どっこいしょ~!
今回で完結できたら完結させます()
ではどうぞ~
ちゅっと静かに部屋に響く
静かに鳴る秒針と共に
俺達の唇が離された
kn「………え…?」
shk「…….ぶ、….る…く…?」
彼をゆっくりと見上げる
俺は何が起きたか何度も考えても答えは同じだった
キスされた。ぶるーくに
分かりきっているのに
何度も何度も何をされたか考えてしまうんだ
kn「………..」
shk「うわぁッ!!」
すると急にきんときに手を引っ張られる
shk「ちょっ!!きんとき!?」
そのまま俺の手を引いてドアへ向かう
shk「おいッ!!何すんだよ!」
ぶるーくのことも言いたいこと山々だし、
何よりきんときのことも何も話してないんだ
俺は空気を切り裂くようにきんときの手を振り払った
shk「お前ッ….」
俺が口を開こうとしたとき
kn「……帰るよ..シャケ」
ゾワッ
shk「…あッ….きん…とき…ッ..?」
きんときの声が重なった
闇に染まったような目
怒りどころではない
目の深く深く奥の奥まで闇がめり込んでいるような
蒼かったはずの綺麗な瞳は
いつの間にか怒りに覆われて黒く深くなっていた
kn「……….」
俺の手を引いたまま振り返る
shk「..ッ …」
正直ぶるーくのことも詳しく問い詰めたいけど
今のきんときを前に出来たもんじゃない
kn「…….」
するとまたきんときがぶるーくの方を見たけど
俺にはどんな顔をしているかなんて見えなかった
けど、ドアを開けて、外に出るとき
br「ははッ….おっかねぇ顔~…」
と、少し震えた声が聞こえたのは確かだった
ガチャッとドアが開く
すると
kn「ベット行くよ…」
そう言って俺の体を姫抱きされる
shk「はっ!?ちょっ!!」
抵抗しようときんときを見ると
kn「仕置きするから..今うちに抵抗しときな」
と、重い返事を返される
嫌だ
今は襲われたくない
まだ話したいことが山ほどあるんだ
男同士の行為は妊娠しない
だから俺達は快楽であ互いの愛を確かめ合う愛の行為として体を交わしてきたのに
偽りの愛で体を交わしたくなんてない
なんせ
浮気した体となんて尚更だ
shk「ッ…離せッ…!」
俺は恐怖心を押さえて必死に睨んだ
俺よりきんときの方が体が大きいから肉体的な抵抗は出来ない
kn「…………何….その目」
shk「ッ….!」
すぅっと刃物のような目付きで睨まれる
俺は一気に込み上げる恐怖心を押さえた
グサッと包丁が刺さるでもない
ジャキッと刀で斬られるでもない
すぅっと紙で切られたような痛みが心に入る
致命的な傷ではないけどじんじん痛むきんときの視線は
この表現が最も適切と言っても良いほどだった
shk「……あ…」
目から暖かい水が溢れる
もう散々泣いたのに
泣きつかれていたはずなのに
だけど今は悲しいでもない
嫉妬でも怒りでもない
俺の中を巡っているのは、紛れもない
恐怖だった
コメント
15件
あ"ぁぁぁぁーー!!!(うるさい) (彼女はとりあえずこの作品がすごいという事を伝えています)
わぁぁぁぁぁ!!! 大好きぃぃぃぃぃぃ!() 面白すぎ👍マジで天才
なんだッッその表現は…紙で切るなんて表現とても素人じゃできなくないですか!?