしい。
私は舌先で転がされるクリとナカへの刺激でもう限界だった。
『ハナマルっ、ハナマルっ、もうやめてっ!イっちゃうっ!』
私がそう叫ぶとハナマルはさっさとイケと言わんばかりに刺激を強めて私を絶頂に叩き込んだ。
「はは、すげぇ濡れてるな。これならもう体外式ポルチオでもイケるだろ」
ハナマルは愛液で濡れた口元を袖で拭うと私の股の間から出て行き、私を後ろから抱きしめるように腹に腕を回した。下腹をすりすりと撫で回して指先を腹に沈める。
「この辺だよな?どぉ?気持ちいい?」
人差し指と中指でポルチオを摘まむようにしてセックスしているかのように上下に揺らす。
さっきイカされたばかりの体はそんな刺激でも快楽を拾って、何も入っていないナカを切なく締め付けてまた絶頂の波を生み出した。
『…イクっ…お腹押されてるだけなのにっ…』
私がハナマルの手でお腹を押し上げられて揺らされているだけにも関わらず絶頂してしまい、絶頂の波が引いたら羞恥心で頬が熱くなるのが分かった。
荒く息を吐いて深い絶頂から戻ってきて、手すりに掴まることで何とか立っていられている状態の私にハナマルが囁いた。
「なぁ、条件忘れてないよな?まだセックスするの残ってるんだけど、耐えられそう?まぁ耐えられなくて気絶してもそのまま犯すけどな」
『ちょ、ちょっと待ってよ…今本当にイッたばっかりで…』
「イキ狂いそうで怖い?いつものことだろ?なにも気にすることないぞ。後始末もしっかりしてやるから安心してイキ狂って気絶していいからな」
どこに安心できる要素があるのだろうか?気絶しても犯すと宣言されてしまった以上抵抗しても無駄だということは分かっていたし、ハナマルはいつも私の快楽を優先して自分はそんなにイかないセックスをすることは嫌というほど理解している。
つまりここれからイってもイっても終わらない地獄のセックスの時間が始まるわけだ。ハナマルが満足するまで終わらないと考えると今すぐにでも座り込んでしまいそうな私の腰を掴んで持ち上げて、ハナマルがニヤリと笑った気配がした。
「やっぱり足つかないよな。これなら逃げられないし、俺の好きにできるから役得だな~。まぁ暴れられたらどうしようもないかもだけど、主様は俺のこと拒んだりしないよな?」
私はそれに何と答えて良いか分からずとりあえず頷いた。ハナマルのことは好きだ。恋人としても、セックスする相手としても。だから拒んだりすることはしない…はずだ。
「じゃあ挿れるぞ~」
散々前戯で焦らされて涎を垂らす下の口にハナマルの大きなペニスがずぶずぶと入っていく。絶頂で締め付けたままの膣内を抉るようにして挿入されるペニスに私は悶えた。ゆっくり挿れられているだけでこんなに気持ちいいなら、本番早々にイキ狂って気絶する自信がある。
『は、ハナマル…今日は手加減してくれないかな…?』
「ん~?いつも優しく手加減してるんだけどな…それに今回は折角主様を好きなだけ抱けるんだから手加減できないかもな~」
『そ、そんな…』
いつものイキ狂わされるだけのセックスでも手加減していた?それに今回は手加減できないかも?ハナマルの不穏な言葉たちに血の気が引いていく。
しかし、ハナマルのペニスが散々虐められたポルチオに当たって子宮を押し上げるかのように深くまで入り込んだことで、そんな考えは霧散してしまう。
「この体勢だと奥まで挿れられていいな。また今度屋敷でも試してみようかな…ユーハンに見つからないところで」
ハナマルは独り言を言いながら腰を振り始める。Gスポットとポルチオを同時に刺激するような突き上げは快楽に敏感になった私をイキ狂わせるのに十分だった。
『ハナマルっ!怖いよ、ずっとイッてるの!止まって、止まってよぉ!!』
泣きながらの訴えなど逆にハナマルの興奮を煽るだけであった。ハナマルは私の叫び声を聞いて笑みを深めるとより一層早く腰を打ち付ける。
「イキまくっちゃって可愛いねぇ。逃げられないし抵抗もできないで犯されて可哀想になぁ。でも気持ちいいんだろ?主様はこういうことされるの嫌いじゃないもんな?」
確かにハナマルにめちゃくちゃにされるのは嫌いじゃない。でも手すりとハナマルの腕だけが体を支えているような状態でセックスするのは想定外すぎである。
何度も何度も絶頂させられ、終わらない快楽地獄からだんだん意識が乖離していく。自分の喘ぎ声が他人の声に聞こえるような感覚になって、いつの間にか意識を手放していた。
「おっと、もう気絶しちまったか…まだまだこれからがお楽しみなんだけどな…まぁその時に起こせばいいか」
ハナマルは糸の切れた人形のように動かなくなった私の身体を抱え直してセックスを続ける。
最奥に亀頭を埋めてびゅるびゅると子宮内に精液を注ぐと扉の鍵の開く音が響いた。
がちゃん
「ふーん、セックスは1回でよかったんだな。でもこれでいつでも出られるようになったからあとは好きにセックスしていいってことだよな?とりあえずベッドに行くか」
ハナマルは私が最後の力を振り絞って手すりを握っていた手を離させると、最初に寝ていたベッドに私を寝かせた。
「後ろからする楽しさも分かってもらいたいからな、一旦起こすか」
ハナマルはうつ伏せで寝ている私の肩を揺さぶって声を掛ける。
「おーい、主様。起きてくれよ」
『…ぅ…ん…?』
私はいつの間にかベッドに寝かされているのを認識して重い身体を捻ってハナマルを見る。
ハナマルは笑ってはいるがまだ犯し足りないと言わんばかりのギラギラ光る赤い目を見て、私はまだしばらくこの部屋から出られないことを悟る。
「なぁ、四つん這いになれるか?」
優しい顔をした捕食者を前に、私は震えながら頷くことしかできなかった。
コメント
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やっっっばい好き😍 投稿ありがとうございます🙏今回も最っ高でした🥰
あら~14話お疲れさま!この「脱出条件」もの、まさかのエロ脱出ルートで笑ったわw ハナマルの余裕のリードっぷりと、主様のツッコミどころ満載の困惑が絶妙で、思わずにやにやしちゃった。気絶してもなお続く執着っぷりが「らしい」し、最後の優しい捕食者感がたまらない🔥 次どうなるのか気になる~!
#命の選択
ぷち
915
カナ
49