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久しぶりの夜中の任務。
俺とカゲツはいつも通り敵を倒し、自宅へと帰る。冬の夜は寒く、俺の隣でちょこちょこと歩く恋人ははぁっと白い息を吐き、指先が赤くなった自身の手を必死に温めている。今年も雪が降りそうだな。
最近お互い忙しくて出かけることも減った。カゲツともっと一緒にいたい、、、
「…なぁ狼。確か近くに僕たちの母校あったよな?」
『あー。そういやこの辺だったな』
「折角だし行かへん?いや行くぞ!!」
『はぁ”!?お、おい!』
カゲツは俺の手を引っ張り、忍者自慢の足の速さで走る。俺でも息が切れそうなくらい速く、強い風が吹いてきてより寒さが増す。でも何故かこのとき、彼の冷たいはずの手が暖かく感じた。
何年ぶりに見ただろうか。
学校は学生の頃よりも小さく見え、壁は白く塗装されていて綺麗になっていた。カゲツは躊躇うことなく正門を乗り越えようと脚を掛ける。
『はっ、マジで入んの?』
「そーだけど何?」
『いや、もし誰かに見られてたらさぁ…』
「僕ともっと一緒に居たいって言ったん誰かなぁ〜」
聞こえてたのかよ…//
プール、駐輪場、体育館に中庭…それらの場所を久しぶりに見ていると今までの思い出が蘇る。そして俺たちは同じクラスになって、初めて出会った時の教室へと足を運んだ。
そこは学生時代…いや、人生で一番の思い出の場所だ。カゲツが俺に想いを伝えてくれた場所。今にもこの熱い気持ちが溢れそうで心がそわそわして落ち着かない。
廊下は薄暗くてカゲツの顔が見えないのが少し惜しいが、離れることのない手をしっかりと握りしめ、俺は歩幅を合わせて歩く。
『案外教室は変わってないんだな』
「ほら見て!僕がこっそり椅子の裏に落書きしたやつ、まだ残っとる!」
『ハッほんとだ笑てかこれ描いたのお前かよ笑』
『クラスで結構話題になってたぞ』
「みんな何て言っとった!?」
『バケモンいるやんって笑』
「ナンヤ!どーみても僕の傑作、わたくもくんやろっ!!」
『いやバケモンやね笑』
こんな他愛の無い会話、学生時代もよくしてたな。
移動教室だりぃ〜とか、今日顧問休み!?よっしゃあ!とか。今思えば全て良い思い出だったなと実感する。
「おい!隠れるぞ!!」
『はっ!?』
俺はまたカゲツに腕を引っ張られ、教卓の中に入る。
『急に何だよ、狭いだr』
「しっ」
カゲツは片手で俺の口を塞ぎ、もう片手で自身の口の前で人差し指を立てる。少し教卓の中から顔を出し、廊下を見る。警備員が来たのだろうか、遠くから懐中電灯の光が這うのがみえる。俺は思い出に浸っていて人の気配に気づかなかった。
隠れることが出来たのは良いが流石に大人2人でここは狭すぎるだろーが…//
カゲツが俺に覆いかぶさり向き合っている体勢なため、つい目が合ってしまう。カゲツの体温もよく感じる。
「…ロウって良い匂いするよな」
『はぁ”!?//』
カゲツは俺のお腹に優しく手を置き、顔をだんだん近づける。
俺の視界が大好きな人で溢れていく。
「甘くて、もっと近づきたい…」
『ちょ、!?カゲツ落ち着けって!//』
ゴンッ
「いてッ!」
するとカゲツが少し頭をあげた瞬間、教卓の裏に頭をぶつける音がした。その音に反応するように、警備員の足音が止まる。
〈誰かいるのかー?〉
『おい、お前が頭ぶつけるから!!』(小声)
「…やべ」
老人の警備員は俺たちが隠れている教室に入って周りを見渡している。
どうする…?このままだと絶対バレるぞ。正直に出てくるか?でも街を守る正義のヒーローが学校に侵入しただなんて世間に知られたら今後の活動にも支障をきたしてしまう。
一か八か、、、
『…ニャー』
〈?なんだ猫かぁ〉
我ながら最悪な判断だったが、なぜか奇跡的に効果はあったようだ。あまりにも少女漫画でよくみる展開…ベタすぎんだろ。
「じゃ、続きするか」
『はッ!?』
「いや、もう僕止められんのやけど」
『ここ何処だとおもっt、ッッ//』
『…ッふ//ッ…かげ、つッッ//』
俺に最後まで喋らせることもなくカゲツは慣れた手つきで口内に舌を入れてきた。身体がだんだん熱くなる。良い大人がこんなところで隠れてするのは駄目だと思っていても、なぜかもっと欲しがってしまう。俺たちは互いに顔の角度を何度もかえながら口をつけたり離したりを繰り返した。
唇が離れた瞬間、息が混ざるほどの距離で見つめ合う。もう少し触れていたいと思い、俺からまた近づこうとしたその時、
「…続きは帰ってから。な」
と彼は微笑みながら言った。その声に、胸の奥がきゅっと鳴った。
「あ、もしかしてここでシたいんか?」
『ちちげぇーよ!//』
そう言いながらも、俺の心臓の高鳴りはいつまで経っても止むことがなかった。