テラーノベル
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白い天井だった。
まぶたの裏に残る眠りの重さが、ゆっくりと剥がれていく
体が沈むような柔らかいベッド
シーツの匂いは清潔で、かすかに消毒液の残り香が混じっている
……ここ、どこ?
視界が定まらない
ぼんやりとした光が、部屋の隅から差し込んでくる。カーテンの隙間から漏れる朝の陽射しだろうか
体を起こそうとして、腕に違和感。点滴の針が刺さっていた。細い管が、透明な液体を静かに送り込んでいる。
「――っ!」
誰かの息を呑む音がした。
視線を動かすと、ベッドのすぐ横に二人の人影があった。
一人は白衣を着た男。
二十代前半くらいだろうか。眼の奥の瞳が驚きに揺れている。何となくだが見た目的に医者であるのが分かった。
もう一人は――袴姿の男。
深い紫色の袴を着ている。年齢は二十代前半に見えるが、どこか時代錯誤な佇まい。
その顔は、驚愕と、喜びと、深い悲しみが一瞬で混じり合ったような表情を浮かべていた。
二人は同時に、息を止めたように固まっていた。
「……お兄さん?」
最初に声を出したのは、白衣の男だった
声が震えていた。涙が、ポタポタと垂れている
「晴明……! お前、目、覚めたのか……?」
隣の袴の男が、ゆっくりと手を伸ばしてきた。
指先が、僕の頬に触れる。冷たくて、でも震えていて。
その手が、僕の頬をそっと撫でるように動いた瞬間、涙がぽろぽろと零れ落ちた。
「――生きて……本当に、生きて……」
袴の男の声は、嗚咽に変わった。
肩が震え、髪が揺れて、顔を覆う。
泣いている。
めちゃくちゃ、泣いている。
僕は、混乱したまま、ただ見つめていた。
知らない人たちだ。
でも、なぜか――
胸の奥が、温かくなる。
知らないはずなのに、懐かしいような、痛いような、優しいような……。
「誰……ですか?」
僕の声は、掠れていた。
二人の動きが、ぴたりと止まった。
白衣の男の瞳が、光を反射してきらりと光る。
袴の男は、顔を上げた。涙で濡れた瞳が、僕をまっすぐに見つめる。
「……え?」
白衣の男が、呆然と呟いた。
「今……何て?」
「えと、二人は誰、ですかって……」
繰り返す僕に、二人は顔を見合わせた。
高橋の顔から、血の気が引いていく。
袴の男は、唇を強く噛みしめ、目を伏せた。
長い沈黙の後、 袴の男が、ゆっくりと口を開いた。
「……俺は、蘆屋道満だ」
声は低く、かすれていた。
「ここは、百鬼学園。俺は学園長で、それで……。晴明をこの学園に誘った人、、だ。 」
そして、隣の白衣の男を、ちらりと見た。
「あいつは、高橋明。医者だ。」
高橋が、苦しげに笑った。
「お兄さん……本当に、本当に覚えてないの?」
僕は首を振った。
「覚えて……ないです。僕、誰なんですか?」
二人の表情が、崩れた。
道満は、深く息を吐き、涙を拭った。
それから、ゆっくりと、僕の手を握った。
強く、でも優しく。
「……お前は、安倍晴明だ」
その名前を聞いた瞬間、
胸の奥で、何かが小さく、ぱちんと音を立てた。
知らないはずの名前なのに。
知らないはずの二人なのに。
なぜか、涙がこぼれそうになる。
「忘れてるなら無理に思い出さなくていい、だからこれからもこの学園の教師で居てくれないか?」
道満の声は、優しかった。
部屋に、静かな朝の光が満ちていく。
知らない場所で、知らない二人に囲まれているのに、
なぜか、胸が温かい。
これが、始まりなのか。
それとも、続きなのか。
僕には、まだわからない。
でも、この二人の涙と、温もりが嘘じゃないことだけは、わかる。
――ここから、何が始まるのだろう。
一旦終わりです!
いやぁ久しぶりに小説書いてみたけど、正直難しい
取り敢えず、難しい言葉使えばそれっぽくなるという根性論の私だから、意味不な所とかあるかもですが大目に見て欲しいです!!
初投稿で、誰も友達とか出来てないから、いっぱい仲良くして欲しい!!
見てくれた人はもうお友達✨✨
書き方とか前垢とあんま変わらんからバレてたらどうしよう💦って気持ちあるけど、頑張る💪
コメント
1件
うーん、中々難しい、、、言葉選び大変💦 小説読むのめちゃ好きなのに、いざ書くと思い通りに書けない現象なんなん