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四季
「はぁ…はぁ…」
肩で息をし、未だ全身に血を浴びている小柄な軍人は意識を朧気にしながら立っていた。
「大丈夫ですか?日帝さん」
モノクルをした紳士はいつもは澄ました様子の顔を苦しげに歪ませながらそうその軍人─大日本帝国こと日帝に問う。
「Oh~…こんなところでくたばられちゃ困るぜ?猫Chan!」
「だぁかぁら!!貴様ァ!私は猫では無いっ!!あとちゃん付け止めろと言っているだろう!!!」
ピキリと青筋を立てながら回らぬ頭を何とかフル回転し、らしくなく声を荒げ反論する。
日帝にいつもの様にちょっかいをかけるサングラスをし、(日帝曰く)無駄に図体の大きい男はAHH!と笑い声を上げる。しかしその笑い声にはいつもの余裕は伺えない。
「こら。アメリカ…日帝さんを揶揄うのはよしなさい。日帝さんも反応しない」
「だって親父ぃ~!」
「はい…ごめんなさいイギリスさん…」
大男─アメリカはモノクルの男かつイギリスに噛みつくが、日帝は急激にしおらしくなりおとなしくなる。
「えっ!嘘ぉ!…日帝Chanってやっぱ親父に弱いよな…」
ぐちぐちと未だ拗ねているアメリカをさておき、日帝は刀を持ち直す。
日帝とていつもアメリカの軽口に付き合ってなどいない。
そう、いつもの無視している余裕を奪われるほど、目の前の敵が強いのだ。
「おしゃべりは終わったか?」
アメリカよりも体格の良い男が口を開く。
「Yer,んな急かすなよ」
アメリカがその男に対し軽口をたたく。それと同時に2·3発と小銃を発泡した。
それに合わせてイギリスがレイピアで男に切りかかる。
それを男はどこからともなく取り出した鎌にてその攻撃を止める。
その内に目にも止まらぬ速さで男の後方に回った日帝は愛刀の刃を男の首へ向け──…
「──っ!!」
「はっ!ほっっせぇな。お前の腕」
腕を鎌を持たぬ方の手にて捕まれた。その男と日帝は60cm近く身長差がある。その為首へ刀を届けるのに距離があり、時間がかかる。そのせいで対応された。
男はその大きな手で日帝の女の様に細い腕を折ろうと力を込めた。
それに気づいたイギリスが更なる攻撃に転じるが鎌で軽くいなされてしまう。
アメリカも慌てて銃を何発か撃つが…
「Fack!!!玉切れだ!!」
最悪のタイミング。しかしながら二国の攻撃で少し男の気をそらすことが出来た。その内に日帝はさながら猫が如くジャンプし─
捕まれた腕が折れるのも構わず、寧ろ軸にして男の顔面に流れる様に美しい蹴りをブチ込んだ。
「──ッ!!!」
男は日帝の思わぬ反撃に驚き手を離し顔を庇う。
イギリスと日帝はそこ内にその男から距離を取り─、三国そろって逃走した。
「Oh!流石はNinzyaの国!beautiful kickだったぜ!!」
「黙らっしゃいバカ息子。日帝さん大丈夫ですか?」
「え、ええ…。子供の頃からこんなのは日常茶飯事でしたから…それにしても逃げれて良かったですね…久しぶりに愛刀を使いました」
『え…えぇ…』
イギリスとアメリカは日常茶飯事という言葉に驚き口をつむいだ。
しかし、1拍置き、さっきの飄々した様子はどこへやら。アメリカが真剣な顔をして言葉を発す。
「まぁ~…しょうがねぇよ。もう受け入れるしかない」
ソビエト政府の成立を
「~~~っっ…痛ぇ…」
大男─ソビエトは顔に手をあて、呻き声を上げながら座り込む。
「あ”~…逃しちまった…まぁそれは良いか…にしても…」
ソビエトは顔を押さえていた手を離す。それは自身の鼻と口から溢れた血で真っ赤に染まっているが…
「細かったな…」
かの軍人の腕を掴んだ手を見、感触を思い起こしていた。
「けど…暖かった…」
まるで骨しか無いのではないかと思わせる腕だったが…春の日光の様な温もりがあった。
「日帝…だっけ…」
イギリスとアメリカが読んでいた名を想起する。
「めっっちゃ可愛い女だったな…ってか、女って軍人なれるんだなぁ」
体の動きから予測し、ソビエトは日帝が女であると予想する。
事実、それは当たっていた。
「あ”ぁ~…やっべぇ…」
己を諫めるが如く鎌を持っていた手も使い顔を覆う。
一息深く呼吸をすると、少し手をずらして燦々と地を照らす太陽を、迎陽花のごとく優しい目つきで見つめる。
そして一瞬でその目を欲でギラついた目に歪ませ、頬を興奮した様に赤らめる。片手を顎にあて怪しげに口を三日月形に裂けさせる。
冬だがそのがその日がかの太陽の様な軍人を想起させたのだ。
あの春に咲く徒名草が如く儚き雰囲気を携えた彼女を。
嗚呼、春が待ちどおしい。
ソビエトは玉石混淆の感情を声色にのせ、呟いた。
「あいつが欲しい」
1918年 ロシア革命により、革命の広がりを恐れた日本·アメリカ·イギリスは軍事干渉であるシベリア出兵を行う。
しかしこの試みは失敗し─
1922年12月25日 ソビエト社会主義共和国連邦、ソ連成立。
ふぇぇえええいい!!熟成しに熟成した作品です!!一年ほど寝かせましたかね。文字にすると短く感じて悲しいや。ソヴィくんがちょくちょく気持ち悪くてすみません。個人的にソヴィくんはちょいと気持ち悪いくらいがいいなぁって思っておりまして…
あと、ナチにてが私最推しcpなものでして、途中から三角関係が…ってなってくるところをあると思います…全員純愛なので。そこは安心してもらって。
えっちは…たぶん無いかと…あまりにも要望多かったりしたら入れるかもですが…
ここまで読んでくださり、大変有り難う御座いました!!!めっちゃ嬉しいです!!😆😘❤️❤️❤️❤️❤️次の話はハートが50個ぐらいたまったらを目安にしようと思います。では!!