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周りが言う”当たり前”ってなんだろうか。


「交際は異性とするもの」「恋は他人にするもの」


俺は皆んなが思う”当たり前”とは違う。


好きが届かない、、そんな恋


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n「たく、おはよう」

t「おはよ、、、早いね」


寝起きで、ほのぼのとした優しい声で答える兄。その人こそ俺の好きな人。幼い頃からずっと憧れてた人。そして、いつの間にか”恋”をしていた。


n「だってレッスンあるし、たくだってレッスンあるでしょ?」

t「まぁ、、、でもそんな早く起こさなくても今日の入り遅いし、、、」

n「早起きは三文の徳っていうでしょ?さっ、起きよ」

t「えぇ、、、じゃあ抱っこしてよ」

n「絶対自分で歩いた方が早いって。笑」

t「けち、、、分かったよ」


そんな事をいいながらも起きて何故か嬉しそうにする兄。期待させてくる。



t「そういえば、⚪︎⚪︎日のレッスン、合同でやるんだよね?」

n「あー、確かにそうだったね」

t「楽しみだなぁ。なおの所のメンバーにも久々に会えるし」


微笑みながらワクワクしてる兄。俺は嫉妬心に駆られた。俺のグループのメンバーに久々に会えるから嬉しいのか、、、俺と一緒にやれるから嬉しいって思って欲しかったと心のどこかで思ってる。


n「俺も、楽しみ」


そう言った俺は、素直に笑えているだろうか。きっと大丈夫。


n「もうこんな時間!じゃあ、行ってくるね!」

t「おう、気をつけて行ってこいよ」


前まで兄に送り迎えしてもらっていた。だけど、やっぱり負担を減らすために1人で行くことにした。


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n「たく、おはよう」

t「おはよ、、、早いね」


優しい声で起こしてくれる弟。その人こそ俺の好きな人。俺には無いものを持っている、弟ながら尊敬する人。そして、いつの間にか”恋”をしていた。


n「だってレッスンあるし、たくだってレッスンあるでしょ?」


俺のことを気にかけてくれる気遣いの出来る弟。


t「まぁ、、、でもそんな早く起こさなくても今日の入り遅いし、、、」

n「早起きは三文の徳っていうでしょ?さっ、起きよ」


ここで少し弟を試すようなことをしてみる。


t「えぇ、、、じゃあ抱っこしてよ」

n「絶対自分で歩いた方が早いって。笑」

t「けち、、、分かったよ」


やっぱりダメか、、。でも、そう言って笑う弟の笑顔は可愛い。



t「そういえば、⚪︎⚪︎日のレッスン、合同でやるんだよね?」

n「あー、確かにそうだったね」

t「楽しみだなぁ。なおの所のメンバーにも久々に会えるし」

n「俺も、楽しみ」


弟と一緒にレッスンが出来ることが嬉しかった。でも俺は嫉妬心に駆られた。きっとメンバーと距離が近いんだろうな、、って。


n「もうこんな時間!じゃあ、行ってくるね!」

t「おう、気をつけて行ってこいよ」


そう言った俺は、ちゃんと笑えているだろうか。、、多分大丈夫だろ。


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レッスン場



n「おはよ、、」

t「おはよう、なおくん!」


そう言いながら近づいて、ハグしてくる彼。昔からの友達。そして大切なメンバー。俺への愛が強すぎて少し困ってるけど、そこがメンバーとして愛おしい。


n「朝から近いって、暑い」

r「てった、そんなに近いと嫌われるぞ?笑」

r「れい、ありがと。笑」


笑いながら冷静に止める彼も昔からの大切なメンバー。思考が大人でグループの中で賢い。


t「はーい、、、」

e「なおくん、おはよう!」

n「おはよ、えいく」


元気に挨拶してくれる彼。運動神経抜群、そして歌も上手い。神様は彼に何物与えているのかと思うぐらいだ。


k「おはよう、、、」

n「けんしん、おはよ」

k「んー、、、」


俺の後から来た彼。まだ頭が働いていない様子。そんな彼は背が高くスタイルがいい。誰からも愛されるような人柄の持ち主。


r「こりゃ、まだ頭働いてないな。笑」

h「皆、準備してレッスン始めるよー」

n「はやと、おはよ」


こんな個性溢れる俺たちを統率する彼。ラップがレベチに上手い。俺の憧れでもある。何故なら俺もラップ担当だからだ。


h「なおくん、おはよ!」



h「よし、始めるよ」



そんなメンバーには秘密がある。

それは、


“付き合っている”


ということだ。それもメンバー間で。

俺は兄が、はやとは弟が好きということで他の4人が付き合っている。


t&e k&r ペア


自分たちの間の秘密で、誰にも言っていない。それもそのはず。世間的に”普通”ではないのだから。

皆は基本、オフ以外は普通の振る舞いをする。きっと、心の中では嫉妬と闘っているのだろう。

えいくは特にだ。俺への愛が強い彼の行動は嫉妬させるものばかり。もちろん、えいくを一番に好きなのは分かるが気持ちを考えて欲しいところでもある。

そんな4人を見守るのが俺とはやとの役割。いつか、こんな関係になれたらなって、、、ね。叶わない願望かもしれない。それでも”いつか結ばれる”と信じて日々を過ごす。


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n「ただいまー」

t「おかえり、お疲れ様」

n「うん、ありがと」


帰ってくるとコーヒーを出してくれた兄。こういう気遣いに惹かれる。何も言わなくてもやる男。


n「先に帰ってたんだね」

t「今日は少し早めに終わったから」

n「たくも、お疲れ様」

t「ありがと、じゃあ、、、ん、」


手を広げて待つ兄は、まるでハグを求めるように。


n「、、、何?」

t「俺にもご褒美頂戴」

n「いいけど、何が欲しいの?」

t「だから、、、ッ俺にもコーヒー入れて」

n「うん、分かった。でも自分でも入れれば良かったのに。笑」


あー、、少し意地悪しちゃった。でもハグをしたとしても多分きっと何も考えてないハグだろう。俺は兄とハグする時は両思いである時がいいな、、、っていつになるのかな。笑



「「乾杯」」


2人でコーヒーを飲む。幼い頃はジュースを2人で飲んでたのに今ではコーヒー。大人になったなぁ。


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n「ただいまー」

t「おかえり、お疲れ様」

n「うん、ありがと」


疲れただろう弟にコーヒーを出す。少し甘めに。


n「先に帰ってたんだね」

t「今日は少し早めに終わったから」

n「たくも、お疲れ様」

t「ありがと、じゃあ、、、ん、」


俺は、また弟に試すようなことをした。まるでハグを求めるように。


n「、、、何?」

t「俺にもご褒美頂戴」

n「いいけど、何が欲しいの?」

t「だから、、、ッ俺にもコーヒー入れて」

n「うん、分かった。でも自分でも入れれば良かったのに。笑」


まったく、、鈍感な弟だ。でもハグをしたとしても多分きっと何も意味のないハグだろう。



「「乾杯」」


2人でコーヒーを飲む。幼い頃はジュースを2人で飲んでたのに今ではコーヒー。大人になったなぁ。


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深夜


t「なお、また明日な。おやすみ」

n「うん、また明日。おやすみ」


こう言って1日が終わる。背中合わせで寝る日々が、向かい合って寝れる日になりますように。


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コメント

1

ユーザー

両片思い🫣🫣 続きめっちゃ楽しみー!!!

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