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ストーリー考えるの天才すぎます🥹🥹🥹すきです🫶🫶
う〜ん?これはどうすればいいものか…
〜優しさいつかの思い出に〜
Episode.1
【運命はいつだってこうだ(前編)】
私は”ソウ”って言うの…。
今,少し困ったことが起きてるの。聞いてくれるかしら?いいわよね?(圧)
私の住んでる場所は人があまり立ち寄らない森の奥深くで滅多に外に出ないのだけれど…今日は何故か泣き声が聞こえてきて気になって出てきたところなの。
何が困っているのかって?決まってるじゃない。子供が泣いていたのよ。
私は3000年前からこの人があまり立ち寄らない森に住んでるのよ? 子供の慰め方なんてわかるわけないじゃない!!
はぁ…
小さくため息を吐いた私はその子を包み込むように…まぁ…私はこの子と余り変わらないと言っても過言ではないくらいに他人より小柄な方…もうっ!!そんな話は今どうでもいいの!!…まぁ声のかけ方がわからないからひとまず優しく抱きしめたって話!!
…それにしてもこの子…傷が凄いわね。森で怪我をした…迷子…という訳でも無さそう。
どうみたって他人から付けられた傷…痣。
「ヒック…ヒック…」
少し落ち着いてきたかな…?
「大丈夫? 」
「ヒック…」コクンッ
…外に出しっぱなしっていうのもあれだよね?仕方ない。中に入れるか。
「寒いでしょ?貴方が大丈夫そうならこっちにおいで…?ここから1番近い村から来たとしても何時間もかかるはずだもの。疲れているはずよ。」
「…」コクンッ
「ねぇ?いくつか質問してもいいかしら?」
先程まで泣いていたとは思えないほど子供は落ち着いていた。
「いいよ〜。なぁに?」
私が渡していたホットミルクを口から遠ざけ子供は首を傾げた。
「貴方はどこから来たかわかるかしら?」
1つ気になっていた質問をする。
「…」
子供は少し黙った。
「…おかあさんはてらしぐみのねずみ?っていってた。」
少し堪えるようにその名前を口にした。
照らし組
それは国の名前では無い。
ここで何もわからない君達に教えてあげる。
ここの世界では
照らし組
お星組
お日様組
この3つの勢力がある。
子供っぽい名前だと思った?ふふっ。だってこれはかつて子供だった神様によってつくられたようなものなのだから仕方がないの。
そのうち,そこの子供が言う 照らし組は3つの勢力の中で孤立していてずる賢く,金と権力が大好きって感じの場所よ。
その地域の民は標的を決めて差別したり,追い出したりする。
だからきっとこの子も虐められてたんだと思うわ。
気の毒だけれどそれが照らし組よ。
中でもねずみっていうのはさらにずる賢い生き方をしているの。
「答えてくれてありがとうね。今から帰るのも何だし泊まっていきなさい。ここはあまり人が来ないから好きなだけいていいからね。」
「ほんと!?ありがと!!」
「いいのよ。今日はもう遅いからもう寝ましょう。」
「はぁい。」
照らし組のねずみ…そう呼ばれるのはあの国しかない。久しぶりの訪問がまさかこんな形だとは思わなかったけれど私だって黙って見過ごせる訳じゃないのだから。仕方がない。
明日,この子が起きる前に出発しましょう。
少し話をする必要があるみたい。