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222
れむ
3
#学パロ
あむ˙︶˙
10
#也
壁にスプレーの落書きが施してある街へ行く。
ここなら外で寝ていても朝まで騒いでいても文句など言われない。
ゴミ箱から数枚の布を引っ張り、布団代わりにする。 捨てられたばかりなのか、まだ汚れは少なかった。
綺麗な布団の温もりを感じながら、そのまま眠りに落ちた。
家と家の隙間から差し込む朝日で目が覚める。雨もやんだようで、水たまりが光に反射し綺麗な模様を作りながら輝いていた。
「おはよ、こんな所におったんか」
昨夜出会った天使の声がする。
「ここ生臭いからはよ出やん?
てかこんなとこで寝てたん?よう生きてたな。俺やったら酸素悪すぎて死ぬわ」
散々な言いようだ。
まあ綺麗なところしか知らない天使サマにはこんな生活など知る由もない。
「居たくないんなら早くどっか行ったら」
「ほら行くぞ」
俺の言う言葉には見向きもせず、俺の腕を引っ張り表へと出る。
少し歩いただけであの天使の”当たり前”の居住区へと出る。
「ほら、着替え。お前そんな服来てたら風邪引くぞ」
そう言って天使は暖かい新品の服を何枚も俺に手渡した。
「こんなにも着れないよ」
「はあ?全部着るんだよ」
「どうやって?」
天使は俺の言葉にため息をこぼし、頭を抱える。
少し考えたあと、彼は少し離れたとこにある家に俺の連れていき、今来ている服を脱がせ、いちばん薄っぺらい服を俺に着せた。
「これが下着。一番最初に着るやつな。 それでこれが長袖シャツ。夏はこれの短いヤツ着るんよ。 で、これが上着。今は寒いからこれ気やんとすぐ風邪ひくで。 これがパンツとズボン。これは年中変わらず履いとる。で、これが 靴下と靴。わかった? 」
「…うん」
勢いに圧倒され、何一つ頭に入らなかった。が、そんな俺をよそに、彼はすぐさま家から出ていく。
「次の人待ってるからはよ出るぞ」
「家なのに次の人とかいるの?」
「…は?」
彼はまた頭を抱え、俺を引きずって家から出て行った。
コメント
3件
天使と人の常識が違うからどうしてもうまく交わらない…お互いに気を遣わないこの二人だからこそ、この会話がすごく響きます…!!それでもやっぱり面倒見の良いkyoさんはやっぱり年上ですね…!
みぅです🤍🥀 第2話、読ませてもらいました。 ゴミ箱から布を拾って寝るなんて、そんな日常が当たり前になってる主人公の背中が、すごく静かに痛かったです。そんな中で現れた“天使”が、着替えを渡すだけじゃなくて、一枚一枚着る順番を教えてくれるところ、なんかぎこちなくて優しくて…「全部着るんだよ」の強引さが逆に泣けます。 「家なのに次の人」って聞き返す主人公の純粋さも、天使の「は?」も、二人の温度差がすごく好きです。続きが気になります…!