テラーノベル
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R18 (初なので控えめ)
「いふ…ッ、も、むり…っ」
擦れきった声でそう溢すのがやっとだった。
一体どれだけの時間が経ったのか、もうまったく分からない。何度も夜が明けたんじゃないかと思うくらい、頭の中はボロボロに甘い熱で溶かされていた。
社会に呑まれた弱い身体はとっくに限界を迎えていて、指先ひとつ動かすことすらできない。シーツを固く握りしめていた手も、今はただベッドの上に力無く投げ出されている。
「っぁ、は、ぁっ……! ん、あ゛…ッ♡」
頭の中が真っ白になって、呼吸の仕方すら分からなくなる。
誰かにこんな風にぐちゃぐちゃにされて、理性を吹き飛ばされるなんて……人生で一度も経験したことがない。まさに、初めて知る感覚だった。
「ないこ、俺のこと見て?」
覆いかぶさるIfの額から滴る汗が、俺の頬にポトリと落ちる。
暗闇の中で合わさる視線。彼の瞳はどこまでも熱く、俺のことしか映していない。その強い視線に射抜かれるだけで、体の奥がまたキュッと跳ねてしまう。
「……ほんま、最高」
耳元で低く囁かれたかと思うと、さらに深く、強く身体を重ねられた。
「あ……っ、やっ、いふ…ぅ…っ♡♡」
もう声を作ることもできなくて、ただ彼に抱きついたまま、甘い快感の波に何度も押し流されていく。
もう窓の外で雨の音が少しずつ小さくなっていくのも気づかないくらい、理性をぐちゃぐちゃにされていた
「っあ……ぁ……♡♡」
何度も波のように押し寄せる快感に、もうまともな声すら出ない。喉から漏れるのは、自分でも聴いたことがないような甘くて掠れた鳴き声だけだった。
「ふふ、もう限界?可愛いなぁ」
Ifは愛おしそうに俺の頬を撫でると、髪に何度も優しいキスを落とした。さっきまでの激しさが嘘のように、甘く、包み込むような手つきで身体を抱き寄せてくる。
「……俺の体温、ちゃんと感じてます?」
「っ……ん……ふ……」
返事をする体力すら残っていなくて、俺はただIfの胸元に顔を埋めて、小さく頷くことしかできない。トントンと規則正しく打つ彼の力強い心臓の音が、俺の耳に心地よく響く。
「……雨、やみましたね」
ふとIfが静かに呟いた。
言われてみれば、あんなに激しく窓を叩いていた雨音が消えていて、部屋の中にはお互いの静かな息遣いだけが残っている。
「……最初はほんまに、雨宿りだけのつもりやったんです」
Ifは俺の背中をゆっくりとなぞりながら、少しだけ照れくさそうに笑った。
「でも……ないこに会えてよかった。……ちゃんと『お支払い』、受け取ってくれた?」
「っ……払いすぎ、バカ……っ」
かすれた声でそう吐き捨てると、Ifは「あはは、すみません」と嬉しそうに目を細めた。そして、俺の腰を優しく引き寄せ、掛け布団を頭の上までかぶせてくる。
「お疲れ様。…後処理はやっとくから」
「おやすみ」
おでこに落とされた温かいキスを最後に、俺の意識は心地よい疲労感と一緒に、深い深い眠りへと落ちていった。
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コメント
1件
うわああああ第3話…!雨宿りからまさかこんな展開になるとは思わなかったよ〜〜😭💕 Ifくんの「俺のこと見て?」って台詞がもう…甘くて尊くて死ぬかと思った…。 理性ぶっ飛ばされる描写、エモすぎて何度も読み返したよ…! 雨がやんだ後の静かな空気と、お互いの鼓動だけが残る感じ、すごく好きです。 「払いすぎ、バカ」って精一杯のツンデレ返しも可愛すぎるし、 おでこにキスしておやすみって…優しさの暴力やばい…!! だいす🎲さん、素敵な作品をありがとうございます🥺💖 次回も楽しみにしてますね〜!