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おねえちゃぬ…
夢。1
ここは私の家だ。
その2階。
私を恐怖と蝶が包み込んでいた。
状況は分からない。
床にも壁にも天井にも、
無数の蝶が羽ばたいている。
綺麗な色鮮やかなその羽が今は恐怖の羽でしかない。
蝶を踏んだらどうしよう。
私は蝶を踏まないように空中で足を動かした、
それはどこぞの部族の舞にも見えたかもしれない。
私はその恐怖から逃げるために本能的に母親の部屋へ行った。
子供の防衛本能だ。
母親の部屋は蝶が少ない。
床に数匹いるだけだ。
母親はベットの上にいた。
母親は言った、
「蝶は心なんだよ、だから落ち着いていれば、蝶は減るんだよ、」
私は母親の言った通りにしました。
それはもう、無になるくらいに。
寺のお坊さんにも勝るくらいに。私は真剣だ。
目を開けたら蝶は少なくなりました。
歩ける、あの恐怖は怖かった。
怖い、こわい、コワイ。
とても怖かった。
ふと、後ろから感触がしました。
手を叩かれたのです。
それは母親の姉でした
そしてこう言いました。
「これ夢だから覚めな」