テラーノベル
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俺は経営学を学びながら既に実店舗を持っている
今日はその中の一店舗
カフェに足を運んでいた
俺が仕事をしている間、ロウは店の端の席でコーヒーを飲みながらスマホをいじっている
そのロウが席を立った
そして入り口へと向かう
俺も外へと目線を向けると、外には黒塗りの外車が停まっていた
この車‥‥
ロウが外に出て車から降りてくる人に頭を下げる
俺の叔父だ
うちの家族は叔父の家族と上手くいっていない
なにしにきたんだ?
また嫌味の一つでも言って行くつもりなのか?
叔父は外でロウと話をするばかりで中に入って来ようとはしない
何話してんだ?
2人を見ていると、叔父がロウの顔を手で撫で始めた
俺は急いで外に出た
「叔父さん!」
「おや?どうしたんだい、そんな怖い顔して」
「どうしたんですか?コーヒーでも飲みに来たんですか?」
「ん?まぁ、そうだったけど‥‥」
チラッとロウを見ている
そう、前からだ
叔父さんがロウの事をジトっとした目で見るのは‥‥
「いつものテイクアウトで」
「分かりました。ロウ、持ってこい」
「はい」
ロウが準備してきたコーヒーを一旦俺が受け取り、叔父に渡す
「また来るよ」
そう言うと叔父はロウの手を軽く撫でた
ロウはポーカーフェイスのまま手を振り払う事はせず、叔父を見送る
車が見えなくなると握られた手をもう片方の手で振り払っていた
「悪かったな」
「なんで奏斗さんが謝るんだ」
「我慢させたから」
「いつもの事だろ。これくらいどうって事無い」
そう言うとロウはまた元の席に戻って行った
叔父に俺がもっと強く言えればいいんだが
それでなくても揉めている叔父にこれ以上いざこざを増やしたくなかった
何をしてくるかわからない人だし
俺はトレーにチョコレートケーキを乗せ、ロウの席に向かった
「頼んで無い」
「あと一時間くらいで帰るから」
「そんなの気にするな。お前の側に居るのが俺の仕事だ」
頼んで無いと言いながらすぐにチョコレートケーキを口に運ぶ
こういう遠慮ない所が俺は好きだ
でも気になるのは叔父の事
ここら辺一体のシマを欲しがっている
でもここは絶対に明け渡す気は無い
それともう一つ
叔父が欲しがっているもの
それは
小柳ロウ
お前も絶対誰にも渡さない
.
コメント
4件
風楽負けるな〜!叔父ってどんな感じかまだわかってないけど怖〜風楽頑張って!続き楽しみ〜🫶
恋のライバルきちゃぁ~! いい感じに嫉妬させてそのまま、、、って感じになってほしい、けど叔父が相手はむずいか