テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ちゃちゃ🐈️💜🩵
29,169
#楽しんでね
ぷわぁー
103
2,026
コメント
4件
うんうん!やっぱり独日は神、好きすぎる!そして今回神作をかける作者様はすごい!
18禁見t.........((((((((殴)
ゆっちゃんさん、第2話読ませていただきました〜! ドイツさんの、あの「迷惑だと思ったことは一度もない」って言葉、すごく胸にきました。普段は厳しい上司が、日本の涙を見てあそこまで優しくなるギャップがたまらないですね…!雑炊を食べさせてくれるシーンも、照れくさそうな日本の反応とドイツさんの真剣な眼差しが対照的で、二人の距離が急接近したのが伝わってきました。続きがすごく気になります!
こんにちは。
独日は年中旬です。
訳:独日増えろ
《注意》
独日
政治的意図・戦争賛美等一切無
地雷さんは⇦
オフィスの静まり返ったフロアで、パソコンの画面がやけに眩しく目に突き刺さる。
キーボードを叩く指先がまるで鉛のように重く、視界の端がぐにゃりと歪んだ。
まとめなければいけない資料の文字が、頭の中で意味を成さずにすり抜けていく。
(……はぁ、あと、少しです………っ)
ここ数日、徹夜と残業を重ねていたツケが回ってきたらしい。体の芯が熱く燃えているのに、指先は氷のように冷たい。
ふらつく頭でペンを取ろうとした瞬間、トントン、とデスクの仕切りが軽く叩かれた。
「……日本」
低く、けれどどこか聞き慣れた響きにハッと顔を上げる。 そこに立っていたのは、日本の上司であるドイツだった。
「ド、ドイツさん……。す、すみません、もうすぐ今日の分は終わりますから……」
「そういう話をしているわけではない」
一刀両断された低い声に、日本は息を呑む。 至近距離で見上げるドイツの顔は、いつもの冷静なエリートのそれではなく、眉間を深く寄せた、見たこともないほど険しい焦燥の色に満ちていた。
ドイツの大きな手が、ガタガタと震える日本の額にそっと触れる。
「っ……! 熱があるじゃないか、日本。……何度言ったら分かるんだ、お前は」
普段の厳しいお説教とは違う。その声は、掠れ、微かに震えていた。
立ち上がろうとした日本の足元が盛大にふらつき、バランスを崩してそのままドイツの胸へと倒れ込む。それを、ドイツは迷うことなくしっかりと両腕で抱き止めた。
「あ、れ……私、どうして……」
「立っていられないだろう。今日の業務はここまでだ。……俺の家へ行く」
「えっ、わ、私の家ならすぐ近くに……!」
「お前のあの不適当に片付いた部屋じゃ、まともな看病もできない。……拒否権はない。行くぞ」
ドイツは日本を誰にも渡さないとばかりにしっかりと支え、強引に自分の車へと連れ出したのだった。
ドイツの自宅は、彼の人柄をそのまま映したかのように、塵一つなく整えられていた。
ソファに降ろされた日本は、熱に浮かされた頭でぼんやりと天井を見上げる。
「……す、すみません。ドイツさんの貴重な時間を奪ってしまって……」
「お喋りは後だ。じっとしていろ」
そう言ってキッチンへ消えたドイツは、わずか数分後、湯気を立てる小さな鍋とタオルを持って戻ってきた。
几帳面な彼のことだ、きっとこういう時のための救急セットや栄養食のストックも完璧に用意されているのだろう。
ドイツは日本の隣に腰を下ろすと、手際よく濡れタオルで額の汗を拭い、冷えピタをそっと貼り付けた。
ひんやりとした心地よさに、日本は思わず小さく息を漏らす。
「……冷たいか?」
「いえ……気持ち、いいです。ありがとうございます、ドイツさん……」
「はぁ……礼を言うなら、自分の体をもう少し大切に扱えと言いたいところだがな」
口では呆れたように言いながらも、その手つきは驚くほど優しかった。
さらにドイツは、温め直したばかりの野菜と卵の雑炊を器によそい、スプーンですくって日本の口元へと差し出す。
「……口を開けろ。お前はもっとちゃんと食え。」
「あ、あの、自分で食べられます……!」
「熱が三十八度を超えている人間に、そんな気力はない。……ほら、口を開けろ」
「っ!? さ、さすがにそれは恥ずかしいです……!」
真面目な顔で羞恥心を抉ってくるドイツに、日本は真っ赤になりながらも、逆らえずに大人しく口を開けた。
じんわりと優しい出汁の味が、疲弊しきった胃と体に染み渡っていく。
(……どうして、この人は……)
いつも仕事に追われ、自分のことで精一杯だった日本にとって、こうして誰かに大切に扱われる経験はあまりにも眩しかった 。
こんな風に世話を焼かれる理由が分からず、胸の奥がキュッと締め付けられる。
「……ドイツさん」
「なんだ? まだ食べるか?」
「そうじゃなくて……。どうして、そこまでしてくれるんですか? 私は、ただの部下で、大して要領もよくないのに……。迷惑ばかりかけているのに、どうして……っ」
張り詰めていた糸がプツリと切れたように、日本の目からポロリと涙が零れ落ちた。
自分の不甲斐なさと、ドイツのあまりの優しさに耐えきれなくなったのだ。
その涙を見た瞬間、ドイツの手がピタリと止まった。 器をテーブルに置くなり、ドイツは日本の方へと体を寄せ、震えるその肩をしっかりと抱き寄せた。
「……迷惑だと思ったことは一度もない」
耳元で紡がれた声は、低く、切実だった。
「お前が誰よりも必死に、真面目に仕事に向き合っているからこそ……俺は、ずっと近くで見ていた。無理をして倒れるくらいなら、俺がすべてを管理して、ここに縛り付けておきたかったくらいだ」
「……え……?」
「……これ以上、俺以外の男の前でそんなボロボロの顔をするな。お前が気になって仕方がないのは……俺なんだから」
それは、几帳面なエリートが長年隠し続けてきた、誰にも譲れない独占欲と恋心の告白だった。
熱に浮かされた部屋の空気の中、日本は戸惑いと胸を焦がす熱を感じながら、そっとドイツの胸に顔をうずめた。
「……ありがとう……ございます……」
「…はぁ、だから、礼を言うならもっと自分を大切にしてほしいとさっき言ったばかりだろう。」
呆れたような、ため息混じりの声でそう言いながら日本の肩を優しく撫でた。
そして、愛おしい我が子を見るような優しい瞳で日本を見つめた。
社畜な日本さんとそんな日本さんを気にかけている几帳面な上司のドイツさんが好きです。
個人的には、ドイツさんはそこまで社畜って感じではなく、きっちりした優秀な社員にしたいと思ってます。
ただ書き始めると日本と2人で社畜をやらせたくなるんだ。しょうがないよね。社畜組が好きなんですよ。好きなものは好き。仕方ない。
独日はどんな関係でも美味しいです。
誰か独日を恵んでください。
読んでくださりありがとうございます。
それでは。