スプラトゥーンパロです。
一緒に遊んでたな〜と思ったのと、前から書きたかったスプラネタを書かせてもらいました。
スプラ分からない人の為にざっくり説明します(読まなくても大丈夫です)
前置き長くて本当にすみません⬇
スプラ:イカとタコが自分の色で縄張り争いするノーマルゲーム(4対4)
ガチマ:ガチマッチの略(特殊なルールで試合をする。熟練の方が遊ぶランクマッチの様なもの。)
ゲソ:人間で言う髪の毛の部分
この話には同性愛を含みます。
ご本人様とは一切関係ありません。
感想貰えると嬉しいです。
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「らっだぁ、ガチマ行こうぜ、」
ロビーから少し離れたカフェテラスの下で、携帯を真剣に見てるらっだぁに声をかける。
今日はお互い暇な時間があったから、先週一緒に遊ぶ約束をしていたのだ。
「ぐちつぼ、、、丁度いいや。ちょっときて」
らっだぁは、そう言うと自分の隣の椅子をぽんぽんと優しく叩き、「横においで」とサインを送る。
不思議に思いながらも、らっだぁに指定された椅子に座る、座った瞬間らっだぁはずいっと顔を寄せジッと俺の顔を見始めた。
何か言う訳でも、してくる訳でもなく、ただ俺の顔を見つめてくる。
むず痒く、どうすればいいか分からずキョロキョロと目を泳がすことしか出来ずにいると、
「俺の家に遊びにおいでよ。」
突然らっだぁはそう言い、ふにゃっとした笑顔を見せた。
なんでまた突然、、、何を考えてんだ、コイツは、
らっだぁの言葉に返事をせずに黙り込んでいるとらっだぁムスッとした顔になり、
「嫌なの?この後予定ないでしょ?」
「そもそも俺と遊ぶ約束してたんだから、」
と新しいおもちゃを買って貰えなかった子供のように、頬を膨らませ、「自分は今怒っている」と分かりやすく不機嫌になっていた。だけど少しすると、
「俺と遊びたくないの?」
そう言いながら、急に悲しそうな顔をさせながら俺の目を見つめ始めた。不機嫌になったかと思ったら突然弱々しくなるらっだぁの 様子が何故だが愛おしく、思わず笑ってしまう。
「メンヘラかよ、いいよ、行こ。俺もらっだぁと遊びたかった。」
そう言いらっだぁの手を握って立ち上がる、するとらっだぁも立ち上がり、嬉しそうに1つぴょんっとスキップを踏み「いこ〜」ときの抜けた声を出し俺の手をしっかりと掴んだままカフェテラスから出ていく。
そのまま鼻歌を歌いながら、らっだぁは自分の家へと案内していく。
らっだぁの家に昼前から遊びに行けることが嬉しく、油断していると自分の口元がニヤけしてまう。
らっだぁとは付き合いが長いが、家に遊びに行くのは片手に収まるぐらいしか行ったことがなかった。実際何回ぐらいだ?ふと思い、自分の手で数えようと思い、片手を上げようとした自分の片手がらっだぁにぎゅっと握られていることを思い出し、
顔が一気に熱くなるのを感じた。
別にただの友達だし、友達同士で手を握ることなんて当たり前だろ、何照れてんだ俺は、、、
今日はじんわりと暑く汗が出てくる。暑さのせいだと思い込もうとするが、熱が収まることは無かった。
当の本人は握ることが当たり前かのような態度で何食わぬ顔でしっかりと俺の手を握っていた、 手汗がじわじわと出てくる、慌てて手を離そうとらっだぁの手を力いっぱい振り、らっだぁの手から逃れる。
心臓のどくどくという音が耳の裏にまで聞こえてくる、確認しなくても顔が熟したトマトのように赤くなっていることが何となくわかった。自分の今の顔を見られたくなくらっだぁから目をそらす。
何でこんなことで照れてんだよ、ガキかよ、、、くっそ、、。
恥ずかしさより惨めな気持ちに段々なり、余計顔を見れなかった、
なんて言おうかと悩んでいると
「嫌だった?」
その声にハッとし顔を上げる、
ペチンッと小さく音がなった瞬間、自分の額が痛くなる。よく分からず額に手を当てらっだぁをもう一度見ると、数秒前に出した悲しそうな声とは裏腹にニヤニヤとしながらこっちを見ていた。
「え?な、なに、、、」
「んー?やっとこっち向いたなーっと思って。」
額の痛みはらっだぁにデコピンをされた痛みだった。露骨に手を振り払ったことを怒っているのかと不安になったが、らっだぁの笑顔を見て安心した、
「あ、うん、ごめん。」
「なんで謝るの?」
「いや、ちょっと、、、感じ悪かったなぁって思って。」
あーと言い、楽しそうにケタケタと笑う
「別に怒ってないよ、俺もごめん、急に手繋いで。」
らっだぁは子供のような笑顔をみせ、「じゃあ行こうか、」と言い歩を進めていく、なんだかこの時間がくすぐったく、この時間が最後になるような、少し寂しい気持ちを奥にしまい込み、 もう少しだけこのままでいたいと、らっだぁより少しだけ遅く歩いてついて行く。
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街から離れた小さな住宅街につく、綺麗な建物だがよく見ると少しヒビの入った建物や、つる植物がびっしりと生えた家もあった、街とは真反対な静かな住宅街に蝉の鳴き声が響く。
らっだぁが細道へと進む
「こんな道通ったっけ?」
見慣れない道を通ってくことを不審に思い、らっだぁに声をかける。
木漏れ日に照らされらっだぁの白い肌が見え、真っ青な海のようなゲソが光る。
「日にずっと当たってるの暑いだろ?それにこっちは抜け道なんだよ、」
確かにらっだぁのいる道には木が多く生えており、陽の光はほとんど遮られていた。
なるほどね、と一言言いながら 汗を拭い、らっだぁのいる小道へついて行く、ふと見ると、らっだぁの顔からも汗が出ている事に気づきジッと顔を見つめる。
垂れそう、、、
らっだぁの横顔に触れるとじんわりと暖かい頬に自分の指が触れるのを感じた、
「あっ、、、」
らっだぁと目が合う、その視線が太陽よりも暑い熱を持っていることに気づき、
直ぐに手をらっだぁの顔から離そうと後ずさるが、らっだぁは自分の顔に触れていた俺の手をぎゅっと握った。らっだぁの頬の体温と触れている手の熱が一気に伝ってくる。
「どうしたの?」
ふふっと鈴を転がしたような笑顔をみせ、俺を愛おしそうに見る、その目から逃れることも出来ず、口をパクパクと動かすことしか出来ずにいる俺を他所にらっだぁは、口を閉じずに喋り続ける。
「ここさ、ほとんど誰も来ないんだよ」
らっだぁが自分の頬を俺の手に預けるように擦り寄せる。
「本当は、家で試したかったんだけどさぁ」
にんまりと笑い鼻と鼻が着きそうな程の近くまで顔を寄せられる、らっだぁに息がかかりそうになり息を咄嗟に止める。
「さっき薄い本で読んだやつなんだけど、」
さっきよりも近く顔を寄せられ、唾を飲み込む。
「キスするとさ、お互いのゲソインク混ざるんだってよ。」
「きっ!?」
そう言った、らっだぁは俺の唇を舌で舐める。驚いて思わず口を開いてしまい、その一瞬の隙にらっだぁの柔らかい舌が差し込まれた。
「ん”っ!」
抵抗もできないまま口の中を好き放題にされる、自分の舌がらっだぁの舌で舐められ、ぬりゅとした感覚が口の中に広がったと思うと、そのままらっだぁは舌で俺の上顎をなぞり、俺の弱い部分を見つけては、優しく舌でなぞった。
無意識のうちに舌を重ね、らっだぁの熱を求めるように絡みついてしまう。
段々腰に力が入らず、脚がぶるっと震える。らっだぁはそんな俺を支えるように優しく背中を撫でてきた、その感覚に脳が溶けそうになってしまう、
「ふっ、、、んんっ。ぅっ、」
苦しい、
上手く息ができず、声が漏れると同時に息を絶え絶えに吐くことしか出来なかった。
ちらっと俺を見たらっだぁは、 ぐるりと口内を舌で掻き回した後に青緑色の糸を引きながら、俺の口かららっだぁの舌が離れていく。
「俺に合わせてみて、」
優しく言い、ね?と俺に言い聞かせ、らっだぁは俺の唇に自分の唇を重ねるとそのまま、 らっだぁは小さく1度を息をする、それを感じ真似して息を吸ってみる、らっだぁはちらっと俺を見てから、俺の唇を噛み「口を開けて?」とサインを送る。
ゆっくりと口を少し開けるとらっだぁの柔らかく、熱い舌がまた口の中に滑り込んでくきた。
そのままらっだぁはさっきと同じように、俺の口内をぐるっと舌で撫でた。らっだぁが小さく息をするのを感じ、俺も小さく鼻でゆっくりと呼吸をしてみると、息苦しくならなかった。
らっだぁは俺の舌先をちゅぅと音を立てながら舌を吸ったかと思うと、そのまま絡みつくように舌を動かし、俺の口の中を好き放題にし、ぬりゅと音を立てていやらしく上顎をなぞる、電気が走ったような感覚が全身に伝わる。
今ここに人が来たらどうしよう?
そもそも俺とらっだぁは恋人でも無いし、ましてや男同士で、、、、
ふわふわとする頭で考えていると、突然舌に痛みが走る
「いっ、!、ふぁ、、、」
「俺に集中して?」
そう言いらっだぁは俺の両耳を塞いだかと思うと、口の中をくちゅといやらしい音を立てながらキスをし始めた。耳を塞がれ自分の口の中から聞こえる”その”いやらしい音が響く、腰がゾクゾクと掻痒感がはしり、ビクビクと身体が反応する。
「んッ!ふぅ、、、、はっ、ぁあ、、」
身体に力も入らず、押し寄せてくる快楽に身を委ね、情けない声を漏らしてしまう。
らっだぁの唾液と自分自身の唾液が舌で絡む、脳がどろりと溶けたような感覚になるとらっだぁは俺の口から離れていく。
物足りなさを感じ、半開きになった口から青色のインクが垂れてしまう、
よく見るとらっだぁのゲソはゲソ先に行くにつれて青から緑になっていた、
「かわいい、俺のインクの色に染まってる。」
「ぐちつぼのゲソの色、、綺麗だね。この木々達みたいな綺麗な緑。」
そう言いらっだぁは俺の頭に優しくキスをする、何も考えられなく、身体の熱を抑えられずに上がった息を落ち着かせようとする。
らっだぁはそんな俺に構わず、そのまま押し倒す勢いで身体のあちこちにキスを落としていく、近くの木に寄りかかる状態で俺はそのまま倒れるとらっだぁ、ふふっと笑い「ほんとに色変わるんだぁ」と呑気に言っていた。
「ねぇ、イカ状態になれる?そのまま続きしたい。」
らっだぁの熱い視線から逃れることも出来ずそのままどろりと溶け、イカ状態になった俺を優しく抱き上げ、らっだぁ細道を早足で抜けていった。
――終わり
(自我が少し喋ります、スプラのよくみるネタなんですけど、スケベしたりキスしたらお互いのゲソ色混ざるってめっちゃ良〜〜!!ロマンの塊でしかねぇ、、って思って欲望に負けて描きました。)
コメント
12件
ぇ……あの…らだぐち美味しいです、ありがとうございます…!!!!!!
めっちゃ好きです!!!話の内容も文章の書き方も!!!!文章の例え方上手すぎませんか!?!?