車掌が乗客に言った。
終着駅に着く旨を。
乗客は降りる準備を始めた。
唐辛子という名の人物はどこか一点を見つめて放心状態。
そう、これがこの本をかいたりしている張本人だ。
(※中の人は笠島にいったことはありません。そもそも存在しないんよな)
唐辛子はポケットの中をゴソゴソした。
切符を入れたはずだが、、、と思い探す。
ない。
ない。
あ、詰んだ。
この一言に尽きる。
車掌に言って切符紛失の手続を済ませてから降りようと考えるすぐに支度をし、、、終えた。
財布とスマホしか持っていないので手軽だ。
唐辛子が男でよかったと改めて実感したのだった。
いろんな行き先に人が散っている。
しかも、電車の中に一同集合していた人だ。
つい数分前まで。
人が多い。
デパートとかいろいろある。
スタジアムも近くにある。
ここ、塚山は笠島電車一番の乗降客数を誇る。
この駅が所謂”ターミナル駅”というやつだ。
数年前では真逆の立場だった。
近くには繁華街。
何がとは言わないけどそういう建物だってあった。
なんなら日雇いセンターだってある。
政府直結の。
関東或いは関西の某所といっても良いだろう。
いまは全部キレイに変わった。
昔の面影が全くもってない。
再開発はすごいものだと思った。
笠島駅からひげみたいに生えた支線もこの駅が終点。
この話も完結。なはず。
開発をミスったニュータウンだったり競艇場だったりがひしめき合う笠島近郊や欠陥駅だったりがある塚山近郊。
どこまでもは続かない線路の旅。
この駅で終わりとなります。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
この列車は回送列車になります。
もしも希望があったり好評なら笠島電車Ver.2を作成すると思います
いいねとかを連打してグラサンかけてグラタンをたべていれば自動的にシン・笠島電車が出ることでしょう。
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