第4章ー2人の奇跡ーういside
お色直しに黒色のドレスを着たステラ、美しく髪も再セットされていてとても綺麗な僕の愛する人_結婚記念の撮影_
この結婚式場に彼女の両親は居なかったがそれでも彼女は、幸せそうに笑っていた。最初の僕からは結婚なんて考えられなかった_
世界一愛していた僕の元彼女、れぐ_宇宙一愛している僕の妻、ステラ…れぐ、君を忘れて新しい愛に出逢ったよ…ありがとう。
「撮りますよ、新郎新婦を囲って何か一つポーズを。」
カシャ_カメラのシャッターを合図に僕の幸せな道開きのドアは開いた。
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3年後___ ステラside
私は家へ入ると必ず玄関にある棚を見る。
玄関にある小さい棚には3年前私たちが結婚した『あの写真』が飾られている。あの嬉しい時を、あの楽しかった時を、1つの時間として写真に収めてくれた。ういと私が愛して愛し合ったモノ。
ねぇ、うい…出会った時も、付き合ってる時も、貴方は必ず優しい目で私を見つめて優しく微笑んでくれたね…私はあの笑顔がずっと大好き…
「ステラ、何ぼーっとしているの?今日は花の楽園に行くんだろう?」
今日は3年記念日に花の楽園に行く。あの頃のように優しい笑顔で私の手をとってくれる。
ガチャ_私たちの未来への扉がそっと開こうとしていた
__ さようなら
ネガティブだった私
さようなら
絶望していた時の私
さようなら
悲しさで泣いていた私
これからは君と一緒に同じ道を歩みながら生きていく。
___ パシャっ
写真の中には999本よりもずっと多い赤い薔薇が並んでいた。
1000本は超えている薔薇に花言葉をつけるとしたら…私はきっと『 永遠 』と名付けるだろう_
今も、これからも、ずっと、キミと同じ道を歩みたい。
『 愛してる 』
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題名 [ スノードロップ ]
作者 [ 白瀬 なる ]
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この度はスノードロップをお読み頂き誠にありがとうございます。長いストーリーで伝えたいことをちゃんと伝えられず嫌気がさして辞めようとしましたが耐えて書き上げた作品です。
昔から話を考えたり書くのが好きで何度も小説を考えたり書いたりしてたのですがどれも納得いかず最後まで続きませんでしたがこちらの スノードロップ は何度も試行錯誤して無事最終回に至りました。改めまして スノードロップ を最後までお読み頂き誠にありがとうございました。これからも 白瀬なる を宜しく御願い致します。心から皆様の幸せを祈っております。
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白瀬るな_
[ 追記 ]
スノードロップ…暗い意味では「貴方の死を望みます」ですが
明るい言葉ですと「希望」の花言葉があるそうです。ですがスノードロップ以外にもし私が初衣とステラ達にあげるとしたらカキツバタ…幸せは必ず来る、です。